台湾のメーカーであるASUS(エイスース)は、SIMフリースマホのZenfone(ゼンフォン)シリーズを発売していることで有名ですのでスマホメーカーというイメージが強いですが、実はノートパソコン(PC)も販売されています。

今回、そのASUSから2018年6月に発売されたZenBook 14(UX430UN-8550)をお借りすることができました。

このZenBook 14は、先日ASUS Store Akasakaで行われたセッションで「ポケモンカードゲーム」シリーズのイラストを多数手がける、イラストレーター有田満弘さんがイラスト・マンガ・アニメーション制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」を用いて負荷のかかるイラスト作成のデモンストレーションを行っていらっしゃいましたが、かなり快適に動作していました

実際に使用してみるとどのような使い心地なのか試してレビューしていきます。

ASUS公式サイトでZenBook 14を確認する。 

ZenBook 14(UX430UN-8550)のスペック / 価格

金額公式オンラインショップ:149,800円 (税別)
発売月2018年6月
OSWindows 10 Home
CPU第8世代 Intel Core i7-8550U
グラフィックNVIDIA GeForce MX150
ディスプレイ14.0型ワイドTFTカラー液晶
1920 x 1080px
外部ディスプレイ出力3840x2160px
メモリ16GB
ストレージ512GB(SSD)
インターフェースmicroHDMI (タイプD)×1
USB3.1(Type-C)×1、USB3.0×1、USB2.0×1
フルサイズメモリーカードリーダー
ヘッドホンジャック
カメラ92万画素
通信機能802.11ac
Bluetooth 4.1
サイズ324(幅)x 15.9(高さ)x 225(奥行き)mm
重量約1.27kg
本体色ロイヤルブルー
その他タッチパッドに指紋センサー有り

最近のノートPCはスペックをカスタマイズできるものが多いですが、このZenBook 14は固定スペックとなっており、スペックを変更することはできません。

ZenBook 14の一番のポイントは、CPU:第8世代のCore i7、メモリ:16GB、ストレージ:512GB、GPU:GeForce MX150を搭載とハイスペックPCと呼べるスペックなのに価格は149,800円(税抜)ととても安価でコスパがとても高いというところです。

例えば私が使用しているDELLのフラッグシップモデルであるXPS 13の場合、CPU:第8世代のCore i5、メモリ8GB、ストレージ:256GB、GPU:CPUに内蔵されているものでも152,980円(税抜)であることからもスペックに対するコスパの高さはバツグンです。

ASUS公式サイトでZenBook 14を確認する。 

ZenBook 14をレビュー

外観

ZenBook 14

本体色は、海外モデルでは他の色もあるようですが日本で発売されているのはこちらのロイヤルブルーのみのが販売されています。

表面(天板)はガラスのような加工がされており、とても高級感のある仕上がりになっています。

ASUSのロゴも印刷ではなく張り付けられていますが、出っ張りなどはなく、どこかに引っかかって剥がれてしまうという心配も無いです。

とても綺麗で見ていても使っていても気持ちが良いのでZenBook 14の特徴ですが、このガラスのような加工に指紋がつきやすいのが少し気になりました。

そして裏面のサイドにスピーカーが左右に2つ付いています。

ZenBook 14 裏面

4つ付いている足はしっかりと高さがあるため、PC本体が傷つくことは無さそうです。

本体色が濃い青のため、ネジの色も目立たないことも良いポイントです。

また、高級感がある見た目で重そうに見えますが、実際に持ってみるととても軽く感じます。

ディスプレイ

ZenBook 14 ディスプレイ

ディスプレイは14インチということがあって大きくて見やすいです。

画面サイズが大きいものの、解像度がフルHD(1920 x 1080)であることは少し残念でしたが、それ以外は素晴らしいディスプレイでした。

というのもノングレア液晶を採用しているため、光の反射などはなく、ストレス無く使うことが可能です。

また、最近の流行りである狭額ベゼルを採用しているため、本体に対する表示部分の割合は約78%といことで更に画面が大きく見えるため、小さいディスプレイが苦手な方はかなり快適に使用することができます。

 

キーボード

ZenBook 14 キーボード

キーボードは日本語キーボードですが、キーの真ん中に大きくアルファベットが印刷されており、右下に小さくひらがなが印刷されています。

パッと見は英字キーボードのように見えてかっこいいですね。

右下のCtrlキーの左にメモ?のようなマークが印刷されているキーがあり、これを押すと右クリックと同じ動作となる変わったキーが配置されています。

その分、上下左右のキーがかなり小さくなっており、これらのキーを使う方は違和感があるかもしれません。

そして電源ボタンが右上に配置されているため、Deleteキーを押すときに間違えて電源ボタンを押してしまうということがよくあります。

キーストロークは1.4mmと十分な深さがありますが、ほんの少し固めな押し心地のため、押した感覚が強く残ります。

ノートPCは押した感覚がしないという方にも好まれるキーボードです。

また、机に置いた際、机からキーボードまでの高さが13~14mmほどと少し高め(DELL XPS 13より2~3mm高い)のでほんの少しですが手を持ち上げなければいけません。(慣れれば問題ないレベルではあります)



拡張ポート

ZenBook 14 拡張ポート

拡張ポートは、画面に向かって右側にSDカードスロットとUSB 2.0ポート(Type-A)、左側にUSB 3.0ポート(Type-A)、micro HDMI、USB-C、イヤホンジャック、電源が付いています。

充実した拡張ポートと言えますが、電源が専用である(USB-C給電でない)こととあまり普及していないmicro HDMIポートであることだけは残念でした。

ただ、Type-Aポートが複数付いているというのはとても良いポイントで最近はUSB-CポートのみでUSB-C HUBが別途必要な場合も多いですが、それが必要ないという点はとても嬉しいポイントです。

これに比べれば電源やmicro HDMIについてはあまり気にならないでしょう。

 

動作

やはりこのスペックのPCですので気になるところは動作スピードです。

今回は、起動時間とベンチマークソフトのスコアを計測しました。

起動は、ログイン時のパスワード入力オプションをオフにしておいて電源ONから適当なフォルダを開くまでの時間としました。

ベンチマークソフトは、ドラゴンクエストXとファイナルファンタジーXIV 紅蓮のリベレーターを使用しています。

起動時間(n=10)最速:15.17最遅:16.8平均:15.89
ドラクエXベンチマーク標準品質(1280x720)
評価:とても快適
スコア:9859
最高品質(1280x720)
評価:とても快適
スコア:9828
標準品質(1920x1080)
評価:快適
スコア:5047
最高品質(1920x1080)
評価:普通
スコア:4653
FF14ベンチマーク標準品質(1280x720)
評価:非常に快適
スコア:9019
高品質(1280x720)
評価:とても快適
スコア:6354
最高品質(1280x720)
評価:快適
スコア:4052
標準品質(1920x1080)
評価:非常に快適
スコア:8811
高品質(1920x1080)
評価:とても快適
スコア:6274
最高品質(1920x1080)
評価:快適
スコア:4030

起動して使用できるまでの時間は15秒程度ととても高速でストレスは全くありません。

ちなみにデスクトップが表示されるまで11~12秒程度でした。

ベンチマークの結果は、どちらのゲームもフルHD(1920 x 1080)の最高品質でも遊ぶことはできますが、グラフィック設定もしくは解像度を落とすともっと快適に遊べることが分かります。

音質に関しては、本体の裏にスピーカーが搭載されているため、音がこもってしまうのでないかと思っていましたが、とても良い音質で迫力のあるサウンドを聞くことができたのは「おっ!」と驚かされました。

指紋認証

ZenBook 14 指紋センサー

ZenBook 14にはタッチパッドに右上に指紋センサーが内蔵されているのでWindows Helloによって指紋認証ログインが可能です。

感度も良好で指紋を読み込むのに時間が掛かるということは無く、一瞬で認識してくれます。

指紋センサーは電源ボタンに内蔵されていたり、全く別の場所に配置されていることが多いのでタッチパッドに指紋センサーが内蔵されているのは邪魔なんじゃないかなと思っていましたが、使ってみると全く邪魔になりませんでした。

タッチパッドはツルツルしすぎずざらざらしすぎず気持ち良い滑り具合でマウスがなくても快適に作業が捗ります。

サイズ

ZenBook 14は、その名の通り14インチディスプレイを搭載したノートPCですが、狭額ベゼルを搭載しているため、13インチ並みの大きさになっています。

試しに13インチのケースに入れてみるとこのような感じでなんとか入りました。

ただ、奥行き方向が少しパツパツになってしまうのでもう少し大きなケースを選ぶ必要があります。

ZenBook 14 ケース2

別のケースに入れてみるとやはり奥行き方向が少しはみ出してしまいます。

ZenBook 14 ケース1

このため、ケースに関しては13インチ用というよりは14インチのものを使うことをオススメします。



最後に

ZenBook 14

最後にZenBook 14(UX430UN-8550)の良かった点 / 気になった点をまとめます。

気になった点

  1. ディスプレイの解像度がフルHD(1920 x 1080)
  2. Deleteキーを押すときに一緒に電源ボタンを押してしまう
  3. 電源ポートが専用 / HDMIポートがフルサイズではない
  4. 天板に指紋がつきやすい

良かった点

  1. ハイスペックなのに低価格でコスパ最高
  2. 国内ゲームも快適に動作可能
  3. 14インチディスプレイ搭載だが13インチ並みのコンパクトさ
  4. 軽量(1.27kg)で持ち運びやすい
  5. USB Type-Aポート、SDカードスロットが搭載されている
  6. 外部ディスプレイ出力は4K対応
  7. 指紋認証ログインが可能

今回は時間が無くて試せませんでしたが、動画編集も快適に動作するスペックであるため、最新モデルとはいきませんが長く使えるPCだと感じました。

また、見た目も高級感がありますのでカフェなどでの作業もとても気持ちよくできると思います。

気になった点に関してはどれも細部までこだわる方でなければそれほど気になる部分ではありませんが書かせていただきました。

その点やはり良かった点のほうが多くなったことからもとても良いPCに仕上がっていると実感しました。

特にこのスペックでこの価格はやっぱりかなり安いと感じますので「動画編集やゲームもしたいけど外にも持ち運びたく、コスパが高い高性能なPCが欲しい!」というある意味贅沢な方(笑)の要求にこたえてくれるPCです。

また、これだけハイスペックでコスパが良いにも関わらず使用している人は多くないでしょうから「他の人が使ってないようなかっこいいPCを使いたい!」という方にもオススメできっと他の人の注目を集めると思います。

より良いPCを選んでかっこよく快適に作業を行いましょう。

ASUS公式サイトでZenBook 14を確認する。 

そこまで負荷のかかる作業はしないけどとにかくコスパの高いPCが欲しいという方はHUAWEI MateBook 13という手もあります。

こちらの「HUAWEI MateBook 13はコスパ最強のモバイルノートパソコン!発売前に実機をレビュー!DELL XPS 13との比較有り!」でレビューしてしてますのでぜひご覧ください。