「お前が辞めたら誰がこの仕事をやるんだ!」「お前なんか他に行っても役に立たない!」などと言われ続け、「会社を辞めたいけど上司が怖くて言い出せない・・・」とか「辞めたいと言っても難くせつけて辞めさせてくれない・・・」なんてことはありませんか?
私は2007年に新卒で入社した会社を7年後の2014年に辞めましたが、本当はもっと早く辞めたいと思っていました。
私の場合は、絵に描いたようなパワハラ上司の存在、そんなパワハラ上司が出世していく風土、職位が私より上の人でもやったことのないような量を押し付けられ、「辞めると言い出せない空気」にずっと悩まされ、結局逃げるように会社を退職しました。
この時の精神状態は今思うと本当におかしくなっていて「隣のトラックが突っ込んできたら会社行かなくて良くなるな」とか「自分でお腹でも刺せば会社行かなくてもいいかな」と考えていたほどです。
そんなギリギリの状態で会社を辞めた数年後にネットでこちらの記事を見て退職代行サービスというものが存在することを知りました。
退職代行サービスは、私と同じような境遇のあなたの救いになるはずですのでぜひ知っておいてください。
退職代行サービスとは?
退職代行サービスとは、その名の通り、会社員やパート、アルバイトなどの退職を代行してくれるサービスです。
もう少し具体的に言いますと会社を退職する場合、おおまかにこのよう流れになります。
- 自分で上司や会社へ退職の意思を伝る。
- 引き継ぎや退職日などを相談する。
- 退職届を提出する。
- 有休消化や引き継ぎを行って退職する。
普通はドラマやアニメのように退職届を突然叩きつけるようなことはしないと思います。
退職代行サービスを利用することで上記1~4のうち、1~3を代わりに行ってくれます。
もう会社とは一切関わりたくない、上司や同僚の顔も見たくないという方は4の引き継ぎなんて無理と思う方もいらっしゃると思います。
そんな方はやらなくても大丈夫ですよ。
あなたが担当しているその仕事があなたにしか分からない状況になっているというのがそもそも会社としておかしいので「会社で何とかしてください。」というスタンスで構いません。
どんな状況で利用する?
退職代行サービスの内容はご理解いただけたかと思いますが、もしかしたら「こんなサービス使う理由が無い」「自分で言えばいいじゃん」「そんなサービス使うなんて会社に失礼だ」「お金がもったいない」なんて感じる方もいらっしゃると思います。
そのように感じた方は恵まれていますね。
ただ、自分で上司や会社へ退職の意思を伝えて合意を取るというこのプロセスをすることができない、もしくは意思を伝えてもうまくいかない方がいることも事実です。
私も先日の記事に書きましたが、かなりのパワハラを受けており、このプロセスをすることがとても辛かったです。
言葉ではこの辛さはなかな伝わらないのですが、当時は「朝このまま目が覚めなければいいのに」とか「通勤中に隣のトラックが突っ込んでこればいいのに」とか「自分の腹を包丁で刺せば会社に行かなくていいかな」などと本気で考えていました。それくらい追い込まれていました。
しかし、どうしても上司への恐怖や私が辞めたら今の仕事はどうなるんだろうとか余分なことを考えてしまい、どんどん退職の意思を伝えるのが遅くなってしまいました。
本来はもっと早く会社を辞めたかったのですが、なかなか会社に言い出せず、そうこうしている内に昇進が決まり、更に辞めると言い出しづらくなり、結局精神的に耐えられなくなって逃げるように退職を行うことになってしまいました。
このようにどうしても退職の意思を伝えることができない場合や退職の意思を伝えても上司に引き留められてしまう場合などは退職代行サービスがあなたと会社との間を取り持ってくれ退職の合意を取ってくれるため、なかなか会社を辞められない方には救いになりますね。
退職代行サービス一覧
退職サービスは、2018年から頻繁にメディアにもよく退職代行サービスが取り上げられてたくさんの退職代行サービスが存在しています。
ニコイチ
ニコイチは、株式会社ニコイチが運営しており、退職代行サービスが大きく認知されるかなり前の2004年からサービスを行っています。
株式会社ニコイチは、退職代行の他に謝罪代行、内定辞退などさまざまな代行を行っており、他社に比べてノウハウが蓄積されています。
そのため、料金も28,000円(税込み)と業界の中でも安価な料金設定になっています。
これまで退職代行を行った人数は4,500人以上、退職成功率100%、トラブルやクレームゼロと実績も十分のサービスですので安心してお願いすることができますね。
また、私もギリギリの精神状態だったように退職できないと悩んでいる方の中には精神面で不安を抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時にニコイチでは心理カウンセラーが在籍しており、サポートして貰えるという点もポイントですね。
EXIT
私が初めて退職代行サービスを知ったのはEXITだったように、EXITは多数のテレビなどのメディアに取り上げられている退職代行サービスです。
料金は正社員/契約社員が50,000円、アルバイト/パートが30,000円(税込み)となっており、退職完了まで追加料金を用意する必要はありません。
退職代行サービスEXITはEXIT株式会社が運営しており、2018年に設立したばかりの会社ですが、数々のメディアに取り上げられています。
その中のインタビューなどを読むと代表取締役の岡崎さん、新野さんが自身も会社を辞められなかった経験から同じように会社を辞めることができない人たちの役に立ちたいという思いが伝わってきます。
会社は若いものの、退職代行サービスとしての認知度が高く、多くの実績を積み重ねています。
代表取締役のお2人とも平成元年生まれ年齢も若く、同年代の方も多いのではないでしょうか。
そのため、いい意味で軽く接しやすく相談しやすいことがメリットと言えます。
SARABA
SARABAは、2,000件以上の退職代行を行っている実績のある退職代行サービスです。
SARABAは、合同会社ゼロが運営しており、行政書士の方が対応していただけます。
また、実績も2,000件以上と十分あり、損害賠償請求をされたなどのトラブルになったことは1度もありません。
また、SARABAの他のサービスとの違いは24時間電話対応可能ということで残業続きでなかなか他のサービスでは連絡ができないという方でも対応可能です。
料金も29,800円(税込み)と安価で仮に退職できないといった場合でも全額返金保証がついています。
弁護士法人 汐留パートナーズ法律事務所
最後は、汐留パートナーズ法律事務所です。
これまでは民間企業の退職代行サービスをご紹介しましたが、こちらは法律の専門家である弁護士の先生が対応してくれます。
これまでご紹介した3社も十分に実績を積んでおり、トラブルなども無いということですが、今後もトラブルが無いという保証は誰にもできません。
万が一退職後にトラブルが発生した場合、民間企業では対応できませんので別途弁護士の先生に依頼する必要があります。
その点、汐留パートナーズ法律事務所ではあなたが退職した後も法的にしっかりとサポートいただけますし、そもそもトラブルにならないような対応をしていただけます。
弁護士の先生にしっかりとサポートいただけるというのはとても頼りになりますね。
ただ、弁護士事務所ということもあって料金は着手金54,000円(税込み)とオプション費(払給料・残業代・退職金 等の請求に関しての成功報酬 経済的利益の20%)が必要です。
料金を取るか信用を取るかはご自身の状況によって決めていただけると良いと思います。
退職代行サービスの特徴まとめ
これまでご紹介した退職代行サービスの特徴をまとめました。
料金(税込み) | 設立年 | LINEでの相談 | その他 | |
---|---|---|---|---|
ニコイチ | 28,000円 | 2004年 | 〇 | 長年培ってきた実績 費用が最も安い |
EXIT | 社員:50,000円 アルバイト等:30,000円 | 2018年 (前身は2017年) | 〇 | メディア掲載実績最多 |
SARABA | 29,800円 | 2015年 | 〇 | 行政書士によるサービス 24時間電話対応 |
弁護士法人 汐留パートナーズ法律事務所 | 着手金:54,000円 その他オプション費 | 2009年 | 〇 | 弁護士による法的なサービス 退職後に仮にトラブルがあっても対応可 |
どのサービスも特徴がありますが、料金や長年の実績を考える方にはニコイチ、料金よりも信用を買いたいという方は弁護士法人 汐留パートナーズ法律事務所と見ることが出来ます。
最後に
私が会社を退職したいと考えていた当時にこのサービスを知っていれば間違いなく利用していたと思います。
それくらい会社を辞められない人にとっては頼りになるサービスです。
それでもやっぱりこんなサービスを使ったら会社に悪い、世間体が悪いなどと考えてしまう心優しい方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、元々、会社に縛られるということ自体がおかしいということを理解いただき、そんな状態にあなたを追い込んでしまった会社なんてこっちから捨ててやるくらいの気持ちで辞めましょう。
私も会社を辞める前はギリギリの状態でしたが、我慢し続けて体を壊してしまったのでは一生を棒に振ってしまう可能性もあります。
会社のことより自分自身のことを大切にしましょう。
会社なんて世の中にいくらでもありますし、良いか悪いか会社はあなたがいなくても回るので問題ありません。
更に転職は、年齢が上がれば上がるほど一般的には難しくなります。(役員などで引き抜かれるなどは除いてですが)
そのため、会社を辞めたいけど辞められないと悩んでいる時間が長ければ長いほど転職が難しくなりますよ。
会社を辞めたいと思ったら退職代行サービスを使うことも視野に入れてスピーディにストレスなく辞めれるようにしたいですね。
コメント