先日、スマホを買うなら高級スマホよりも格安スマホがおすすめだよという記事を書きました。
その理由については先日の記事をお読みいただければと思います。
iPhoneは種類が限られていますので、iPhoneを買うと決めてさえいれば予算次第でほぼ買うものが決まります。
格安スマホの場合は、メーカーも種類もたくさんあるため、値段だけで決めてしまうと使い勝手の悪いものを買ってしまう恐れもあります。
しかし、スマホの選び方なんて分からないという方が大半だと多います。
そんな方のために現役システムエンジニアの私がスマホの選び方のポイントをシェアします。
スマホ選びのポイント
スマホといってもiOSを搭載しているiPhoneとAndroidを搭載されているスマホがありますが、iPhoneの場合、先ほどお伝えした通り、予算でほぼ買うものが決まってしまうでしょうからここではAndroidスマホの選び方をご紹介します。
1. SOC(CPU)
SOCは、System on Chipの略でスマホの頭脳に相当するものとなっており、SoCの性能がスマホの性能に直結します。
SOCはパソコン(PC)のCPUに相当しますが、CPUはメーカーも限られているので分かりやすいのですが、SOCはメーカーが多いので分かりづらく、少し知識が必要です。
SOCを選ぶ際の最大のポイントは、コア数とクロック数です。
SOCにはGPUというグラフィック表示を担当する部品も搭載されていますが、コア数とクロック数が大きければ比例してGPUの性能も良くなっていきますのでコア数とクロック数を確認しましょう。
コア数は主にクアッドコア(4コア)とオクタコア(8コア)があります。コア数が多ければ多いほど高性能になりますのでなるべくコア数が多いものを選びましょう。
まれにヘキサコア(6コア)やデュアルコア(2コア)のものもありますが同様にコア数が多いものが高性能です。
クロック数は、このような表記(2.36 GHz / 4 + 1.7 GHz / 4)で書かれていることが多いです。
この表記は、2.36GHz(ギガヘルツ)のコアが4つと1.7GHzのコアが4つ搭載されているという意味となります。
これらの値が大きければ大きいほど高性能ということになります。
スマホでゲームをガンガンやる人であればオクタコア(8コア)でなるべくクロック数が大きいものを選びましょう。
ゲームはあまりしないという人であればクアッドコア(4コア)以上のものであれば問題なく使用できるでしょう。
2. メモリ(RAM)
SOC同様にメモリもスマホの性能に直結するのでしっかり見ていく必要があります。
メモリは2GB(ギガバイト)から最近では10GBのものまで発表されています。
多ければ多いほど優れているのですが、最低3GBのものにしましょう。できれば4GB以上のもののほうが安心できます。
ほとんどゲームしない私の場合でも通常時で1.8~2GB超のメモリを消費ていますので2GBのものでは動作が重くなり、いくら安い端末だったとしても使っていてストレスが溜まるでしょう。
3. バッテリー容量
スマホはバッテリーが重要なのはみなさんもご存知だと思います。
そのため、バッテリー容量も購入前にしっかりとチェックしておく必要があります。
現在のバッテリー容量の標準は、3,000mAh(ミリアンペア)前後ですのでそれを参考にしましょう。
さらに大容量になればなるほどバッテリー持ちが良くなります。
4. 通信機能
通信機能には、Wi-Fi、通常の通信のLTE、ワイヤレスイヤホンなどを接続するためのBluetoothがあります。
それぞれについておすすめご紹介しをます。
Wi-Fi:Wi-Fiは、802.11acの表記があることを確認してください。11acが現在では一番通信速度が速いため、11acに対応しているとWi-Fiに接続したときに快適に通信できます。(11acに対応しているWi-Fiが飛んでいる必要があります)
LTE:LTEに関しては、現在4Gという通信方式ですが、2020年ごろまでに5Gが登場する予定です。2018年現在ではあまり気にする必要がないですが、今後5G対応のスマホが出てきたときは5Gに対応していか確認しましょう。
Bluetooth:先日の記事でワイヤレスイヤホンの選び方のポイントの記事でご紹介したとおり、Bluetoothバージョン4.1以上のものにしましょう。
5. ディスプレイ
ディスプレイは画面サイズと解像度が重要になってきます。
画面サイズは、みなさん当然気になると思いますが、大きいと見やすい反面、端末のサイズも大きくなりますのでご自身の手のサイズなどに合わせると良いでしょう。
解像度に関しては、解像度が低いと画面の粗さが目立つようになり、解像度が高いほうが綺麗に見えます。
2018年現在ではフルHD(1920 x 1080)の解像度が一般的ですのでフルHDと同様かそれ以上(数値が大きいもの)のものを選びましょう。
6. カメラ
カメラの性能はインスタなどの見栄えにもかかわる大きな要素ですよね。
カメラの性能は主に画素数で確認することができます。
iPhone Xsの画素数は、こちらのサイトによるとメインカメラが1200万画素、インカメラが700万画素ということですのでそちらを参考にそれ以上の画素数のカメラであれば快適に使用することができます。
まとめ
最後にスマホの選ぶ上で重要なポイントをまとめます。
- SOC(CPU)のコア数、クロック数
- メモリサイズ
- バッテリー容量
- 通信機能(Wi-Fi、LTE、Bluetooth)
- ディスプレイのサイズ、解像度
- カメラ性能(画素数)
これらをチェックし、あとは予算に合わせれば失敗することはないと思います。
その他にも指紋認証や顔認証、おサイフケータイなど細かいことはたくさんありますが、これらはこだわりがあれば取り入れ、特にこだわりがなければご紹介した6項目に重点をおけば良いです。
値段は安くても高性能なスマホを選択し、快適なスマホライフにしましょう。
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