ワイヤレスイヤホンには、左右のイヤホンがケーブルでつながっている左右一体型とAirPodsに代表される左右のイヤホンが分かれている完全ワイヤレスイヤホン(TWS)があり、2023年現在は完全ワイヤレスイヤホンが主流です。
そこで本記事では、完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ際のポイントやおすすめのイヤホンをご紹介します。
※完全ワイヤレスイヤホン向けに記事を書いていますが、ワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホンにも応用可能ですのでこれらをお探しの方もぜひご覧ください!
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完全ワイヤレスイヤホン(TWS)の選び方のポイント10選
完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を選ぶポイントはこちらの10個です。
- イヤホンの形状
- Bluetoothのバージョン
- 対応コーデック
- 音質
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)
- 外音取り込み(アンビエント)
- ワイヤレス充電
- アプリ対応
- 防塵防水性能
- 価格
それぞれについて詳しく解説していきます。
ポイント1. イヤホンの形状:管理人のおすすめはカナル型!
完全ワイヤレスイヤホンの形状には主にカナル型とインナーイヤー型があります。
これは通常の有線イヤホンでも同様ですが、着け心地などに違いが出ますので確認しておく必要があります。

カナル型イヤホンは、耳にしっかりとはめ込むタイプです。
耳にはめ込んでいるので周囲の音を遮断しやすいため、集中して音楽を聴くことができますが、耳の形や耳の穴の向きなどによっては耳に合わずに痛くなってしまうことがあります。
完全ワイヤレスイヤホンではカナル型イヤホンが多く販売されており一般的です。

インナーイヤー型イヤホンは、耳に乗せるように浅く装着するタイプです。
周囲の音は遮断しにくいですが、その分電車や外で周りの音を聞くことができるため、人にぶつかったり、電車のアナウンスを聞き逃すことが少なくなります。
さらに耳にはめ込まないため、カナル型イヤホンではどうしても耳が痛くなってしまうような人でも快適に使用することができます。
欠点としては多少外れやすいため、あまりにも激しい運動などには向いていません。
ポイント2. Bluetoothのバージョン:5.2以上を強く推奨!
Bluetoothのバージョンは、バージョン5.2以上のものを選ぶことをおすすめします。
現在は、バージョン5.3が最新ですので5.3のものが購入可能であればより良いですが、バージョン5.2のものがまだ主流であり、予算と相談して決めていただいて構いません。
一方、バージョン5.1以下が搭載されている完全ワイヤレスイヤホンは、たとえ安価であったとしても安定性などにも疑問があるため、間違って購入してしまわないように注意してください。
ポイント3. 対応コーデック:LDACやaptX adaptiveに対応しているとより良い!
コーデックとは、簡単に言えば音声データを端末からイヤホンにどうやって送るかという方式のことです。
近年の完全ワイヤレスイヤホンは、LDACやaptX adaptiveといったハイレゾ音源に対応したコーデックが登場しており、こちらに対応しているモデルはより高音質で音楽を楽しむことができます。
ただし、aptXやAACといったハイレゾ未対応なコーデックのみ対応しているモデルがダメというわけではありません。
完全ワイヤレスイヤホンの音質は4で記載しているドライバーの性能にも大きく左右されるため、ハイレゾ音源再生にこだわる方はLDACやaptX adaptive対応の完全ワイヤレスイヤホンをおすすめします。
※イヤホンがLDACやaptX adaptiveなどのコーデックに対応していてもスマホも対応していないとハイレゾ再生はできませんので注意してください。
ポイント4. 音質:スペックだけでは判断が難しいがドライバーサイズは1つの目安
イヤホンを購入する上で最も大切なものと言えば音質ですが、音質はスペック表だけでは判断しづらいのが正直なところです。
ただ、スペック表に記載されているドライバーサイズは音質を判断する1つの目安になります。
ドライバーサイズは、基本的には大きければ大きいほど迫力あるサウンドを出すことができ、完全ワイヤレスイヤホンの場合、6~13mm程度のドライバーが搭載されています。
しかし、ドライバーサイズが小さくても素晴らしい音質を出すことが可能なイヤホンもあります。
JBL CLUB PRO+ TWSは、6.8mmと決して大きいドライバーを搭載されているわけではないですが、かなり迫力あるサウンドを出すことが可能です。
ポイント5. アクティブノイズキャンセリング(ANC)は搭載されているか

アクティブノイズキャンセリング(ANC)は、電車の走行音や街中の騒音といった雑音をかき消してくれる機能で音楽や作業に集中させてくれます。
ANCが無くても音楽のボリュームを上げればそれなりに雑音は消せますが、大音量で音楽を聴いていると耳に悪く、下手をするとヘッドホン難聴になってしまう恐れがあります。
ANCはボリュームを上げすぎなくても快適に音楽を聴くことができますので耳にも良く、音楽の世界に没入できるため、完全ワイヤレスイヤホンには欠かせない機能となっています。
Jabraの最新モデルであるElite 85tは、ANCの効きが最強クラスの完成度の高い完全ワイヤレスイヤホンです。
ポイント6. 外音取り込み機能(アンビエント)は搭載されているか

外音取り込み(アンビエントやHearThroughなどメーカーによって呼び方は異なる)は、イヤホンをしたままでも会話や電車のアナウンスなどを快適に聴けるようにする機能です。
会話の際、ヘッドホンや両耳のイヤホンが繋がっているイヤホンであれば外して首にかけておくことが可能です。
しかし、完全ワイヤレスイヤホンの場合、外してしまうと無くしてしまう可能性もあるため、イヤホンを外すことなく外の音が聞こえるという外音取り込み機能は重宝します。
PaMu Quiet Miniは、外音取り込み機能が優秀で会話などを自然に聴くことができるイヤホンの1つです。
ポイント7. ワイヤレス充電に対応しているか

ワイヤレス充電はその名の通り、ワイヤレス充電器の上にイヤホンケースを置くだけで充電ができる機能です。
完全ワイヤレスイヤホンは当然ながら充電が無くなれば使用することはできなくなります。
しかし、スマホやタブレット、スマートウォッチなど充電しなければいけないものが増えた現在ではケーブルを繋いで充電するというのは思ったより手間ですし、忘れてしまいがちです。
ワイヤレス充電に対応していれば帰宅後にイヤホンを外し、置くだけですのでとても快適です。
もし、ワイヤレス充電の対応有無によって数千円の差しかないのであればワイヤレス充電対応モデルを購入することを強くおすすめします。
ポイント8. アプリでのカスタイマイズ性能が充実していると劇的に進化する

ハイエンドモデルでは専用スマホアプリでイヤホンのカスタマイズを行うことができるモデルが多いです。
例えば、カスタマイズ性能が高いJabraのアプリであるSound+ではこのようなことができます。
- ソフトウェアアップデート(ANC追加や音声ガイダンス言語の追加など)
- パーソナライズされた音質へのカスタマイズ
- パーソナライズされたアクティブノイズキャンセリング(ANC)設定
- サウンドモード切替などのイヤホン操作
- イコライザー設定
- イヤホンボタン操作設定の割り当て変更
- GPSを用いたイヤホン探索機能
- イヤホンを外した時の音楽一時停止設定
- 外音取り込み時の動作(音楽継続 or ミュート)設定
- 通話時設定(ミュート時の通知音、側音、通話イコライザー)
- サウンドモード、スリープモード設定
- イヤホン、ケースの充電残量確認
- 水と埃による障害に対する2年保証の登録
この中でも機能としてあると便利なのがイコライザー設定とサウンドモード切替などのイヤホン操作です。
これらが柔軟に設定できるとイヤホンの質が見違えるように変わりますのでここはチェックすることをオススメします。
ポイント9. 防水 / 防滴性能はどうか。
ワイヤレスイヤホンを購入する理由の1つに音楽を聴きながらランニングなどの運動をしたいからという方も多いのではないでしょうか。
そういうときには防水 / 防滴対応しているイヤホンを選ぶと汗で壊れてしまうということもなくなります。
防水 / 防滴対応しているかはIPXという表示を確認してください。
IPXには、このアルファベットの後ろに0~8まで数字が付きます。(例:IPX5)
IPX0だと防水 / 防滴対応されておらず、IPX8だと完全防水となりますのでIPX4以上のものを選ぶことをおすすめします。
ポイント10. 値段(コスパ)は良いか

最後はやはり値段です。
高くて良いのは当たり前といえば当たり前ですが、やはりコスパが高いというのはとても重要です。
今回ご紹介した、ANCや外音取り込み、ワイヤレス充電搭載している完全ワイヤレスイヤホンは5,000円程度からとなります。
EarFun Free Proは、今回ご紹介した機能を全て搭載し、5,000円台ととてもコスパの良いイヤホンですのでとてもおすすめです。
最後に
今回ご紹介した以外にもそのメーカー独自の機能などはありますが、まずは今回ご紹介した10個のポイントを気を付けていただければ満足できると思います。
本サイトではたくさんの完全ワイヤレスイヤホンをレビューしていますのでそちらもぜひご覧いただき、参考にしてください。