待望のSONYのフラッグシップモデル、WF-1000XM4が2021年6月25日に発売されました。
完全ワイヤレスイヤホン(TWS)の最高峰とも言われるこの製品は、ノイズキャンセリング(ANC)、外音取り込み(アンビエント)、防水・防滴に加え、ワイヤレス充電にも対応しています。
前作のWF-1000XM3は最後まで売れ続けた超人気モデルでしたが、その欠点を見事に補い、さらにコンパクトに進化した最高のイヤホンが誕生しました。
本記事では、80個以上のTWSをレビューしてきた筆者が、SONY WF-1000XM4の魅力を徹底的に解説。独自の視点からスペックを詳しく解説し、その実力を徹底レビューします。
あなたの音楽ライフを最高のものにする究極のイヤホン、その全貌に迫ります。ぜひお見逃しなく!
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- 迫力もあり解像感も高い綺麗で快適なSONYサウンド
- 最強クラスのANC
- 自然でクリアな外音取り込み
- 重さを感じさせない装着感
- ミスの無い快適な操作性
- コンパクトなケース
- 通話品質は会議も十分可能
- 2台同時接続(マルチポイント)にも対応
- aptXに対応していない
- スマホで操作を完結できない
- スマホアプリのUIがいまいち
- 激しい運動には不向き
マルチポイントには未対応
- レビュー動画:【SONY WF-1000XM4レビュー】1週間使用してもやっぱり最高のイヤホン!気になったところも合わせてご紹介!!
- SONY WF-1000XM4の特徴: スペックと価格情報
- SONY WF-1000XM4の詳細レビュー
- パッケージは全て再生紙で環境に配慮されている
- 付属品はノイズアイソレーションイヤーピース x 3 / USB-Cケーブル / マニュアル
- 外観はコンパクトで高級感がありとてもかっこいいデザイン
- 装着感は重量やサイズの割に軽めで安定感がある
- 専用アプリHeadphones Connectはできることが増えて更に快適に進化
- 音質は息をのむほど美しい!解像感抜群のハイレゾ音質で全音域が鮮明に!
- 360 Reality Audioで至高の音楽体験!サブスクリプションはAmazon Music Unlimitedが最適!
- 接続は基本的に安定しているが音質重視モードだと稀に途切れることがある
- 操作感はタッチセンサー搭載のイヤホンでピカイチ!快適に操作可能でミスする心配がほぼ皆無
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)は最上級で音楽に没入させてくれる
- 外音取り込み(アンビエントサウンド)は音楽を聴いたままでも十分に会話ができるレベル
- 通話品質は十分綺麗な音声でオンライン会議ももちろん可能
- 気になったところ
- 他のハイエンドクラスのイヤホンとの違いを簡単にご紹介
- SONY WF-1000XM4の総合評価と最終判断
レビュー動画:【SONY WF-1000XM4レビュー】1週間使用してもやっぱり最高のイヤホン!気になったところも合わせてご紹介!!
本記事の内容は管理人が運営しているYouTubeチャンネルでも詳細にご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。
SONY WF-1000XM4の特徴: スペックと価格情報
SONY WF-1000XM4のスペック・価格一覧
ノイズキャンセリング | 対応 |
---|---|
外音取り込み | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
マルチポイント接続 | 対応(2023年2月28日のアップデートで対応) |
片耳のイヤホンのみで使用 | 対応 |
Bluetoothバージョン | バージョン5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
ドライバーサイズ | 6.0mm |
充電時間 | 約1.5時間 |
バッテリー持続時間 | ANCオン時:最大8時間 ANCオフ時:最大12時間 |
サイズ | ケース:約66.6 x 約29.5 x 約39.4mm イヤホン本体:横25.4 x 縦20.7 x 厚み15.8 x ノズル10.3mm |
カラー | ブラック、プラチナシルバー |
重量 | ケース+イヤホン:約54.5g、イヤホン両耳:約14.3g |
イヤホン防水規格 | IPX4 |
充電ポート | USB-C |
保証期間 | 1年間(ソニーストアで購入すると3年) |
その他 | ハイレゾ対応 専用アプリによるファームウェアアップデート、イコライザー設定、 タッチ操作のカスタマイズなどに対応 DSEE Extremeによるハイレゾ級の高音質な音楽再生 360 Reality Audioによる臨場感ある音楽再生 |
価格(Amazon/税込み) | 26,500円(2023年3月現在) |
定価(税込み) | 33,000円 |
発売月 | 2021年6月25日 |
SONY WF-1000XM4には、2023年現在に考えられるほぼ全ての機能が搭載されていて完全ワイヤレスイヤホンの完成系とも言えるイヤホンになっています。
発売当初は2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント機能が未対応でしたが、2023年2月28日のアップデートで対応し、更に隙のないイヤホンに進化しました。
また、SONYの高品質コーデックであるLDAC(エルダック)やDSEE Extremeと呼ばれる通常の音源をハイレゾ級の音質に引き上げる技術も備わっていて機能だけでなく音質にもこだわりを持っています。
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SONY WF-1000XM4の詳細レビュー
パッケージは全て再生紙で環境に配慮されている
SONY WF-1000XM4のパッケージは、サトウキビや竹、リサイクル紙を用いた再生紙で作られていています。
内箱やイヤホンケースの包装紙なども含めて紙製で環境に配慮されています。
全体的にきめ細やかな作りになっているものの、パッケージは保管しておく前提ではないようで、一度開封するとしっかりと封をすることができません。
そのため、いずれ売却する時などのためにパッケージを保管しておきたいなどという方は注意が必要です。
付属品はノイズアイソレーションイヤーピース x 3 / USB-Cケーブル / マニュアル
SONY WF-1000XM4の付属品は、SONY独自開発のノイズアイソレーションイヤーピースがS / M / L、20cmのUSB-Cケーブルと説明書類となっています。
イヤーピースはポリウレタンフォーム素材で低反発仕様になっているので少し大きめのものでも指で抑えてから装着することで優しく耳にフィットさせることができます。
イヤーピースの形状は通常の円形ですのでもし気に入らなければお気に入りのものへの交換も可能です。
操作説明書は、もちろん日本語でしっかりと記載されていますので初めて完全ワイヤレスイヤホンを使用するという方でも迷うことなくお使いいただけます。
外観はコンパクトで高級感がありとてもかっこいいデザイン
SONY WF-1000XM4の外観はシンプルながらSONYのロゴやイヤホン本体の金属部分などのアクセントがあり、とても綺麗でかっこいいデザインとなっています。
イヤホンケースはマットな質感ながらさらさらしていて手が滑ってしまう心配もありません。
イヤホンケース上面にSONYのロゴが絶妙な大きさで印刷されていて高級感があります。
イヤホンケース背面はUSB-Cポートが搭載されています。
WF-1000XM4は、前作のWF-1000XM3では未対応だったワイヤレス充電が搭載され、簡単に充電することが可能となっています。
充電中のインジケーターも前作はきつい赤色でしたが今作のオレンジ色は目にも優しく、こちらも高級感を演出しています。
収納されているイヤホンのマグネットが他のどのイヤホンよりも強力で間違ってもイヤホンがケースから不意に外れ、壊れてしまうことがないような設計になっています。
イヤホンケースのマグネットも十分な強さでバッグなどに入れていても開いてしまうことはありません。
イヤホン本体を正面から見ると大きなタッチセンサー部分金属のマイク部分があり、他のイヤホンにはない唯一無二のデザインになっています。
イヤホン本体を横から見ると割とカナル型らしい形状をしていてノズル部分は根元からイヤーピースの先までで約10.3mmほどあります。
ノズルの形状は通常の円形になっていますのでサードパーティ製のイヤーピースに付け替えることも可能です。
デザインやサイズは管理人のYoutubeチャンネルでしっかりとご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。
装着感は重量やサイズの割に軽めで安定感がある
SONY WF-1000XM4は装着するとかなり大きめで耳全体を覆うような感じになります。
しかし、サイズ(横25.4 x 縦20.7 x 厚み15.8mm)や重さ(片耳約7.1g)の割りにかなり軽く感じます。
また、カナル型のイヤホンであるものの、装着感も良く耳が痛くなったり、圧迫感もありません。
イヤホンを装着した状態で前から見ると耳からかなりはみ出ているように見えますが、イヤーピースとイヤホン裏面がしっかりフィットして支えてくれるため、外れてしまうような感じはありません。
サイズが大きいので今回ご紹介しているブラックだと目立つ感じがありますので目立たせたくない方はプラチナシルバーが向いていると思います。
専用アプリHeadphones Connectはできることが増えて更に快適に進化
SONY WF-1000XM4は、専用アプリであるSony Headphones Connectで様々なカスタマイズを行うことができます。
Headphones Connectアプリでは、他のイヤホンにはできないユニークな機能が揃っています。
Sony Headphones Connectアプリでできること
- ファームウェアアップデート
- イヤホン本体、ケースのバッテリー残量の確認
- ANC / 外音取り込み / オフのモード切り替え
- ANCの自動風ノイズ低減設定
- 外音取り込みの強さ設定、ボイスフォーカス機能
- スピーク・トゥ・チャット機能オン/オフ
- 音声アシスタントの切り替え
- 最適なイヤーピースの判定機能
- オーディオモード(音質優先 / 接続優先の切り替え)
- DSEE Extreme機能オン / オフ
- イコライザー設定
- イヤホンタッチ操作のカスタマイズ
- 外音コントロール操作設定
- 自動電源オフ機能のオン / オフ
- イヤホンを外したときの自動再生 / 一時停止のON/OFF
- イヤホンの電源オン / オフ
- イヤホン設定のバックアップと復元
- 音声ガイダンスのオン / オフ、言語設定
- アダプティブサウンドコントロール(範囲により設定を自動的に切り替える機能)
- 360 Reality Audio設定
- マルチポイント接続のON/OFF
※太字は他のイヤホンではあまりみかけない機能
WF-1000XM4の特徴的な機能としては風ノイズを判定してくれ、重点的に抑えてくれるアクティブノイズキャンセリング(ANC)が追加されました。
これにより、屋外で風が強いときのノイズも効率的に抑えることができます。
他にはスピーク・トゥ・チャット機能と呼ばれる、自分が声を発すると自動で外音取り込みモードに切り替わるという機能も備わっています。
このアプリには、数多くの機能がありますが、それぞれの項目について簡単にどんな機能なのか分かりやすいように情報が表示できるなどハイエンドイヤホンらしいきめ細かい設計になっています。
音質は息をのむほど美しい!解像感抜群のハイレゾ音質で全音域が鮮明に!
SONY WF-1000XM4の音質は、美しく優雅な調和を奏でる、まさにSONYサウンドの真髄を体現しています。
特に、LDAC対応スマホと組み合わせてAmazon Music HDなどのハイレゾ音源を楽しむと、解像感や音の広がりが圧倒的。アーティストの細かい声の震えまで感じ取れる、心地よい音楽体験が待っています。
低音は尖らず、丸みを帯びた柔らかい音。迫力がありながらも耳を痛めるような不快感は皆無。イコライザーで低音を上げても、ストレスなく楽しめます。
ただし、超強力な低音を求める方には物足りないかもしれません。
LDAC非対応の場合、AACという従来のコーデックで音楽再生となります。AAC + DSEE Extremeを用いた場合とLDACを比較すると、AACの方が解像感がわずかに劣る感じがします。
しかし、DSEE Extremeによる音質アップスケーリングが、ハイレゾ級の音質を実現。他のAAC搭載イヤホンと比べても、圧倒的な美しさを誇ります。
iPhoneなどLDAC非対応のスマホをお使いの方でも、十分に素晴らしいSONYサウンドを味わえるでしょう。
360 Reality Audioで至高の音楽体験!サブスクリプションはAmazon Music Unlimitedが最適!
SONY WF-1000XM4は、360 Reality Audioと呼ばれる空間オーディオ機能に対応しています。
まるでコンサートホールの真ん中に立っているかのような、前後左右、そして奥行きまで感じられる豊かな音楽体験が味わえます。
この360 Reality Audioに対応しているアプリは、deezerやnugs.netなど海外楽曲中心のアプリが主でしたが、2021年10月にAmazon Music Unlimitedでも対応されました。
邦楽の楽曲数はまだまだ増えていくでしょうが、すでに非常に魅力的な選択肢となっています。
Amazon Music Unlimitedは、空間オーディオだけでなく、ハイレゾ音源も豊富に配信しており、LDACを搭載しているSONY WF-1000XM4との相性が抜群です。
この組み合わせで、音楽の魅力を存分に堪能しましょう。
あわせて読みたい 完全ワイヤレスイヤホンでハイレゾを聴くのに必要なモノは?おすすめ製品もご紹介!!
接続は基本的に安定しているが音質重視モードだと稀に途切れることがある
SONY WF-1000XM4の接続の安定性は、基本的にはとても安定しています。
しかし、音質重視モード(LDAC)で音楽を聴いていると人混みの中やバスに乗車中のときなど稀に途切れることがありました。(1回あたり1秒程度の途切れ)
接続重視モード(AAC + DSEE Extreme)にしていれば同じようなシーンでも途切れることは全くありませんでしたので接続が途切れてしまうような場合は接続重視モードがオススメです。
操作感はタッチセンサー搭載のイヤホンでピカイチ!快適に操作可能でミスする心配がほぼ皆無
SONY WF-1000XM4のイヤホン本体での操作はタッチで行います。
SONY WF-1000XM4のデフォルトの操作コマンド一覧
‘ 操作 ‘ | 操作コマンド |
---|---|
音楽の再生/一時停止 | 右を1回タップ |
曲送り | 右を2回タップ |
曲戻し | 右を3回タップ |
音声アシスト起動/解除 (Siri/Googleアシスタント) | 右を長押し |
モード切替え | 左を1回タップ (ANC→外音取り込み(アンビエント)→OFF→ANCの順に切り替わります) |
クイックアテンション | 左を長押し (長押ししている間だけ外音取り込みを行います) |
電話をかける | 右または左を2回タップ |
電話を受ける | 右または左を2回タップ |
電話を切る | 右または左を2回タップ |
タッチセンサー搭載のイヤホンは、センサーをきちんとタッチできたのかが分かりづらかったり、高速でダブルタップなどを行うとうまく反応してくれなかったりするものが多いです。
そのため、管理人はこれまで物理ボタン式のものが評価が高い傾向にありました。
しかし、SONY WF-1000XM4は、タッチセンサーがとても大きいことに加え、高速タップも正確に反応してくれるため、誤操作もほとんどなく、快適に操作することが可能です。
この操作感の良さは、これまで使用してきた完全ワイヤレスイヤホンの中で1番良いと言えるもので、これならば物理ボタンである必要はないなと感じています。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は最上級で音楽に没入させてくれる
SONY WF-1000XM4のアクティブノイズキャンセリング(ANC)はとにかく強力で音楽に没入させてくれます。
具体的には人ごみでの騒音や室内のエアコンや除湿器、電子レンジといった家電製品の音は全く聞こえないくらいカットしてくれます。
道路沿いを歩いているときなどに車が通り過ぎる際の走行音は車が自分の真横に来ないとほとんど聞こえない程度です。
そして、電車に乗っている時は線路の連結部走行時の「ガタンゴトン」という音が少し聞こえる程度、アナウンスは何を言っているか分からないが、アナウンスがされているのはうっすらと分かる程度となっています。
また、WF-1000XM4には、自動風ノイズ低減モードも用意されていてバッテリー消費が早くなるものの、風が強い場合などに効果を発揮してくれます。
このモードは、つむじ風のような突風にはあまり効果が無いものの、継続的な風にはとても効果があり、ほとんど風の音が聞こえないほど強力です。
このようにどんなシーンでもとにかく音楽を楽しみたいという方には間違いない強力なANC性能をしています。
外音取り込み(アンビエントサウンド)は音楽を聴いたままでも十分に会話ができるレベル
SONY WF-1000XM4の外音取り込み(アンビエントサウンド)は、音楽を流したままでも十分に会話ができるレベルの自然さです。
コンビニやスーパーでの会話も十分快適に行えるため、会話を聞き逃してしまうこともありません。
また、外音取り込みにはボイスフォーカスと呼ばれる騒音は抑えつつ、人の声は取り込む機能も備わっているため、コンビニの冷蔵庫やエアコンの音は抑えつつ、会話に集中できます。
デフォルトでは左イヤホンを長押ししている間は音楽をミュートにして外音取り込みを行うクイックアテンション機能も搭載されていて一時的に外の音を聞きたい方にはおすすめです。
通常の外音取り込み時にミュートにして外音取り込みを行う設定はないものの、WF-1000XM4の操作性が高いため、外音取り込みの操作をして音楽を一時停止にしてもストレス無く実施できます。
通話品質は十分綺麗な音声でオンライン会議ももちろん可能
SONY WF-1000XM4の通話音声をzoomで録音したものがこちらです。
相手に届く音声は他のハイエンドクラスのイヤホンに比べても十分綺麗でオンライン会議での使用ももちろん可能です。
WF-1000XM4を装着してオンライン会議をしていると相手から良い意味で注目されるかもしれませんね。
気になったところ
SONY WF-1000XM4の完成度はとても高く、とても満足できる仕上がりになっていますが、その中でも気になったところについてもお伝えしておきます。
LDACは対応しているものの、aptXには対応していない
SONY WF-1000XM4は、SONYが開発したLDACと呼ばれるハイレゾ音源を再生することのできる高品質コーデックに対応していますが、aptXと呼ばれるコーデックには未対応です。
LDACとaptXを比較するとLDACのほうが高品質であるため、LDACに対応しているスマホをお持ちの方であれば問題ありません。
しかし、Androidスマホの中にはaptXには対応しているものの、LDACは未対応のモデルも多く、そのようなスマホをお使いの方はハイレゾ音源を再生することはできません。
また、iPhoneやiPadはLDACもaptXも対応していないため、これらの高品質さを享受することはできなくなっています。
ただ、iPhoneも含め、どのスマホも対応しているAACというコーデックでもDSEE Extremeという技術により、ハイレゾ級の音質を体感することは可能です。
あまりにも激しい運動には向いていない
SONY WF-1000XM4は、防滴性能を持っているため、運動時の汗程度であれば濡れても問題なく使用することができます。
しかし、イヤホン本体がそこそこ大きく、走ったりすると大きく揺れてしまってとても不快でした。
ジムでのウエイトトレーニングやエアロバイクなどの運動であれば可能ですが、大きく上下左右するような運動には向いていないイヤホンとなっています。
全ての操作をイヤホン本体で行うことができない
SONY WF-1000XM4の操作のカスタマイズはアプリで行うことができますが、1回タップや2回タップなどのコマンド単位で行うことが出来ず、ある程度のグループ単位で行う必要があります。
そのため、デフォルトコマンドのように左が外音コントロール、右が再生コントロールとすると音量コントロールを割り当てできず、スマホで行うことになります。
スマホアプリのユーザーインターフェース(UI)がいまいち
SONY WF-1000XM4は、イヤホンケースやイヤホン本体のデザインがとてもかっこよく、所有欲を十分満たしてくれます。
しかし、SONY製品共通のスマホアプリであるHeadphones Connectのユーザーインターフェース(UI/デザイン)は他のイヤホンのものに比べるとかっこいいとは言えないと感じました。
また、機能は豊富であり、細かい解説などもあるのは良いものの、少し分かりづらいなどユーザーエクスペリエンス(UX/ユーザー体験)も今一つでした。
せっかくの最高級イヤホンですのでこの機に一新してくれたら更に最高だったと感じています。
他のハイエンドクラスのイヤホンとの違いを簡単にご紹介
SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3とはどっちが良い?
SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3(MTW3)は、2022年発売のとても完成度の高い高性能モデルです。
対応コーデックは、LDACではなく、96kHz/24bitのaptX adaptiveに対応しているため、対応スマホを使用することでハイレゾ音源を再生することができます。
SENNHEISER MTW3とSONY WF-1000XM4を比較して優れていると感じる部分はこちらです。
- 圧倒的な高音質。
- 対応スマホの多いaptX adaptive対応。
- イヤホン本体のサイズがとてもコンパクト。
- 最適なプリセットを作ってくれるSound Check。
- 外音取り込み時に自動で音楽一時停止になる機能。
SONY WF-1000XM4も優秀な音質ですが、解像感や分離感に優れ、圧倒的な高音質に魅力を感じる方にはとてもおすすめのモデルとなっています。
本サイトでは、SENNHEISER MTW3とSONY WF-1000XM4の比較記事も掲載していますのでぜひご覧ください。
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関連記事 SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3 vs SONY WF-1000XM4!最高な完全ワイヤレスイヤホンを徹底比較!!
SONY LinkBuds Sとはどこが違う?コンパクトさとアプリとの連携が魅力ならLinkBuds!
SONY LinkBuds Sは、2022年6月に発売されたリアルとオンラインを繋ぐをコンセプトにセンシング技術を用いて新しい音楽体験を可能にしたモデルです。
2022年2月に発売されたLinkBudsと同様に常時接続というコンセプトもそのままに外音取り込み性能にも注力しつつ、ノイズキャンセリングも搭載しています。
SONY LinkBuds SとWF-1000XM4を比較して優れていると感じる部分はこちらです。
- WF-1000XM4より40%小型化。
- 耳の奥でフィットし、運動にも使える装着感。
- 他アプリとの連携機能。
- 優秀な外音取り込み。
WF-1000XM4は、完全ワイヤレスイヤホンの中でイヤホン本体が大きめで装着しているとかなり主張されます。
一方、LinkBuds Sは、かなりコンパクトで装着感も良いため、耳が小さい方やイヤホンを目立たせたくない方にはとてもおすすめです。
また、WF-1000XM4では行うことができない、Spotify / Locatone / Endel / Auto Playといった他アプリとの連携ができることもメリットです。
本サイトでは、SONY LinkBuds Sのレビュー記事も掲載していますのでぜひご覧ください。
関連記事 SONY LinkBuds Sを徹底レビュー!コンパクトで様々なアプリとの連携も可能な全部入り完全ワイヤレスイヤホン!!
Technics EAH-AZ60との違いは?どっちを買う?
Technics EAH-AZ60は、SONY WF-1000XM4と同様にハイレゾ対応完全ワイヤレスイヤホンでスペックはかなり近いイヤホンとなっています。
このTechnics EAH-AZ60とWF-1000XM4を比較し、優れていると感じる部分はこちらです。
- 通話音声がクリアでとても快適。
- デザインに高級感がある。
- WF-1000XM4より若干小さめ。
- 通話音声をアプリで確認可能。
- キレがあり、テンションが上がる音質。
どちらもとても優秀で満足が得られる品質になっていますが、これらに魅力を感じる方はTechnicsのほうが向いている可能性が高いです。
管理人としては通話品質を重視しないのであればSONYがおすすめですので迷う方はSONY WF-1000XM4で満足できるでしょう。
本サイトでは、SONY WF-1000XM4とTechnics EAH AZ60の比較記事も掲載していますのでぜひご覧ください。
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関連記事 【SONY WF-1000XM4 vs Technics EAH-AZ60】2021年最強はどっち?多機能で高カスタマイズ可能な完全ワイヤレスイヤホンを徹底比較!!
SONY WF-1000XM4とTechnics EAH-AZ60との比較はYouTubeでも解説していますのでぜひご覧ください。
前作のSONY WF-1000XM3との違いは?買い替えるべき?
前作のSONY WF-1000XM3は、今作が発売されるまでの約2年間売れ続けてきた超人気の完全ワイヤレスイヤホンでした。
しかし、今作のWF-1000XM4と比べると性能面で上回っているところは正直言ってありません。
上回っている点というと2021年7月現在、実売価格が約1万円安いというところですが、今作のWF-1000XM4は1万円以上の価値はあると断言できます。
そのため、予算が許すのであればWF-1000XM4はとてもオススメです。
本サイトでは、WF-1000XM4と前作のWF-1000XM3を比較し、特に気に入っているポイントをこちらの記事でご紹介していますのでぜひご覧ください。
関連記事 【SONY WF-1000XM4 vs SONY WF-1000XM3】SONYの最新フラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンを前作と比較し気に入っているポイント4選をご紹介!
Jabra Elite 85tとの違いは?装着感はJabraが優位
Jabra Elite 85tは、音質も良く、ANC、外音取り込みの性能も十分で物理ボタンで操作可能な全部入り完全ワイヤレスイヤホンで2020年発売のものの中でも完成度が高いことで人気です。
そんなJabra Elite 85tがWF-1000XM4と比べて優れている部分はこちらです。
- 耳の浅い位置でフィットする軽い装着感
- 運動時でもイヤホンの揺れが少ない
- 実売価格が6,000円ほど安い
Jabra Elite 85tは、ノズルが短く、耳の奥まで入り込まないため、カナル型のイヤホンが苦手な方にも良い選択肢となっています。
関連記事 【Jabra Elite 85tレビュー】総合力No.1の全部入り完全ワイヤレスイヤホン!ガジェットとしての完成度を求めるならこれ一択!!
JBL CLUB PRO+ TWSとの違いは?自分好みの音質に仕上げたい方には良い
JBL CLUB PRO+ TWSは、音質がとても良く、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込みの評価も高いことで発売当初は売り切れ続出だった全部入り完全ワイヤレスイヤホンです。
そんなJBL CLUB PRO+ TWSがWF-1000XM4と比べて優れている部分はこちらです。
- 空気が振動するような低音の迫力
- 別のイヤホンに生まれ変わるようなイコライザー
- 実売価格が10,000円ほど安い
特に低音はSONY WF-1000XM4では味わうことの難しい、ライブ会場のように空気が揺れているような迫力感覚です。
そのため、ロックなどの低音を重視する方にはとてもオススメです。
また、JBL CLUB PRO+ TWSのイコライザーはとても優秀で自分のお好きな音に仕上げることが可能です。
関連記事 【JBL CLUB PRO+ TWSレビュー】音質バツグンで全部入り完全ワイヤレスイヤホン!売り切れ続出TWSの実力はやっぱり凄かった!
SONY WF-1000XM4の総合評価と最終判断
総合評価は☆4.5
SONY WF-1000XM4は、迫力がありながら解像感もとても高く、SONYらしい綺麗で優しい音質が最高に心地よいです。
また、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込みもトップクラスで痒い所に手が届くきめ細やかさが素晴らしく、総合評価は☆4.5となりました。
数字上は☆4.5としていますが、かなり満点に近いと感じています。
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圧倒的な満足感が得られる最高級完全ワイヤレスイヤホン!予算が許すなら間違いない!!
最後にSONY WF-1000XM4の良いところ・気になるところをおさらいします。
- 迫力もあり解像感も高い綺麗で快適なSONYサウンド
- 最強クラスのANC
- 自然でクリアな外音取り込み
- 重さを感じさせない装着感
- ミスの無い快適な操作性
- コンパクトなケース
- 通話品質は会議も十分可能
- 2台同時接続(マルチポイント)にも対応
- aptXに対応していない
- スマホで操作を完結できない
- スマホアプリのUIがいまいち
- 激しい運動には不向き
マルチポイントには未対応
SONY WF-1000XM4は、音質、デザイン、ANC、外音取り込み、操作性などどれをとっても快適で本サイトでは2021年のベストイヤホンという評価となったモデルです。
更に発売当初の価格は33,000円とかなり高価でしたが、2022年に入り2万円台中盤で購入できるほどになってきています。
33,000円でも満足のいく仕上がりでしたが、このクオリティが2万円台中盤で購入できるとなるとコスパもとても高いとモデルとなってきています。
管理人は80個以上のイヤホンを所有していますが、1つだけを選ぶとしたらこのイヤホンを選びます。
迷ったらこれを買っておけば間違いないと自信を持っておすすめできるモデルに仕上がっていますのでぜひチェックしてみてくださいね。
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