ag TWS04Kは、日本のオーディオブランドであるag(エージー)のハイエンド完全ワイヤレスイヤホンです。
モデル名の最後に付けられている「K」シリーズはマニアのサブ機にふさわしい音質を目指していてag TWS04Kは2021年5月現在、agブランドのイヤホンの中では最高級のモデルとなっています。
本記事では、ag TWS04Kを徹底レビューするとともにお得にゲットできる方法もご紹介します。
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ag TWS04Kのスペック・価格
ag TWS04Kのスペック・価格一覧
ノイズキャンセリング | 未対応 |
---|---|
外音取り込み | 未対応 |
ワイヤレス充電 | 未対応 |
片耳のイヤホンのみで使用 | 対応 |
Bluetoothバージョン | バージョン5.0 |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX |
ドライバーサイズ | 未公開 |
充電時間 | イヤホン本体:2時間 イヤホンケース:4時間 |
バッテリー持続時間 | イヤホン単体:最大9時間、aptX使用時、最大6時間 ケース込み:最大180時間 |
サイズ | 約75 x 約44 x 約33mm |
カラー | ブラック、ホワイト |
重量 | ケース+イヤホン:約100g、イヤホン両耳:約9g |
イヤホン防水規格 | IPX7 |
充電ポート | USB-C |
保証期間 | 1年間 |
その他 | モバイルバッテリー機能 |
価格(Amazon/税込み) | 14,100円(2021年5月現在) |
定価(税込み) | 15,800円 |
発売月 | 2020年5月 |
ag TWS04Kは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込み、ワイヤレス充電、専用アプリには対応していません。
しかし、スマホなどを充電できるモバイルバッテリー機能や一時的に水没しても問題のないIPX7という高い防水性能が備わっています。
また、ケース込みで音楽再生時間が最大180時間という大容量バッテリーも魅力の1つです。
ag TWS04Kレビュー
パッケージはハイエンド感のあるしっかりとした作りで好感が持てる

ag TWS04Kのパッケージは綺麗なパッケージでデザインも可愛らしくしっかりとした作りになっています。

外箱はマグネットで簡単に開けられるようになっています。
外箱を開けるとこのようにイヤホンケースとイヤホンが硬めのスポンジのような素材で固定され、収納されています。
ハイエンドモデルらしく、しっかりと梱包されていて運搬時に傷つくようなことはありません。
付属品はイヤーチップ x 5 / USB-Cケーブル / マニュアルとイヤーチップが充実

ag TWS04Kの付属品は、イヤーチップが(SS / S / M / L / LL)の5種類、USB-Cケーブル、取り扱い説明書が入っています。
イヤーチップは、finalの完全ワイヤレスイヤホン用であるTYPE Eとなっており、快適な装着感が得られます。
また、イヤーチップのサイズ毎の実際の大きさの違いは少ないため、例えばMとLの中間だとちょうど良いはずだけど付属してなくてモヤモヤしたという方にもピッタリの合うイヤーチップが見つかります。
外観はデザイン、質感ともに高級感がある作りになっている

ag TWS04Kのイヤホンケースは革シボ仕上げと呼ばれ、その名の通り、革のようなデザインになっていてただの印刷ではなく、しっかりと凹凸があり、高級感があります。
また、agのロゴも主張しすぎない程度に彫られていて更に高級感が増しています。

イヤホンケース前面には、LEDインジケータが搭載されていて充電容量を確認することができます。

イヤホンケース側面には、USB-Cポートがあり、充電とモバイルバッテリー機能用に使用します。

イヤホンケースを開けるこのようにイヤホン本体が収納されています。
写真を見るとイヤホンがかなりはみ出ているように見えますが、強力なマグネットで吸着していますのでかなり強く振ったりしても外れてしまうようなことはありません。
ag TWS04Kは、左右のイヤホンで同じ形状をしているのでケースに収納する際に左右を間違えないようにする必要があります。

ag TWS04Kのイヤホン本体は正面から見るとかなり小さく、指先と同じくらいコンパクトです。
大きく見える丸い部分は物理ボタン、ボタン中央付近にはLEDインジケータ、ボタンの右にはマイクが搭載されています。

イヤホン本体の厚みは約1.5cmあり、かなり厚みがあることが分かります。

ノズルは約8mmあり、かなり長い仕様になっています。

ag TWS04Kは、左右のイヤホンが同じ形状をしていますが、イヤホン裏面に右耳用か左耳用かの表記がありますので間違えてしまうことはありません。
装着感は耳のかなり奥でフィットして快適だが好き嫌いが分かれそう

ag TWS04Kのイヤホン本体は正面から見るとサイズは小さいのでしっかりと耳に収まります。
ノズルは長く、耳のかなり奥でフィットしますのでかなり強く頭を振ったりしても外れてしまうような心配はありません。
ただ、オープンイヤー型のような軽い装着感が好きな方にはあまり向いていません。

ag TWS04Kは、厚みが約1.5cmあるため、装着して前から見ると耳からはみ出ているように見えます。
ただ、しっかりとフィットしてくれていますので外れてしまう心配はありません。
遮音性がかなり高いので騒音はかなり軽減してくれる

ag TWS04Kは、final TYPE Eイヤーチップのおかげか、かなり遮音性が高く、アクティブノイズキャンセリング(ANC)非搭載ながら騒音をかなりカットしてくれます。
パッシブノイズキャンセリング(物理的に騒音をカットするノイキャン)とは公式には謳っていませんが、パッシブノイズキャンセリングと言っていいくらい遮音性が高くて驚きました。
さすがにANCほど電車の走行音をカットすることはできませんが、他のイヤホンに比べると騒音をカットできています。
音質はさすがのキレ・解像感があり、更に音の深みがあって迫力満点
ag TWS04Kのキレがあって解像感が高く、マニアのサブ機に相応しい音質で高音/中音/低音が絶妙なバランスでチューニングされています。
安価モデルであるTWS03Rでも十分綺麗な音だったのですが、TWS04Kでは特に音の深みや迫力が全然違います。
音の遠近感が再現されているように感じ、ライブハウスの中にいるような雰囲気を味わえます。
また、バスドラのような低音は音の振動が来ているように感じるくらいしっかりとした迫力があります。
そして、様々な楽器の音もしっかりと再現してくれるため、もしこれまで安価なイヤホンを使っていたという方がag TWS04Kを使うと「こんな音が鳴っていたの!?」と驚くと思います。
ag TWS04Kは、イコライザー設定で自分で音質の調整はできないものの、ロックから弾き語りまでどんな音楽も満足出来る音質に仕上がっています。
操作はボタン式でミスなく操作音もしっかり鳴って快適

ag TWS04Kのイヤホン本体での操作は物理ボタンで行います。
ag TWS04Kの操作コマンド一覧
‘ 操作 ‘ | 操作コマンド |
---|---|
音楽の再生/一時停止 | 右または左を1回タップ |
曲送り | 右を長押し |
曲戻し | 左を長押し |
音声アシスト起動/解除 (Siri/Googleアシスタント) |
音楽停止時に右もしくは左を2回タップ |
音量アップ | 左を2回タップ |
音量ダウン | 右を2回タップ |
電話を受ける/切る | 右もしくは左を1回タップ |
着信拒否 | 右もしくは左を2回タップ |
ag TWS04Kのイヤホン本体での操作はタッチ式でなく、ボタン式になっているのでとても快適です。
前作のag TWS03Rでは操作音が鳴らなかったり、音量アップ/ダウンに3回タップしなければいけないなど痒い所に手が届かない仕様でしたが、これらが全て改善されていて更に快適になりました。
通話品質は少し機械音っぽさがあるものの、十分実用レベル
ag TWS04Kの音声をzoomで録音したものがこちらです。
ag TWS04Kはマイクが1つのせいか他のハイエンドイヤホンに比べると少し機械音っぽさがありますが、十分にオンラインミーティングに耐えられる品質です。
また、前作のTWS03Rではzoomが繋がったときに左耳にノイズが入るのが気になりましたが、TWS04Kでは全くノイズは入りませんでした。
モバイルバッテリー機能搭載で長時間外出しないのであれば十分充電できる

ag TWS04Kのイヤホンケースは、2,600mAhの大容量バッテリーを搭載していてモバイルバッテリーとして使用可能です。
上の写真は、AndroidスマホであるOPPO Reno3 AをUSB-C to USB-Cのケーブルで繋いでいます。
イヤホンケースのLEDインジケータがオレンジ色に点灯していて充電できていることが分かります。
スマホのバッテリー容量は約4,000~5,000mAhですから50~70%程度を充電できますのでで長時間の外出でなければ別途モバイルバッテリーを持ち歩く必要が無くなります。

管理人はiPhoneを持っていませんので代わりにiPadを接続しました。
USB-C to Lightningのケーブルも持っていませんのでUSB-C to Aのアダプタをイヤホンケースに接続しした上で通常のLightningケーブルをiPadと接続しましたが、しっかり充電できました。
IPX7の防水性能があるので水の中に落としても壊れない

ag TWS04Kは、IPX7という高い防水性能を持っています。
実験としてコップに水を張り、イヤホンを沈めて30分放置してみましたが、取り出して水気を取ってから再度使用しても故障することなく音楽を聴くことができました。
お風呂や家事など水中に落としてしまう可能性がある場合でもag TWS04Kは安心して使用できますし、汚れてきたら水洗いも可能です。
ag TWS04Kの気になったところ
ここからはag TWS04Kの気になったところについてもご紹介します。
耳のかなり奥でフィットするのでカナル型が苦手な方にはオススメできない

ag TWS04Kは、他のイヤホンに比べてもノズルがかなり長く、耳のかなり奥でフィットします。
しっかりと固定されるため、カナル型のイヤホンがお好きな方は全く問題ありませんが、カナル型のイヤホンが苦手な方にはオススメできません。
イヤホンケースが簡単に閉じてしまう

ag TWS04Kのイヤホンケースは全開まで開けてもフタがそこでしっかりと止まるわけではなく、ケースを傾けたり、指が少し当たっただけで閉じてしまいます。
不意にフタが開いてしまった際にはまた閉じてくれるという利点はありますが、フタを開けたら指で押さえるなどする必要があります。
イヤホンケースが重たい

ag TWS04Kのイヤホンケースは、2,600mAhの大容量バッテリーを搭載していることで約91gの重量があります。
モバイルバッテリー機能を搭載しているからこその重量ですが、他の完全ワイヤレスイヤホンに比べると20~40g程度重たくなっています。
ただ、ag TWS04Kはスマホの50~70%ほどは充電できる容量を持っていますのでちょっとした外出でモバイルバッテリーを持ち運ばなくて良いと思えば結果的に荷物は軽くなります。
モバイルバッテリー機能用にUSB Type Aポートがあればなお良かった

ag TWS04Kのウリの1つであるモバイルバッテリー機能は、イヤホンケース横のUSB-Cポートから行います。
つまり、スマホの充電ポートがUSB-Cポートである場合、充電ケーブルの両端がUSB-Cである必要がありますが、USB-C to USB-Cのケーブルはまだあまりメジャーではありません。
そのため、USB-C to USB-Cのケーブルを購入するか、USB-C to Aの変換アダプタを購入する必要があります。
実質2,000円!ag TWS04Kはふるさと納税活用でお得にゲット可能!

ag TWS04Kは、実売価格14,100円(2021年5月現在のAmazon価格)となかなか良い値段のイヤホンですが、実はふるさと納税を活用することで実質2,000円でゲットできます。
ふるさと納税は食品などが多く完全ワイヤレスイヤホンが返礼品となっているケースは少ないですが、ag TWS04Kは、神奈川県川崎市のふるさと納税返礼品の対象になっています。
ag TWS04Kがゲットできる神奈川県川崎市への寄附は大手ふるさと納税サイトのふるさとチョイスで行うことができますのでぜひチェックしてみてください。
ふるさとチョイスでag TWS04Kをチェック関連記事 ふるさと納税で実際にゲットした返礼品をご紹介!早く始めれば始めるほどお得な制度です!
ag TWS04Kの総合評価は☆4.5
ag TWS04Kは、どの音域もしっかり表現してくれる上に深みや迫力も満点の音質です。
また、ANCは付いていないものの、パッシブノイズキャンセリングと呼んで差し支えないほどの遮音性もあり、音楽に没頭できるのも強みで総合評価は☆4.5となりました。
マニアのサブ機を謳う実力は本物!余分な機能はいらないから音質を重視したい方には超オススメ!!
最後にag TWS04Kの良いところ・気になるところをまとめます。
- 解像感が高く、深みのある音質
- しっかりとフィットする装着感
- 遮音性が高く、音楽に没頭できる
- ボタン式による操作性
- モバイルバッテリー機能
- ふるさと納税で実質2,000円でゲット可能
- カナル型が苦手な方には不向き
- イヤホンケースが簡単に閉じてしまう
- イヤホンケースが重たい
- USB Type Aポートがない
ag TWS04Kは、ag TWS03Rの今一つだと思っていた箇所をしっかりと改善してくれた上でマニアのサブ機を謳うに相応しい、最高の音楽体験を届けてくれるイヤホンです。
イコライザーで自分で音質を調整できない分、偏った音にならず、初心者の方でも簡単に最高の音を楽しむことができます。
普通に購入すると少し高めですが、ふるさと納税を活用すれば実質2,000円でこの音質をゲットできると考えると間違いなくコスパ最高の完全ワイヤレスイヤホンと言えます。
ぜひ参考にしてください。
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