先日、東京 六本木のグランドハイアット東京で行われたデルアンバサダー2周年記念サンクスパーティーにて2019年版 DELL NEW XPS 13(9380)の実機を触らせていただき、2018年版と比較を行いました。
その時の様子はこちらの「2019年版 DELL NEW XPS 13(9380)と2018年版(9370)の実機を比較します! #デルアンバサダー」の記事でご紹介していますのでこちらもご覧ください。
今回、この2019年版XPS 13(9380)の1か月間の体験モニターを実施させてもらえることができましたのでレビューしていきます。
デルアンバサダーは、公式ホームページから登録を行うことでなることができ、特に資格などは必要なく、どなたでも登録することが可能で登録はもちろん無料です。
2019年5月現在、9,345名ほどの方がデルアンバサダーとして登録しています。
デルアンバサダーになると今回私が招待いただいたデル アンバサダー2周年記念サンクスパーティーや新製品発表会などのイベントに無料で参加できたり、今回の私のように最新パソコンを1カ月無料モニターすることができるなどの特典があります。
NEW XPS 13(9380)のスペック
以前ご紹介したASUS ZenBook 14は固定スペックでしたが、XPS 13はスペックを自分好みにカスタマイズして購入することが可能となっています。
今回、私が1か月モニターとして貸し出していただいたPCのスペックはこのようにストレージを除いて最高スペックのもの(定価234,980円相当)ものでした。
- CPU : Core i7-8565U
- メモリ : 16GB
- ストレージ : 512GB
- ディスプレイ : 4Kモニタ(タッチ対応)
- 本体色 : ホワイト
XPSは、私が所持している2018年版(9370)からとても完成されたPCでしたが、唯一、カメラがディスプレイの下にあることによって顎から映ってしまうということがありましたが、2019年版(9380)ではディスプレイの上にカメラが移動したことによって映りも自然になり、更に評判が良くなっています。
NEW XPS 13(9380)をレビュー
外観
本体色は、シルバー/ローズゴールドと新色のホワイトの3色展開となっています。
このホワイトがとても綺麗で作業していてとても気持ち良いです。
XPSシリーズは、DELLのPCの中でもフラッグシップモデル(最上級モデル)に位置づけられているため、どこから見ても精巧に作られていて家の中だけでなく、思わず外に持ち運んで使いたくなる外観に仕上がっています。
本体の重量も1.23kgと軽いことに加え、11インチ並みのサイズですので片手で簡単に持ち運ぶことができるのもとても良い点です。
ディスプレイ
ディスプレイは4Kに対応しています。
そのため、写真のように4Kの動画はもちろん快適ですし、事務作業でも文字がくっきりと見えるため、気持ちがよく、作業がどんどん捗ります。
また、最近のPCの主流である狭額ベゼルを採用してディスプレイですが、XPSはほかの狭額ベゼルと比べても一段とベゼルが細く、本体に対する表示部分の割合はなんと80.7%もあり、本来の狭額ベゼルはこれだと言えるでしょう。
そしてタッチディスプレイも搭載しており、スマホの扱いに慣れている方でも簡単に操作することが可能です。
タッチの精度も高く、かなりスムーズに操作することができました。
タッチ操作を使うと指紋が気になるかなと思ったのですが、かなり目立たないように作られていて指紋が気になることはありませんでした。
キーボード
キーボードの特徴としてはタイピング音がとても小さく、カフェなどでの作業でも回りを気にせず作業することが可能なものになっています。
私が普段使用している2018年版のキーボードもかなりタイピング音は小さかったのですが、2019年版のほうがさらに音が小さくなっていると感じました。
キーボードに関しては公式には変更があったということは発表されていませんが、変更が加えられているのかもしれません。
XPSのキーボードで分かりづらい部分があるとすれば初期設定では、ファンクションキー(F1~F12)がキー左上の表示のショートカットキーに割り当てられています。
そのため、例えばブラウザの更新を行いたいときはCtrlキーの隣に配置してあるFnキー + F5を押す必要があります。
これを通常通り、F5のみでできるようにするにはFnキー + Escキーを押すことで通常のPCと同じようにファンクションキーが効くようになるという特徴があります。
また、トラックパッドの上のほうも安価なPCの場合、少し押すとベコベコへこんでもの凄く気持ち悪いのですが、XPS 13はそういうこともなく、しっかり押せばクリックもできますし、変にへこんでしまうということはなく、しっかりした作りになっています。
拡張ポート
拡張ポートは、画面に向かって右側にUSB-Cポート(電力供給、DsplayPort対応)、MicroSDカードリーダー、イヤホンジャック、左側にThunderbolt3(USB-C)x2が付いています。
USB Type-Aポートが付いていないのは残念ですが、標準でUSB-CからUSB Type-Aへ変換できるケーブルが付属していますので他に何も購入する必要なくこれまで使用していたUSB機器を利用できます。
また、どのUSB-Cポートも電源供給に対応していることも大きな特徴です。
他の安価なPCの場合、USB-Cポートが複数付属していたとしても電源供給はその中の1つのみといったモデルも多くあります。
しかし、XPS 13はどのポートに電源を接続しても充電可能ですので例えばPCの左側に壁があってケーブルを繋ぐのが難しい場合は右のポート、逆に右側に壁がある場合は左のポートに電源を接続するということも可能です。
この辺りは、フラッグシップモデルならではきめ細かさですね。
動作
今回も前回のASUS Zenbook 14と同様に起動時間とベンチマークソフトのスコアを計測しました。
起動は、ログイン時のパスワード入力オプションをオフにしておいて電源ONから適当なフォルダを開くまでの時間としました。
ベンチマークソフトは、ドラゴンクエストXとファイナルファンタジーXIV 紅蓮のリベレーターを使用しています。
起動時間(n=10) | 最速:15.79 | 最遅:17.29 | 平均:16.33 | |||
ドラクエXベンチマーク | 標準品質(1280x720) 評価:とても快適 スコア:9161 | 最高品質(1280x720) 評価:とても快適 スコア:9418 | 標準品質(1920x1080) 評価:快適 スコア:6015 | 最高品質(1920x1080) 評価:普通 スコア:4628 | 標準品質(3840x2160) 評価:重い スコア:1379 | 最高品質(3840x2160) 評価:重い スコア:1054 |
FF14ベンチマーク | 標準品質(1280x720) 評価:快適 スコア:4647 | 高品質(1280x720) 評価:やや快適 スコア:3184 | 最高品質(1280x720) 評価:普通 スコア:2292 | 標準品質(1920x1080) 評価:快適 スコア:4791 | 高品質(1920x1080) 評価:快適 スコア:3511 | 最高品質(1920x1080) 評価:普通 スコア:2345 |
起動して使用できるまでの時間は16秒程度とZenBook 14よりも1秒ほど遅いですが、十分高速でストレスは全くありませんでした。
ちなみにデスクトップが表示されるまで11~12秒程度でした。
ベンチマークの結果は、どちらのゲームもフルHD(1920 x 1080)の最高品質でも遊ぶことは可能ですが、ドラクエで4Kで遊ぶことは難しそうです。
しかし、ドラクエに関してはGeForceを搭載しているZenBook 14とよりも良いスコアを出していました。
GPUを搭載していないのにこのスコアを出せるのは素晴らしいですね。
付属品
XPS 13には、電源ケーブルと先ほどもご紹介した、USB-CからUSB Type-Aに変換するケーブルが付属しています。
これらの付属品も本体のホワイトに合わせてホワイトのものが付属していました。
私が所有しているシルバーの場合、これらのケーブルの色は黒になっていますが、しっかりと本体色に合わせられているのは全体のバランスを損なわないためとても良いですね。
サイズ
XPS 13は、その名の通り14インチディスプレイを搭載していますが、狭額ベゼルを搭載しているため、11インチ並みの大きさになっています。
13インチのケースに入れてみるとこのように縦と横の両方とも余ります。
ただ、11インチのケースでは少し小さめですので汎用的なケースというよりは、専用のケースを一緒に購入すると良いと思います。
(MacBook 12インチのケースでもうまく収まりませんでした)
DELL XPS 13を買うメリットはある?
このサイトではコスパの高いPCをご紹介していますが、DELL XPS 13はそれらに比べると値段が高めです。(安いものでも126,980円~)
これは別にぼったくりというわけではなく、値段が高いのには理由があると今回改めて感じました。
CPUやメモリだけなら他のコスパが安いものともあまり変わらないかもしれませんが、フラッグシップモデルであるXPS 13にはこちらのきめ細かさがあります。
- ディスプレイが抜群に綺麗で快適。
- タイピング音が静かで手への負担の少ないキー。
- トラックパッドの変なところがへこまず、高級感がある。
- アルミ削り出しの外観でとにかくカッコいい。
- GPU未搭載でもパフォーマンスが高い。
- どのUSB-Cポートでも充電可能。
- 本体色に合わせたケーブル類。
- OSやソフト類のバージョンアップが1タップで簡単にできる。
1つ1つは小さなこともあるかと思いますが、PCは1度購入すると基本的には何年も使用するものですから小さなストレスを排除してくれる仕組みのあるXPS 13は素晴らしいPCに仕上がっており、予算が許すのであれば買って損はないと思います。
最後に
XPS 13はさすがDELLのフラッグシップモデルというだけあって完成度がとても高いです。
Windows搭載のノートPCで予算があるからオススメは?と聞かれたらこちらのXPS 13を間違いなくオススメします。
また、XPSには今回ご紹介したもののほかに15インチモデルのXPS 15も展開されています。
大きいディスプレイがいいという方はXPS 15も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
より良いPCを選んでかっこよく快適に作業を行いましょう。
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