みなさんはパソコン(PC)のデータはちゃんとバックアップしていますか?

仕事用のPCには重要な会議の議事録や契約書類などのビジネス文書も入っているでしょうし、家庭用のPCであれば家族や友達との思い出の写真やお子さんの運動会の映像などの大切なデータが入っていることでしょう。

そんな大切なデータですが、バックアップを取っていない方も多いのではないでしょうか。

しかし、PCに保存されているデータは必ずバックアップを取らなければいけません

なぜならPCは壊れるからです。PCなんて壊れないでしょと思うかもしれませんが、けっこう壊れます。

私は、システムエンジニアでサーバエンジニアも兼ねているのですが、24時間365日動き続けることを前提に作られているサーバですら結構壊れるものなのです。

そのため、割と頻繁に部品の交換などを行っています。

そんな1年中動き続けなければいけないサーバですら壊れるのですからPCも壊れるのは当然なのです。

症状によっては壊れてからデータを取り出すこともできる場合もありますが、余計にお金がかかってしまいますし、大変なのでバックアップはマメに行うことは必然です。

といってもバックアップの取り方が分からない方も多いと思いますので今回はそんなサーバエンジニアの私がバックアップ方法をご紹介します。

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1. クラウドストレージ

クラウドストレージ

堅牢度の高さ ★★★★★

※データが消えずに守られる度合い

セキュリティの高さ ★★★☆☆

料金の安さ ★★☆☆☆

手軽さ ★★★☆☆

クラウドストレージは、クラウド(インターネット)上にあるストレージ(データ保存領域)をレンタルできるサービスです。

代表的なものは、MicrosoftのOneDriveやGoogleのGoogle Drive、AppleのiCloudDropboxなどがあります。

メリット

  • ストレージの専門家たちが管理/運用してくれており、1箇所にデータを保存しておくのではなく日本国内だけでも東日本と西日本、もしくは海外のデータセンターといった複数拠点に同じデータを保存しておいてくれているため、地震などの災害時でもデータが守られます
  • インターネット上で申し込みができ、機器を買ってくる必要がありません
  • IDとパスワード、インターネット環境さえあれば基本的には世界のどこにいてもアクセス可能(中国ではGoogle Driveはアクセス不可と思われます)であるため、手軽にデータをバックアップしておくことが可能です。
  • データを特定のフォルダに入れておくと自動的にクラウドにバックアップしてくれる機能を有しているサービスも多いため、そのフォルダにさえデータを入れておけばバックアップを忘れてしまうというこもありません。
  • データが増えてしまい、クラウド上の保存領域が少なくなってしまった場合でもインターネットからの申し込みですぐに容量の増設が可能です。
  • 少量であれば無料で使用することができます。

デメリット

  • データ量に応じて月額料金がかかってしまうため、保存する容量が多ければ多いほど月額料金が発生してしまいます。
  • IDとパスワードが何らかの形で流出してしまった場合、データにアクセスされてしまう可能性があります。
  • インターネットがないとデータのバックアップが取れませんし、逆にデータの復旧を行うことができません

2. NAS(ネットワークアタッチストレージ)

NAS

堅牢度の高さ ★★★★☆

セキュリティの高さ ★★★★☆

料金の安さ ☆☆

手軽さ ★☆☆☆☆

NAS(読み:ナス)は、PCに接続して使用するものではなく、自宅などのネットワーク上に設置するストレージです。

私はこの方法でバックアップをしています。

メリット

  • 1度設置してしまえば毎回PCに繋ぐ必要もなく、簡単にデータをバックアップできます。
  • RAID(複数のハードディスクに分散してデータを書き込み、ハードディスクが壊れてもデータを失わない仕組み)を組むことが可能です。
  • ネットワーク内の複数のPCから同時にバックアップできます。
  • インターネット回線が無くても自宅内にネットワークを組んでいればバックアップが可能です。
  • 製品によっては外出先からアクセス可能なものもあります。
  • 1度購入してしまえば月額料金は不要です
  • 製品によりますが、容量が少なくなった場合、容量の大きいハードディスクに買い替えることが可能です。

デメリット

  • 製品によってRAIDを構成できないモデルがあるため、注意が必要です。(2つ以上のハードディスクを搭載できる製品を選びましょう)
  • USB接続のハードディスクに比べると金額が高い
  • 外出先からアクセスする場合は、接続情報が流出してしまった場合、データにアクセスされてしまう可能性があります。
  • 容量が無くなってしまった場合、買い足す必要があります
  • 手順書は製品に同梱されているとはいえ、PC初心者は設定が少し大変です。
  • 自動バックアップは初心者では難しい
  • 地震などの災害時などでNASが壊れてしまった場合はデータが無くなってしまう

3. USB接続外付けポータブルドライブ

外付けHDD

堅牢度の高さ ★★

セキュリティの高さ ★★★

料金の安さ ★★

手軽さ 

USB接続の外付けポータブルドライブは、PCに直接接続することでバックアップすることが可能です。

安価で手軽なUSBメモリもありますが、データのバックアップという意味では容量が足りないため、もう少し大きいハードディスクもしくはSSD(ハードディスクより速くて壊れにくいが高価)なものを指しています。

メリット

  • 上記2種類のバックアップ手法に比べて安いため、手軽にバックアップができる。
  • PCと接続するだけで使用できるのでPC初心者でも簡単にバックアップが可能。
  • 小さいものが多いため、持ち運びでき、外出先でも使用可能なものが多い。

デメリット

  • 基本的に持ち運びしやすいように作られており、RAIDを組めるタイプのものは少なく、バックアップしたデータ自体が壊れてしまう可能性があります。
  • 容量が少なくなってしまった場合、増設することは難しいため、新しい物を別途購入することになってしまいます。
  • 自動バックアップは不可能なので手動でバックアップをする必要があります。
  • 地震などの災害時などでポータブルドライブが壊れてしまった場合はデータが無くなってしまう

まとめ

データを守る

どの方法もデータのバックアップはしっかり行えますのでどれだけ重要なデータでどれだけお金をかけれるか、また生活スタイルによってどの方法を選ぶかが変わってきます。

タイプ別おすすめバックアップ方法

  • どれだけお金をかけてもいいから確実にバックアップしたい人や出張等であまり自宅にいない人 : クラウドストレージ
  • バックアップ容量は多いが、月額料金は払えない人やクラウドはやっぱり心配だがしっかりバックアップをしたい人:NAS
  • とにかく安価で手軽にバックアップをしたい人やバックアップはしたいが重要度がそれほどでもないデータの人:ポータブルストレージ

バックアップをしなくてもPCは使えますし、壊れることがなければバックアップなんて必要ありません。

しかし、冒頭でも述べました通りPCはいつか壊れるものです。しかも壊れるときは突然壊れてしまうことも多いため、調子が悪くなってきてからバックアップしようとしていては間に合わないこともあります。

そうなる前に上記タイプ別おすすめバックアップ方法を目安にしていただき、しっかりデータをバックアップして大切なデータが無くなってしまうことのないようにしたいですね。

大切なデータは自分で守り、より良いPC生活を送りましょう。

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