SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60は、どちらもとても完成度の高いハイエンドモデルの全部入り完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。
両方ともハイレゾ音源を正式に再生できるLDACに対応している数少ないモデルで高級感や機能性も優れており、2021年最強を争う2モデルとなっています。
そのため、どちらを購入したとしても満足度は高いですが、2022年6月現在27,000円程度と価格も高く、しっかり選んで購入することでより満足度は高くなります。
そこで本記事では、2021年に25個以上の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしてきた管理人がSONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60を徹底比較しますのでぜひ参考にしてください。
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- SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60を徹底比較
- スペック・価格はどちらにも優っている点があるが若干SONYがリード
- 外観・デザインはどちらも他にはないデザイン性でかっこいい
- 装着感はどちらもしっかりフィットするが、運動でも使用するならTechnicsが断然有利
- 音質はSONYがマイルドで優しく聴き疲れのない音、Technicsはキレがあり、よりテンションを上げたいときにおすすめ
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)は、SONYが上だが、Technicsも十分強力
- 外音取り込みはSONYのほうが自然ではあるものの、Technicsもコンビニやスーパーでの会話も十分可能
- 専用アプリはどちらも優秀でそれぞれ独自機能がある
- 操作性はどちらもタッチセンサーが大きく誤タッチはないものの、SONYが快適
- 通話品質はTechnicsが圧倒的にクリアで重要なビジネスシーンでも活用できる
- SONYとTechnicsの優れている独自機能
- どちらを買っても満足度は高いが、迷っているならSONY WF-1000XM4がおすすめ
SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60を徹底比較
スペック・価格はどちらにも優っている点があるが若干SONYがリード
SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60のスペック比較
※価格は2022年6月17日現在のもの。
スペックを比較すると必要な機能はどちらもしっかり搭載されているものの、SONYはドライバーサイズ、Technicsはワイヤレス充電や再生時間で劣っていることが分かります。
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外観・デザインはどちらも他にはないデザイン性でかっこいい
SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60のイヤホンケースを比較するとSONYのほうが少し分厚くなっています。
質感はTechnicsはさらっとしているのに対し、SONYはマット寄りとなっています。
イヤホンケースを開けるとこのようにイヤホンが収納されており、どちらも簡単にケースからイヤホンを取り出すことができます。
イヤホン本体のマグネットはTechnicsが若干弱いため、あまりに強い力で振ることは避けたほうが良いです。
イヤホン本体を比較するとSONYのほうが若干大きいことが分かります。
どちらも丸い部分がタッチセンサーになっており、サイズが大きくタッチしやすい作りとなっています。
イヤホン本体側面を見るとノズルの角度は違えど、どちらもノズルが長いモデルとなっています。
イヤホン本体裏面を比較するとどちらもノズル先端は円形のため、サードパーティ製のイヤーピースも装着できますが、Technicsは直径6mmと大きいため、注意が必要です。
また、SONYには脱着センサーが搭載されていることがわかりますが、Technicsには未搭載となっています。
装着感はどちらもしっかりフィットするが、運動でも使用するならTechnicsが断然有利
SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60を装着したところを比較するとTechnicsのほうが耳に余裕がありますので耳が小さめな方はTechnicsがおすすめです。
装着感は、カナル型らしくかなり耳の奥のほうでフィットするため、耳の浅い位置でフィットさせたい方にはどちらも不向きなイヤホンとなっています。
前から見るとSONYのほうがやはり耳からはみ出ていて存在感があります。
重さとしては同じ程度でどちらも重たいものが耳にぶら下がっている感じはありますが、デザイン性が高いので見た目の違和感はなく、かっこいいです。
音質はSONYがマイルドで優しく聴き疲れのない音、Technicsはキレがあり、よりテンションを上げたいときにおすすめ
SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60は、ハイレゾ音源を再生することができるコーデックであるLDACに対応しており、とても解像感や明瞭感が高い音質となっています。
イコライザー設定も優秀なため、バラードなどのローテンポな曲からロックなどのハイテンポな曲までしっかりと楽しむことができるという点においては共通していますが、音の方向性が違います。
- SONY:マイルドで柔らかく、優しい聴き疲れのない音。
- Technics:跳ねるようなキレがあり、テンションを上げさせてくれる音。
このため、どちらかと言えばSONYはローテンポな楽曲、Technicsはハイテンポな楽曲に合っていると言えます。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は、SONYが上だが、Technicsも十分強力
アクティブノイズキャンセリング(ANC)の性能はSONY WF-1000XM4もTechnics EAH-AZ60も優秀ですが、SONYのほうが強力で音楽に没入させてくれます。
ノイキャンの効き具合を比較するとこのような感じです。
- SONY:雑踏の騒音はほぼ全て軽減。電車やバスでは連結部走行時以外はほぼ軽減。
- Technics:雑踏の騒音はほぼ全て軽減。電車やバスではアナウンスや走行音も若干聞こえる。
更に風切り音についても違いがあります。
SONYは風切り音防止モードがあり、ONにしたときはしっかりと風切り音を軽減してくれますが、OFFの時はTechnicsのほうが風切り音を軽減してくれます。
このようにTechnicsのANCは若干SONYよりも弱いものの、風切り音も適度に軽減してくれるなどバランスの良いANCになっています。
外音取り込みはSONYのほうが自然ではあるものの、Technicsもコンビニやスーパーでの会話も十分可能
外音取り込みの性能もSONY WF-1000XM4もTechnics EAH-AZ60も優秀でコンビニやスーパーなどでの店員さんとの会話も音楽を再生したまま可能です。
また、どちらも外音取り込み時に音楽を自動で一時停止にする機能も搭載されているため、周囲の音が聞こえにくいという方はこの機能を有効にすることで更に自然に会話できます。
両モデルとも優秀な外音取り込みですが、精度はSONYのほうがクリアで自然な聞こえ方で更に快適です。
ただ、管理人としましてはコンビニやスーパーでの会話ができれば合格だと考えていますのでどちらも合格点に到達していると言えます。
専用アプリはどちらも優秀でそれぞれ独自機能がある
SONY WF-1000XM4もTechnics EAH-AZ60もスマホアプリに対応していて様々なカスタマイズを行うことができます。
どちらもイコライザー設定、操作コマンド設定、音質モード設定、ノイキャン・外音取り込み設定など必要な機能はしっかり備わっています。
また、独自機能も存在していますので比較してみます。
- 自動風ノイズ低減設定
- スピーク・トゥ・チャット機能
- 最適なイヤーピース判定
- DSEE Extreme機能オン/オフ
- 脱着センサー設定
- イヤホンの電源オフ
- イヤホン設定のバックアップと復元
- アダプティブサウンドコントロール
- 360 Reality Audio設定
- LED点滅のオン/オフ
- マルチポイント接続設定
- ノイキャンの最適化設定
- 通話相手からのノイズ軽減設定
- お手入れ通知
- JustMyVoice(通話音声)の確認
- イヤホン本体のビープ音での探索
SONYは特に音質に関する機能設定(DSEE Extremeや360 Reality Audioなど)、Technicsは通話に関する機能設定(相手からのノイズ軽減、JustMyVoiceの確認)が充実しています。
操作性はどちらもタッチセンサーが大きく誤タッチはないものの、SONYが快適
SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60は、イヤホン本体のタッチセンサーにて操作を行います。
どちらも本体表面のほぼ全面がタッチセンサーになっていますので誤タッチも無く快適に操作可能です。
ただ、Technicsはタッチ後の操作音がほんの少し遅れてに鳴ることによる違和感が若干あります。
一方、SONYはタッチと同時に操作音が鳴るため、違和感なく快適に操作することが可能ですのでイヤホン本体での操作をよく行う方にはSONYがより向いています。
通話品質はTechnicsが圧倒的にクリアで重要なビジネスシーンでも活用できる
SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60のzoomでの通話音声を録音したものがこちらとなります。
SONY WF-1000XM4の通話音声
Technics EAH-AZ60の通話音声
聞いていただくとお分かりの通り、Technicsのほうがクリアで快適な通話音声となっています。
SONYもビジネスシーンでの会話も可能ですが、重要な商談や面接、プレゼンの場合はTechnics一択と言っていいほど素晴らしい品質となっています。
SONYとTechnicsの優れている独自機能
SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60それぞれの優れている独自機能を比較します。
- 脱着センサーによる自動での再生・一時停止
- 360 Reality Audioによる空間オーディオ
- DSEE ExtremeによるiPhoneでもハイレゾ級の高音質
- アダプティブサウンドコントロールによるANCや外音取り込みを自動で調整
- 素晴らしい制御のマルチポイント接続機能
- 通話音声をその場で確認できるJustMyVoiceの確認
- 耳の特性に合わせることが可能なANC
- お手入れ通知やLEDのオフなど国内メーカーらしい気の利いた設定
このようにどちらも独自機能があり、それぞれ使い所が違います。
Amazon Musicなどで話題になっている空間オーディオやiPhoneやiPadでより高音質で音楽を楽しみたいならSONY WF-1000XM4が向いています。
一方、Technics EAH-AZ60は、テレワークやオンライン授業などで複数デバイスを使用する方や通話をよくする方に向いていると言えます。
どちらを買っても満足度は高いが、迷っているならSONY WF-1000XM4がおすすめ
SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60は、素晴らしい音声で搭載している機能もとても多く、基本的にはどちらを買っても満足できるイヤホンに仕上がっています。
どうしても迷ってしまう場合は、デザインで決めてしまっても良いと思われるほどの完成度です。
ただ、それでも決めづらいという場合、管理人としてはSONY WF-1000XM4をおすすめします。
今後、空間オーディオが普及してきた場合、360 Reality Audioに正式に対応しているSONYの優位性が上がるからです。
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本サイトでは、それぞれのイヤホンの個別レビュー記事もアップしていますのでぜひご覧ください。
Technics EAH-AZ60の個別レビュー記事はこちら。
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