2019年3月15日にHUAWEIの13インチモバイルノートパソコン(PC)であるMateBook 13が発売されました。
HUAWEIは、スマホでも低価格 / 高スペックのコスパが高い端末を出していることで有名ですが、PCでも今回発表されたMateBook 13はかなりコスパの良い端末になっているようです。
ですが、PCの場合は価格が安いものは実機を見るとやはり安っぽかったりしますが、このMateBook 13はどうなるか気になるところですよね。
今回は、発売日前の3月13日に開催されたASCII.jpさん主催のHUAWEI MateBook 13 ASCII読者レビュー会@角川アスキー総合研究所セミナールームに参加することができ、実機をたっぷりと触ることができましたのでそんな気になるところをレビューしていきます。
HUAWEI MateBook 13のスペック / 価格
まずは、HUAWEI MateBookのメーカー発表のスペックや価格をまとめました。
最低スペックは、10万円を切る低価格であるものの、CPUは第8世代Core i5、メモリは8GBと動画編集などの高負荷な作業をしない限りは十分なスペックを備えています。
また、上位モデルは、第8世代Core i7のCPUを搭載し、ストレージが512GBとなりますが、それでも12万円前半ととても良心的な価格設定です。
メモリは16GBに増やすことはできないということから位置づけはフラッグシップモデルというよりはエントリーモデルに近いということになります。
ただ、繰り返しになりますが、エントリーモデルと言っても高負荷な作業をしない方にとっては十分すぎるほど快適に利用できる端末に仕上がっています。
ちなみに私が普段利用しているDELL XPS 13とMateBook 13のCore i5モデルの同等のスペックの場合、152,980円(メーカー直販サイト)となっており、とても魅力的な価格設定となっています。
MateBook 13レビュー
外観について
MateBook 13の本体色はスペースグレーの1色のみになっています。
AppleのMacBookのスペースグレーとだいぶ近いという印象です。
DELL XPS 13と比べるとXPS 13は横長なのに対し、MateBook 13は正方形に近いです。
重量は、メーカー発表値は1.28kgということでとても軽く、十分外へ持ち運び可能ですが、本体色のせいか数値よりは若干重たく感じました。
本体上部のロゴは、印刷などではなく、金属が張り付けられていて簡単には剥がれたりすることはなさそうなのは良いですね。
厚みに関しては、実際は14.9mmとXPS 13とほとんど変わらなかったものの、MateBook 13のほうががかなり厚く見えてしまいます。
ディスプレイについて
MateBook 13の大きなポイントの1つはディスプレイの大きさです。
MateBook 13もXPS 13もどちらも13インチのPCですがこのようにMateBook 13はかなりディスプレイが大きいことが分かります。
どちらも13インチであるのは間違いなく、嘘をついているわけではないのですが、これだけの違いがあります。
XPS 13は横長の画面のため、13インチですが、画面の高さが小さくなっているということですね。
これによりXPS 13は本体の小ささを実現できているとも言えます。
画面の大きさとともに低価格PCと思えない解像度(2160 x 1440)となっているため、多くの情報を精細に表示することが可能になっています。
ベゼルに関してはMateBook(写真左)もかなり狭かったですが、XPS 13に比べると太くなっていることが分かります。
キーボードについて
キーボードもとても良かったポイントです。
キーストロークが他のノートPCに比べて深くてキーをタイプした感覚がとても良くて打ちやすかったです。
また、キーの大きさもXPS 13に比べて大きく打ち間違えも少なくなると思います。
私は現在XPS 13を使っているので多少違和感がありましたが、数日で違和感も無くなってとても早くタイピングできるのだろうなと感じました。
そしてタイピング中の音が小さかったことも良かったです。
家の中でしかPCを使わない人は多少タイピング音が多くても良いかもしれませんが、MateBook 13のようなモバイルノートPCは外に持ち出すことが前提のため、カフェ等で作業をしているときにタイピング音がうるさくては周りの人にも迷惑になってしまいます。
そんなときでも周りを気にしなくても作業できるくらいタイピング音が小さかったことが良かったですね。
拡張ポートについて
拡張ポートは、USB-Cポートが2基とヘッドホンジャックのみというシンプルな構成になっています。
充電は画面に向かって左側からしかできないということでもう一方は単純な拡張ポートとなっています。
こう聞くとちょっと物足りなさを感じるかもしれませんが、MateBook 13にはHUAWEI MateDock 2と呼ばれるUSB-C HUBが付属しています。
このMateDock 2には、HDMIポート / VGAポート / USB-Aポート / USB-Cポートがついていてわざわざ別にHUBを買う必要がないというのはとても嬉しいポイントです。
指紋認証付き電源ボタン
最近のPCでは一般的になりつつある生体認証機能ですが、低価格のMateBook 13でもしっかりと実装されています。
電源ボタンとは別に指紋認証ボタンを設けているPCもある中、MateBook 13ではユーザーの利便性を考えて電源ボタンを押すのと同時に指紋認証を行えるということです。
これにより、パスワードの入力が不要で楽にスマホのロック解除と同じようにPCにログインできます。スマホで培った技術を十分に生かせていますね。
顔認証については残念ながら未搭載でした。
付属品について
MateBook 13の購入時に付属してくるアクセサリとしましては、先ほどご紹介しましたポートの拡張を行うことができるMateDock 2とUSB-C電源アダプターおよびUSB-Cケーブルです。
電源アダプターに関してはこのように少しへこみがあり、ケーブルを外す際に滑ってアダプターを落とすことがないような工夫が施されています。
最後に:スペックも欲しくて安いPCが欲しい方にオススメ!
MateBook 13のポイントをまとめておきます。
ポイント!!
- 低価格なのに高スペックでコスパが最強。
- 13インチだが、大きく高解像度(2160 x 1440)のディスプレイ。
- 打ちやすいキーボード。
- USB-C HUB(MateDock 2)が付属。
- 指紋認証センサー(電源ボタン兼用)搭載。
外見のスタイリッシュさはXPS 13には敵わないかなと思いましたが、スマホでもコスパの高い端末を世に送り出しているHUAWEIだけあってPCもとにかくコスパの高いPCに仕上がっていました。
当初心配していた安っぽさはなく、外出先でも十分使えるPCになっています。
このMateBook 13は、とにかく安くてスペックの高いPCが欲しい方にはもってこいだと思います。
MateBook 13には、Core i5モデルとCore i7モデルがありますが、Core i7モデルにするとストレージも512GBと2倍とかなりハイスペックになりますがそれでも価格は12万円台ととても安いので少し余裕があればCore i7モデルにすることでかなり快適に利用できますのでオススメです。
また、Office付きのモデルも用意されていますが、せっかくコスパが高い端末なので完全なOffice互換性を求めていないのであればこちらの「Microsoft Officeは高くて使えないという方に朗報!安価でOffice互換性があるソフト3選!」の記事でご紹介しているようなフリーもしくは低価格のOfficeをご利用になってみてください。
コスパ最強のモバイルノートPCで快適なPCライフを実現しましょう。
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