パナソニックが展開するHi-Fiオーディオ製品ブランドであるTechnics(テクニクス)は、2023年6月にフラッグシップモデルの完全ワイヤレスイヤホン(TWS)であるEAH-AZ80を発売しました。
Technicsといえば2021年に発売したEAH-AZ60はフラッグシップモデルではないのにもかかわらず音質はもちろん、機能性や完成度も高く、管理人の評価ではNo.2(No.1はSONY WF-1000XM4)、No.1としている方も多い人気の名作です。
満を持して発売されたEAH-AZ80は、さらに隙のないイヤホンに仕上がっており、2023年のNo.1候補筆頭と断言できます。
本記事では、80個以上の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしてきた経験をもとに自腹で購入したからこそ言えるTechnics EAH-AZ80のメリットからデメリットまで徹底レビューします。
本サイトでは2023年9月1日に発売されるソニーのフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンのレビューも行っています。
- 所有欲が満たされるデザイン性
- キレがありつつ、厚みもあって申し分ない音質
- ハイレゾももちろん対応
- 最高クラスのノイズキャンセリング
- 音楽を聴きながら自然に会話も可能な外音取り込み
- ビジネスシーンでも安心な通話性能
- 豊富なカスタマイズ性
- 業界初の3台接続できるマルチポイント
- LDACで人混みでも途切れない接続安定性
- 表面以外はプラスチック感があり、ビルドクオリティは最高とは言えない
- マグネットが弱く、少し振ると外れてしまう
- 操作音やアナウンスが操作した側のイヤホンからしか鳴らない
- 大きく揺れるので激しい運動には向いていない
- ノイズキャンセリングON時の圧迫感が多少ある
タップできる目次
Technics EAH-AZ80のスペック・価格
Technics EAH-AZ80のスペック・価格一覧
ノイズキャンセリング(ANC) | 対応 |
外音取り込み | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
マルチポイント接続 | 対応(業界初の3台同時接続対応) |
片耳のイヤホンのみでの使用 | 対応(片耳時モノラル再生) |
Bluetooth | ver.5.3 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
ドライバー | 10mmアルミ振動板ドライバー |
充電時間 | イヤホン:約2.0 時間 充電ケース:約2.5 時間 イヤホン+充電ケース(同時充電):約3.0 時間 15 分充電で約70 分再生可能(ANCオン&AAC時) |
バッテリー持続時間 (イヤホン単体時/ケース併用時) | ANCオン&AAC時:約7.0 時間 / 約24時間 ANCオン&SBC時:約6.5 時間 / 約23時間 ANCオン&LDAC時:約4.5 時間 / 約16時間 |
サイズ | イヤホンケース:縦35.5 x 横68.0 x 厚み28.0 mm イヤホン本体:縦17.5 x 横21.6 x 厚み1.9 x ノズル7.3 mm |
カラー | ブラック シルバー |
重量 | ケース+イヤホン:約59.6g、イヤホン両耳:約12.4g |
イヤホン防水規格 | IPX4 |
充電ポート | USB-C |
保証期間 | 1年間 |
その他 | ハイレゾ対応 脱着センサー搭載 JustMyVoiceテクノロジーによる高音質通話 専用アプリによるファームウェアアップデート、 イコライザー設定、タッチ操作のカスタマイズ Google Fast Pair対応 Windows Swift Pair対応 |
価格(Amazon/税込み) | 37,000円 |
定価(税込み) | 36,630円 |
発売日 | 2023年6月15日 |
スペック面での注目はなんといっても業界初の3台同時接続可能なマルチポイント接続機能です。
これまでのマルチポイントではプライベートスマホと社用スマホといった2台しか接続できませんでしたが、さらにPCなどの3台接続できるのは利便性が格段にアップします。
また、同時に発売されたEAH-AZ60M2は8mmバイオセルロース振動板となっており、ドライバーが大きく異なっているという部分に違いがあります。
これにより、EAH-AZ80は音のダイナミックさや繊細さ、素早いレスポンスを実現することが可能です。
価格の安さを重視するならEAH-AZ60M2もおすすめです。
Technics EAH-AZ80徹底レビュー
外観はデザイン性がとても高いが、高級感は良い部分といまいちな部分がある
Technics EAH-AZ80のイヤホンケースはこのような一般的な完全ワイヤレスイヤホンと同じような形状となっています。
Technicsのロゴがある上部は金属感があり、ひんやりしていて高級感を感じる一方で他の面はマットな質感ではあるものの、若干プラスチック感があるため、ビルドクオリティは最高とは言えませんでした。
サイズは一般的でカバンの小さなスペースやパンツのポケットにも十分収めることが可能です。
イヤホンケースを開けてみるとこのようにイヤホンはかなり飛び出るように収納されており、とても取り出しやすくなっています。
イヤホン本体は表面にはEAH-AZ60から受け継がれたデザインもとてもかっこいいです。
イヤホン本体は28.0mmと厚めであり、正面から見るよりも大きめのサイズに感じます。
イヤホン本体裏面には脱着センサーが搭載されているため、耳に装着したときに音楽の自動再生、外したときに自動一時停止することもできます。
付属品はイヤーピース が特に充実している
Technics EAH-AZ80の付属品には、独自コンチャフィット形状イヤーピース、USB-C to USB-Cケーブル(約25cm)、日本語マニュアルが付属しています。
特にイヤーピースが5サイズ(XL/L/M/S/XS)7種類ととても充実しています。
SとXSは傘が長めのものと低めのもの2種類あるため、あなたに合うイヤーピースが見つかります。
装着感は十分良く長時間使用できるが、激しい運動には向かない
Technics EAH-AZ80の装着感はイヤホンのサイズが大きめな割りに十分良く耳を圧迫することもなく、長時間装着していてもストレスにはなりません。
イヤホンは分厚めではあるものの、装着したところを前方から見ても違和感はありません。
しかし、頭を振ったり、激しい運動をすると揺れることが分かるため、ランニングなどの激しい運動にはあまり向かないイヤホンです。(ウエイトトレーニング程度なら十分可能)
アプリでのカスタマイズ性はテクニクスらしくさまざまなカスタマイズが可能
Technics EAH-AZ80のカスタマイズは、Technics Audio Connectアプリで行うことができます。
Technics Audio Connectアプリでできること
- ファームウェアアップデート
- イヤホン本体 / イヤホンケースのバッテリー残量の確認
- ANC / 外音取り込み(トランスペアレント/アテンション) / ANCオフのモード切り替え
- ANC / 外音取り込みの強弱切り替え
- ANCの最適化設定
- イコライザー設定(プリセット6種、カスタム)
- イヤホンタッチ操作のカスタマイズ
- オートパワーオフ時間の設定
- イヤホン本体のLEDの点滅のON/OFF
- 接続モード設定(音質優先/接続優先/LDAC)
- マルチポイント接続の設定(ON/OFF、接続台数変更)
- 外音コントロールの操作設定
- ANCの最適化設定
- 通話相手からのノイズを抑える強さ設定
- 音切れや遅延の抑制設定
- お手入れ通知
- ボイスアシスタント設定
- イヤホンの名称設定
- 音声ガイダンスの言語設定
- 音声ガイダンスの音量設定
- JustMyVoice(通話音声)の確認
- イヤホン本体の探索(GPS・ビープ音)
- イヤホン本体の電源OFF
- マニュアル確認
※太字は独自機能
このようにさまざまな設定を細かく行うことで自分好みのイヤホンにすることができますのでガジェット好きでこだわりがあるという方にもとてもおすすめです。
また、JustMyVoiceの確認という、今の環境で音声通話を行うとどのように自分の声が届くか疑似体験できるユニークな機能も搭載されています。
音質はテクニクスらしさ満載で最高な音質を体感できる
Technics EAH-AZ80はテクニクスらしく高音域・中音域のキレや解像感があり、それでいて低音域のパンチもある迫力満載の音質となっています。
若干低音寄りという印象は受けるものの、高音域や中音域の繊細さが素晴らしく低音に負けていないしっかりと細かい音まで聞き取ることができます。
また、音場の広さもあって空間表現が素晴らしく、音の重なりや立体感もしっかりと再現されていてまるでライブやコンサート会場にいるかのように感じさせてくれます。
どちらかと言えばロックやアニソンなどのアップテンポな楽曲に合う音質ですが、ローテンポな楽曲やクラシックなどを聴いてもその空間表現が繊細なことによって気持ちよく楽曲の世界に入り込むことができます。
EAH-AZ80には、イコライザーが搭載されているため、音質の調整を行うことができますが、デフォルトのままでかなり完成された音質となっており、イコライザーの調整は面倒という方にもとてもおすすめです。
このイヤホンは10mmのアルミ振動板ドライバーが搭載されており、iPhoneでも最高な音質を体感することは十分可能です。
ただ、ハイレゾ音源を聴くことができるコーデックであるLDACに対応しているため、スマホが対応している場合はより快適な音楽体験をすることができます。
ハイレゾを聴く場合、イヤホンやスマホはもちろん音源も必要です。
本サイトでは、音楽ストリーミングサービス(サブスク)は、ハイレゾ音源に対応しているAmazon Music Unlimitedをおすすめしています。
操作感は操作ミスもなくしっかりと操作できる
Technics EAH-AZ80はイヤホン本体表面にタッチセンサーが搭載されており、をタップすることで操作します。
このタッチセンサーはサイズが大きく、感度やレスポンスもとても良いため、操作ミスすることなく快適に操作することができます。
タッチセンサーは全面がタッチセンサーというわけではなく、中心部分のみとなっているため、イヤホンの位置調整をするときなど誤操作してしまうという心配が少なくなっているのも良いポイントです。
Technics EAH-AZ80のデフォルトの操作コマンド一覧
音楽の再生/一時停止 | 右または左を1回タップ |
曲送り | 右を2回タップ |
曲戻し | 右を3回タップ |
音声アシスト起動/解除 (Siri/Googleアシスタント/Amazon Alexa) | 左を長押し |
モード切り替え | 右を長押し (ノイキャン→外音取り込み(アンビエント)→が交互に切り替わります) |
音量を下げる | 左を2回タップ |
音量を上げる | 左を3回タップ |
電話を受ける | 右または左を1回タップ |
着信拒否 | 右または左を長押し |
ミュート(通話中) | 右を2回タップ |
相手からのノイズレベル切り替え (ノイズリダクション) | 右を3回タップ |
電話を切る | 右または左を長押し |
このように必要な操作(再生/一時停止、曲送り/曲戻し、音量の上げ/下げ、ノイズキャンセリングや外音取り込みの切り替え)をイヤホン本体で操作できることはいいポイントで操作感はとても良いイヤホンとなっています。
ノイズキャンセリングは電車に乗っていても風が吹いていても強力で快適
Technics EAH-AZ80のノイズキャンセリングは、メーカー公式では業界最高クラスと謳われていますが、それは嘘ではないと言えるほど強力な性能となっています。
具体的に言いますと電車に乗っていた場合、走行音はほぼ気にならないくらいまでしっかり低減してくれます。
アクティブノイズキャンセリングは高音域を低減するのが苦手と言われていますが、EAH-AZ80は高音域の騒音もしっかり軽減してくれるのがとても嬉しいポイントです。
また、アナウンスは何か言っているなというのは分かりますが、何を言っているか分からないという性能となっていますので通勤や通学時の満員電車のストレスを軽減してくれます。
また、EAH-AZ80は、SONY WF-1000XM4のような風切り音防止モードは用意されていませんが、風切り音も対策されているようでした。
突発的な風の場合は風切り音を感じるものの、電車が通過するような継続的な風の場合、風切り音が鳴りだして2〜3秒後に風切り音が止むのがしっかりと分かり、風切り音対策もしっかりと作り込まれています。
これらのノイズキャンセリング性能により、ストレスフリーで音楽の世界に没入させてくれるのはEAH-AZ80の大きな特徴の1つと言えます。
外音取り込みは周囲の音を聞き逃すことない優秀な性能
Technics EAH-AZ80の外音取り込み(アンビエント)はマイクの優秀さもあってしっかりと周囲の音を取り込んでくれて周囲の音を聞き逃してしまうということもありません。
トランスペアレントは音楽が流れたまま外音取り込みになる機能ですが、この状態でもコンビニやスーパーでの店員さんとの会話もしっかりと行うことができました。
さらに外音取り込みに切り替えた時に音楽を一時停止させたいという方にはアテンションというモードも搭載されていますので安心です。
通話品質は騒音がある場所でも快適に通話が可能
Technics EAH-AZ80には、JustMyVoiceテクノロジーにより、騒音がある場所でも快適に通話が可能です。
実際のzoomでの通話音声を録音しましたのでお聞きください。
静かな室内での通話音声(音が出ます)
30dB〜40dB程度の騒音がなっている除湿機の前で話した通話音声
比較してみるとやはり静かな室内の音声のほうが自然で綺麗とは感じるものの、騒音がある場所でも周りの騒音は全く気にならないくらいしっかりと騒音を軽減してくれていることが分かります。
EAH-AZ80は、ビジネスなどの重要な会話はもちろん、周りがざわざわしている環境でもしっかりと会話を行うことができます。
マルチポイントは業界初の3台同時接続&割り込み可能で最高
Technics EAH-AZ80には、業界初の3台同時接続可能なマルチポイント接続機能が搭載されています。
これまでの2台マルチポイントも快適でしたが、3台同時接続できることによって忙しいビジネスマンやガジェット好きな方にはとても嬉しいポイントとなりました。
また、テクニクスのマルチポイント接続機能はあるデバイスで音楽再生中に別のデバイスから音楽を流すと割り込みができるため、最初のデバイスの音楽を停止する手間が省けるといった利点があります。(他メーカーだと最初のデバイスの音楽を停止しなければいけないことが多い)
今回の3台同時接続可能なマルチポイント接続となってもこの特徴は受け継いでいるため、複数デバイスを使う方にはとても嬉しい機能に進化を遂げています。
※注意点:2台マルチポイントではLDACで接続できるものの、3台マルチポイントではLDACは使用できず、AACとなります。
接続安定性はLDAC接続で人混みに入っても音切れがなく快適
ハイレゾ音源を聴くことができるコーデックであるLDACで接続できる完全ワイヤレスイヤホンでは、人混みなどの電波が飛び交っている場所で音切れ(音飛び)が発生してしまうというモデルも存在します。
しかし、管理人が実際に休日の池袋や新宿といった東京都内でも人が多めな場所へ行っても1度も途切れませんでした。
この接続安定性はEAH-AZ80の魅力の1つです。
レビューして気になったところ/デメリット
ビルドクオリティは高級感がとてもあるとは言えない
Technics EAH-AZ80のデザイン性は高くてとてもかっこいいです。
しかし、質感やビルドクオリティという点ではイヤホンケース、本体ともに表面のも高級感はあるものの、側面などその他の面はプラスチック感をどうしても感じてしまい、全てが最高級とは言えませんでした。
イヤホンケース、イヤホン本体のマグネットが弱い
EAH-AZ80のイヤホンケースや本体のマグネットは他のイヤホンに比べるとかなり弱い作りとなっています。
そのため、ケースを閉じたまま振ってみるとケースのフタが開いてイヤホンが飛び出してしまいました。
ケースを簡単に開けられたり、本体を楽に取り出せるという点ではとても良いのですが、バッグの中などで散らばってしまう心配があるため、注意していただくをおすすめします。
操作をしたときに操作した側のイヤホンからしか音が鳴らない
このイヤホンは、ケースからイヤホンを取り出してスマホと接続した時やノイキャンモードを変更したときなど日本語でアナウンスしてくれたり、操作時に操作音が出て操作が分かりやすいです。
しかし、スマホと接続したときの「接続しました」というアナウンスが左右でほんの少しずれて2重に聞こえる時が多いです。(ずれない時もある)
また、ノイキャンモードを変更したときのアナウンスや音楽の再生/一時停止したときの操作音が操作した側しか鳴りません。(右のイヤホンを操作したら右だけ操作音が鳴る)
あまり気にする方もいないかもしれませんが、たくさんの完全ワイヤレスイヤホンを使用してきた管理人としては若干違和感がありました。
大きく揺れるので激しい運動には向いていない
EAH-AZ80は、完全ワイヤレスイヤホンの中でも分厚めでサイズも若干大きめです。
長時間装着するのに苦にはならないものの、頭が揺れるような運動を行うとイヤホンが外れることはないものの、揺れるのが分かり煩わしく感じるため、運動には向いていないイヤホンと言えます。
もしあなたが激しい運動にも耐えられるノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホンをお探しでしたら JBL LIVE FREE 2 TWSがとてもおすすめです。
ノイズキャンセリングON時の圧迫感が多少ある
これまでもご紹介した通り、EAH-AZ80のノイズキャンセリング性能は完全ワイヤレスイヤホンの中で最高クラスとなっており、騒音をしっかりと軽減してくれます。
しかし、ノイズキャンセリングON時はトンネルの中に急に入った時みたいな耳が詰まるような圧迫感を感じました。
Apple AirPods Pro 2もこの圧迫感が強く、これに比べると弱めではありますが、ノイズキャンセリング時の圧迫感が苦手という方はお店で一度試してみることを強くおすすめします。
他のイヤホンとの違い
2021年に大ヒットしたTechnics EAH-AZ60と比較したときの違いは?買い替えるべき?
Technics EAH-AZ60は、冒頭でもご紹介した通り、2021年に大ヒットし、年間No.1をSONY WF-1000XM4と争った名作完全ワイヤレスイヤホンでした。
それから約2年。ついに発売された今作のEAH-AZ80はフラッグシップモデルの完全ワイヤレスイヤホンですので言うまでもなくEAH-AZ60よりも優れたモデルとなっています。
この2モデルを比較し、EAH-AZ80が特に優れていると感じた部分はこちらです。
- 正面から見るとイヤホン本体がコンパクトになった
- 繊細ながらパワフルな音質
- 業界トップクラスに進化したノイズキャンセリング性能
- ワイヤレス充電が搭載
- JustMyVoiceテクノロジーによる通話時の騒音軽減
- 3台マルチポイント接続機能
もちろん他にも進化している部分が多々ありますが、書ききれないため、特に良くなった部分のみを記載しました。
一方、EAH-AZ80が劣っている部分は「価格の高さ」と「イヤホン本体の厚み」くらいでしょうか。
これが許容できる方はEAH-AZ60からEAH-AZ80に買い換えて損はないと断言できます。
もし、バッテリーがヘタってきて買い替えたいけど価格の高さがネックといった方はEAH-AZ60M2は2万円台で購入できますのでこちらもご検討ください。
2023年大注目のJBL TOUR PRO 2と比較したときの違いは?どちらがいい?
JBL TOUR PRO 2は、2023年3月に発売された世界初のスマートタッチディスプレイ搭載イヤホンケースにより、スマホアプリに接続することなくカスタマイズが出来るという唯一無二の完全ワイヤレスイヤホンです。
アメリカの老舗オーディオメーカーであるJBLのフラッグシップモデルということでとても大人気のモデルとなっています。
Technics EAH-AZ80とこのJBL TOUR PRO 2を比較し、それぞれが優れているという部分を比較します。
- 繊細で解像感が高く、空間表現が豊かな音質
- ノイズキャンセリング性能
- 3台同時接続可能なマルチポイント接続
- 騒音時も相手にクリアな音声が届く通話性能
- タッチセンサーのサイズが大きく操作しやすい
- ハイレゾ対応
- 低音域のパワフルさが際立った音質
- 独自開発の空間サウンド機能
- スマートタッチディスプレイによるカスタマイズ性能
- ショートスティック型による軽めの装着感
- パーソナライズされたイコライザー
- 実売価格で7,000円ほど安価(2023年6月時点)
このようにどちらにも優れている点が多く、JBL TOUR PRO 2も素晴らしいイヤホンとなっています。
音質に関してはどちらが良いということではなく、繊細なサウンドが好きな方はTechnics、低音のパワフルさを求める方はJBLという好みで選択するのが良いでしょう。
管理人としては総合的に勘案するとTechnicsを選びますが、安価でスマートタッチディスプレイ搭載でガジェット好きという方にはJBL TOUR PRO 2もとても素晴らしい完全ワイヤレスイヤホンとなっていますのでぜひご検討ください。
総合評価とまとめ
総合評価は☆4.5
Technics EAH-AZ80は、音質はもちろん、ノイズキャンセリングや業界初の3台マルチポイント接続機能などデメリットを上回るメリットがたくさんあります。
テクニクスのフラッグシップモデルに相応しい完全ワイヤレスイヤホンであり、総合評価は満点に近い☆4.5となりました。
Technics EAH-AZ80は音質はもちろん、機能性も間違いなく最高な完全ワイヤレスイヤホンの1つ!!
最後にTechnics EAH-AZ80のメリット・デメリットをおさらいします。
- 所有欲が満たされるデザイン性
- キレがありつつ、厚みもあって申し分ない音質
- ハイレゾももちろん対応
- 最高クラスのノイズキャンセリング
- 音楽を聴きながら自然に会話も可能な外音取り込み
- ビジネスシーンでも安心な通話性能
- 豊富なカスタマイズ性
- 業界初の3台接続できるマルチポイント
- LDACで人混みでも途切れない接続安定性
- 表面以外はプラスチック感があり、ビルドクオリティは最高とは言えない
- マグネットが弱く、少し振ると外れてしまう
- 操作音やアナウンスが操作した側のイヤホンからしか鳴らない
- 大きく揺れるので激しい運動には向いていない
- ノイズキャンセリングON時の圧迫感が多少ある
Technics EAH-AZ80は、音質、デザイン性、機能性などどれもレベルが高く、2023年を代表する完全ワイヤレスイヤホンであることは間違いなく、自信を持っておすすめできます。
実売価格はフラッグシップモデルということもあって37,000円ととても高価です。
2023年7月31日までに購入するとPayPayポイントやApple Gift Cardがもれなく3,000円分もらえるキャンペーンもやっていますので迷っている方はお早めにチェックしてください。
それでも難しいという方は2万円台で購入可能なEAH-AZ60M2もとても良いモデルとなっていると思いますのでこちらもぜひチェックしてみてくださいね。
本サイトでは2023年9月1日に発売されるソニーのフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンのレビューも行っています。
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