PaMu Quiet Miniは、懐中時計のような形と高い品質で話題となったPaMu Quietを発売しているpamuの新作全部入り完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。
PaMu Quiet Miniは、業界最高クラスのアクティブノイズキャンセリング機能(-40dB)がウリとなっており、周りの騒音を気にせず音楽を楽しんだり、快適に作業を行うことができます。
本記事では、そんなPaMu Quiet Miniのスペックや価格をご紹介するとともにレビューしていきます。
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PaMu Quiet Miniのスペック・価格
PaMu Quiet Miniのスペック・価格一覧
ノイズキャンセリング | 対応(-40dB) |
---|---|
外音取り込み | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
片方のイヤホンのみの使用 | 対応 |
Bluetoothバージョン | バージョン5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC |
ドライバーサイズ | 10mm |
充電時間 | 10分の充電で1時間使用可能、3時間でフル充電 |
バッテリー持続時間 | 最大4.5時間(ケース込みで最大18時間) |
サイズ | 約60 x 約60 x 約28mm |
カラー | メテオライトブラック、パールホワイト、ブルー |
重量 | ケース+イヤホン:約53g、イヤホン両耳:約10g |
イヤホン防水規格 | IPX4 |
充電ポート | USB-C |
保証期間 | 1年間 |
その他 | 専用アプリによる低遅延モード、ファームウェアアップデートなどに対応 片耳のみで使用可能 |
価格(Amazon/税込み) | 13,970円 |
定価 | 13,970円 |
発売年月 | 2021年6月 |
PaMu Quiet Miniのノイズキャンセリングの性能は業界最高レベルの-40dBの騒音除去をしてくれることが大きなウリとなっています。
また、ゲームなどで活躍する低遅延モードはAirPods Proの144msといわれる遅延の半分である70msを記録しており、快適なゲーム体験をすることができます。
防水性能に関してはIPX4となっており、運動時の汗程度であれば耐えられるスペックとなっています。
PaMu Quiet Miniをレビュー
では、PaMu Quiet Miniをレビューしていきます。
外箱はビニールで包まれていること以外は一般的

PaMu Quiet Miniの外箱はビニールでパッケージされていますので通販などで購入してもが汚れてしまうなどはありません。
外箱はマグネットで簡単に開くようになっており、中はシンプルな作りになっています。
ケースは思ったよりも大きめだがシンプルでかっこいいデザイン

PaMu Quiet MiniはMiniと名がついているわりに6.3インチのスマホ、Jabra Elite 75tと比べてみると割と大きめなことが分かります。
厚みが約28mmありますので持ち運ぶ際はポケットではなく、バッグに収納することになります。
ケースにはこのようにイヤホンが収まっています。
ケース背面にはUSB-Cの充電端子が付いています。

PaMu Quiet Miniはワイヤレス充電に対応しているのでケースをワイヤレス充電器の上に置くだけで充電が開始されます。
イヤホン本体はデザインはシンプルだが形状が特殊

イヤホンのスティック部分にはpamuというロゴが印字されていてシンプルな仕上がりです。
PaMu Quiet Miniのスティックの長さは、根元から測ったところ、約23mmほどでした。
また、本体色はメテオライトブラックという色ですが、とても濃い紺色のようなイメージです。

イヤホン内側が少し特殊な形状をしており、イヤーチップが少し縦型になっています。
そのため、市販の一般的な替え用イヤーチップに交換することは難しいです。
付属品は専用ポーチ / イヤーチップ x 3 / USB-Cケーブル / マニュアル類
PaMu Quiet Miniの付属品は、専用ポーチ、イヤーチップ x 3(S/M/L、Mサイズは最初からイヤホンに装着)、USB-Cケーブル、冊子類が4種類入っています。
専用ポーチが同梱されているのはカバンの中などでケースが傷つく心配がないので嬉しいポイントです。
また、マニュアルには8ページに渡って日本語での説明もありますので初めてワイヤレスイヤホンを使う方でも利用可能になっています。

タッチセンサーの操作コマンドは専用アプリのpamuでも見ることができます。
音質は低音がしっかり利いていて多くの方に好まれる音
PaMu Quiet Miniは、デフォルトでは「BASS BOOST」というモードになっており、その名の通り、低音がしっかり利いていていわゆるドンシャリと呼ばれる音質です。
また、割と耳に近い位置で音が鳴っているなという印象で空間の広がりというのはあまり感じられませんが、多くの人が聴いていて「いい音だ」と感じる音になっています。

低音が効いている音が好きではないという方にも配慮されており、専用アプリのpamuで原音モードと呼ばれる低音を強調しないモードに切り替えることもできます。
装着感は軽め。イヤーチップが縦長なので向きを工夫すると良い

PaMu Quiet Miniはカナル型に該当しますが、装着感はとても軽いのでイヤホンの重さで疲れてしまうということが少ない設計となっています。

カナル型特有の耳の奥にズボッと入る感じも少なく、イメージ的にはAirPodsのようなインイヤー型とカナル型の中間くらいの付け心地です。

イヤーチップは写真のように縦長なので最初は違和感がある方もいらっしゃるかもしれませんが、装着した後に向きを調整することでお気に入りの位置が見つかると思います。
アプリはモードのループ設定や操作のカスタマイズ、アップデートが可能

ここまでも何回かご紹介してきましたが、PaMu Quiet Miniは専用アプリのpamuに対応しており、いろいろな調整などを行うことができます。
pamuアプリでできること
- ファームウェアアップデート
- イヤホン本体のバッテリー残量の確認(ケースの残量確認は不可)
- ANC / 外音取り込み / ANCオフのモード切り替え
- モードのループ設定
- イヤホンタッチ操作のカスタマイズ
- 原音、BASS BOOSTモードの切り替え
- ゲームモード(低遅延モード)のON/OFF
- マニュアルの参照
アプリでファームウェアアップデートができるというのは今後もPaMu Quiet Miniが進化していく余地があるということですから嬉しいポイントです。
発売当初はイコライザー設定はできませんが、今後アップデートでイコライザーのカスタマイズができるようになったりすると更に完成度が高い完成度に仕上がりそうです。
モード切り替えなどはタッチ操作で行うがコマンドが少なめ

PaMu Quiet Miniの操作はスティック上部に搭載されているタッチセンサーで行います。
PaMu Quiet Miniのデフォルトの操作コマンド一覧
‘ 操作 ‘ | 操作コマンド |
---|---|
音楽の再生/一時停止 | 右 or 左を1回タップ |
曲送り | 右を2回タップ |
曲戻し | 左を2回タップ |
音声アシスト起動/解除 (Siri/Googleアシスタント) |
左を長押し |
モード切替え | 右を長押し (ノイズキャンセリング→外音取り込み(アンビエント)→ノイズキャンセリングの順に切り替わります) |
電話を受ける/切る | 右を1回押す |
着信拒否 | 右を2回押す |
PaMu Quiet Miniのイヤホン本体での操作は上記表の通りで他のイヤホンに比べると少なめです。

pamu製品専用アプリで左右2回タップ時、左右長押し時のコマンドを設定することができますので音声アシストなど使わないのであれば音量のアップやダウンに割り当てることができます。
モード切り替え時にノーマルモードを挟まずにアクティブノイズキャンセリングと外音取り込みを交互に切り替えることができるのは良いポイントです。
操作感はタップした際の感度が良いのでタップしたつもりなのでできていなかったということは無く、しっかり操作できます。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は低音はさすがの実力、高音の利きは少し弱めに設定されている

PaMu Quiet Miniのウリの1つであるアクティブノイズキャンセリング(ANC)は業界最高クラスの-40dBの騒音を低減してくれると言われています。
実際に試してみるとさすがの実力で管理人が済んでいるマンション横で行われている工事の音も音楽をかけなくてもANCをオンにするだけでほとんど聞こえないくらい騒音をカットしてくれました。
また、電車に乗っていても音楽をかけているとほとんど騒音は気にならないレベルで唯一、走行中に他の電車とすれ違ったときに多少走行音が気になったという程度でした。
音楽をかけていなくてもこれほど騒音をカットしてくれるのはこれまで試したイヤホンの中ではトップのANC性能と言っても過言ではありません。
ただ、金属音や喋り声などの高音の利きは少し弱めに設定されているようです。
これは高音まで全ての音をカットしてしまうと例えば車のクラクションなどの危険を知らせるための音まで聞こえなくなって危険な可能性があるためということだと思われます。
外音取り込み(アンビエント)はめちゃくちゃ自然な聞こえ方で超快適
PaMu Quiet Miniには外音取り込み(アンビエント)機能も搭載されています。
この外音取り込み機能で管理人が重視しているのはコンビニやスーパーなどでの会話も十分できるかどうかです。
このPaMu Quiet Miniの外音取り込み機能は機械音っぽくないとても自然でクリアに聞こえてめちゃくちゃ快適です。
本サイトでご紹介している高コスパイヤホンのJabra Elite 75tの外音取り込みも優秀でよく聞こえますし、会話も可能です。
しかし、Jabra Elite 75tは外音取り込みの利き方をアプリで増やしていくと「サーッ」というノイズが入ってしまうのですが、PaMu Quiet Miniはノイズは全く入りません。
公式からはノイズキャンセリング性能が大きく推されていますので注目していませんでしたが、外音取り込み機能はPaMu Quiet Miniの目玉になる機能だと感じています。
通話音質もとても良くオンライン会議でも快適
PaMu Quiet Miniのマイクを使ってオンライン会議でお馴染みのzoomを使って音声を収録しました。
お聞きいただくと機械っぽさもなく、かなり綺麗な音声で収録できていることが分かります。
実際にオンライン会議を行った場合でもこのような感じの音声が相手に届くことになり、快適に会議を行うことができます。
PaMu Quiet Miniの気になったところ
ケースのフタが勝手に開くことはないが、イヤホン本体のマグネットは弱め

PaMu Quiet Miniのイヤホン本体はケースに収納するとマグネットでくっつきますが、そのマグネットは弱めです。
ケースを開いたまま逆さにし、力強く振ると外れてしまいますので注意が必要です。
しかし、ケースのフタのマグネットは強力で勝手に開いてしまうようことはありませんのでバッグの中などでイヤホンがこぼれてしまうということはありません。
スティックの根元を持つとタッチ操作と判定されてしまう

PaMu Quiet Miniのタッチセンサーの感度は良く、操作ミスはしにくくなっています。
しかし、感度が良いせいでイヤホンを装着したり、外したりする際にスティックの根元あたりを持つとタッチしたと判定されてしまうことがあります。

そのため、スティックの先を持つようにすることをおすすめします。
耳が小さめな方には合わない可能性あり

PaMu Quiet Miniはイヤーチップの部分と共にプラスチック部分も耳に収めて使用します。
この部分の長さは2cmほどあり、成人男性の管理人でも収まるギリギリのサイズでした。
管理人の耳の大きさは成人男性にしては小さいほうだとは思いますが、女性やお子さまなどの耳が小さい方の場合は合わない可能性があります。
耳が小さめで収まりがいいイヤホンはたくさんありますが、本サイトでご紹介しているJabra Elite 75tは、PaMu Quiet Miniと同価格帯で高コスパでおすすめです。
関連記事 【Jabra Elite 75tレビュー】2021年でもまだまだ現役!アップデートと値段が下がってコスパ最高で高性能な全部入り完全ワイヤレスイヤホン!!
PaMu Quiet Miniは装着感が軽いものがいい人、ノイズキャンセリング重視の方におすすめ
PaMu Quiet Miniの良いところ・気になるところをまとめます。
- 装着感が軽い
- 低音が強く様々な方に好まれる音
- ANCが強力
- 外音取り込みが超優秀
- イヤホンのマグネットが弱い
- イヤホンを持つ位置に注意
- 耳が小さい人は合わないかも
PaMu Quiet Miniは、細かい部分ではハイエンドモデルには及びませんが、音質やANC、外音取り込みなどのイヤホンの核となる機能は素晴らしい出来の完全ワイヤレスイヤホンです。
これだけの性能があって定価は14,000円弱ですからコスパの良いイヤホンであることは間違いありません。
気になる方はチェックしてみてください。
本サイトでは、PaMu Quiet Miniと同価格帯でコスパの高さで人気のJabra Elite 75tを徹底比較していますのでこちらもぜひご覧ください。