みなさんは遠くにお住まいの家族などに「パソコン(PC)の操作が分からないから教えてくれ」と言われたことはありませんか?
LINEや電話を駆使して教えても、PCに詳しくない方の場合、「ブラウザを立ち上げて~」「エクスプローラを開いて~」という簡単なPC用語も伝わらず四苦八苦するということがあります。
自分が使っているPCから家族が使っているPCを操作できれば意外と簡単に解決できることもできますが、同じネットワーク内であれば簡単にリモートデスクトップ接続(RDP)できるものの、インターネット越しとなると簡単にはいきません。
そんなとき、インターネット越しでも相手のPCをリモートデスクトップ接続できるTeamViewerという無料アプリがありますのでシェアします。
TeamViewer(チームビューワー)とは?
TeamViewerとは、リモートデスクトップ接続で操作する側と操作される側の両方にアプリをインストールすることで難しい設定をする必要なく、とても簡単にリモートデスクトップ接続を可能にするものです。
TeamViewerの特徴はこちら。
- WindowsでもMacでも使用可能。
- PC同士の接続だけでなく、PCからスマホを操作したり、逆にスマホからPCを操作することも可能。
- 個人での利用であれば無料で使用可能。商用の場合は有料。
- IDとパスワードによる認証でセキュリティを担保。
TeamViewerのインストール
まず、TeamViewerのインストールを行います。
1. TeamViewerの公式ページにアクセスし、「無料でダウンロード」をクリックします。
2. ダウンロードしたファイル(TeamViewer_Setup.exe)をクリックします。
3. セットアップ画面がでますので「インストール」とTeamViewerの用途は個人の方であれば「個人/商用以外」を選びます。
※ユーザーアカウントの制御のダイアログが出ますので「はい」をクリックします。
4. このような画面が出ますので「終了」をクリックします。
5. TeamViewerが立ち上がりましたらインストール完了です。
TeamViewerの使い方
AというPCからBとうPCに接続したいという場合について説明します。
- リモートデスクトップの接続元(A)のPCと接続先(B)のPCのTeamViewerをそれぞれ立ち上げます。
2. 接続先(B)のPCのIDを接続元(A)のTeamViewerのリモートコンピュータの操作の「パートナーID」を入力し、「接続」をクリックします。
※パートナーIDは、接続元(A)のTeamViewerの遠隔操作を受ける許可の使用中のIDに表示されています。
3. パスワードを入力します。
4. 接続先(B)のデスクトップ画面が開き、リモートデスクトップ接続できます。
5. リモートデスクトップ接続を切断する場合は、画面上のメニューの左にあるxマークを押してください。
TeamViewerを使用する上での注意点
TeamViewerは安全に使用できる無料アプリですが、注意点もあります。
ID、パスワードの受け渡し方法
IDとパスワードが第三者に知られてしまうと勝手にPCに接続されてしまう危険があります。
※実際には接続されるとPCの背景が黒になるのですぐ分かるのですが。
そのため、IDとパスワードが第三者に知られないようにする必要があります。
一番やってはいけないのは1つのメールにIDとパスワードの両方を書いて送信することです。
私のおすすめは、IDはメールで伝え、パスワードは電話で伝えるなど別々の手段で行うことです。
もし、それでも不安であればTeamViewerのパスワード欄にカーソルを合わせるとパスワードを新しく発行することができますのでそちらをおすすめします。
使用しないときはTeamViewerを立ち上げない
もし、IDとパスワードを知られてしまったとしてもTeamViewerが立ち上がってなければ接続されることはありません。
そのため、使わないときはちゃんとTeamViewerを終了させておくことをおすすめします。
また、普段から頻繁に接続する必要がなければ無人アクセスのオプションはオフ(画像の状態)にしておいてください。
最後に
TeamViewerはとても便利なアプリで私も実家の親がPCの使い方が分からないと言われた時にはTeamViewerで接続して教えています。
電話やLINEでは伝わらなくても画面を実際に見ると理解してくれやすいのでこのようなケースでは重宝しますね。
また、外出先から自宅のPCにあるデータを確認したいときなどはスマホからでも接続することができますし便利ですね。
ぜひ活用いただいて快適なPCライフを送りましょう。
コメント