デンマークのオーディオブランドであるJabra(ジャブラ)のJabra Elite 75tは高い完成度・バランスでとても人気が高い全部入り完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。
このJabra Elite 75tは、2019年11月に発売され、当時からとても人気があったモデルでしたが、2020年10月のソフトウェアアップデートによってアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載されたことによって2021年となってもまだまだ現役のイヤホンとなっています。
そこで本記事では、2021年におけるJabra Elite 75tのスペックを解説するとともにレビューしていきます。
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本サイトではElite 75tと同価格帯で2022年の新作モデルである新作であるJabra Elite 4 Activeのレビューも行っています。
関連記事 Jabra Elite 4 Activeを徹底レビュー!Elite 75tに代わる高コスパ完全ワイヤレスイヤホン!
- Jabra Elite 75tのスペック・価格
- Jabra Elite 75tレビュー
- 外箱や梱包から高級感があり、きめ細かな気遣いがされている
- 外観・デザインは高級感もあり、かなりかっこいい
- 付属品はイヤーチップ x 3 / USB-Cケーブル / 注意事項と一般的
- サイズは少し大きめだが、しっかりと耳にフィットし激しく動いても外れる心配はない
- Jabra製品専用アプリSound+で様々なカスタマイズ可能
- 音質はデフォルトでも十分良いが、イコライザーで自分好みに変更可能
- ボタンで簡単にANC / 外音取り込みを切り替えられ、操作ミスもない
- ノイズキャンセリング(ANC)はとても強く音楽に没入できる
- 外音取り込み(HearThrough)は自然でコンビニやスーパーなどでの会話も十分可能
- マイク・通話品質はとても良い
- マルチポイント接続はもちろん機能するがシームレスな切り替えとまではいかない
- Jabra Elite 75tの気になったところ
- 最新モデルにこだわらなければコスパ最高の高品質な完全ワイヤレスイヤホン
Jabra Elite 75tのスペック・価格
Jabra Elite 75tのスペック・価格一覧
ノイズキャンセリング | 対応 |
---|---|
外音取り込み | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応、未対応の2モデル有り |
Bluetoothバージョン | バージョン5.0 |
対応コーデック | SBC / AAC |
ドライバーサイズ | 6mm |
充電時間 | イヤホン:ケースによる15分充電で1時間 充電ケース:2時間20分 |
バッテリー持続時間 | ノーマルモード時:最大7.5時間(ケース込みで最大28時間) ノイズキャンセリング使用時:最大5.5時間(ケース込みで最大18.5時間) |
サイズ | 62.4 x 37.8 x 27.0mm |
カラー | ワイヤレス充電対応モデル:チタニウムブラック、ブラック(ヨドバシドットコム限定) ワイヤレス充電未対応モデル:チタニウムブラック、ゴールドベージュ、ブラック(Amazon限定) |
重量 | ケース+イヤホン:約46g、イヤホン両耳:約11g |
イヤホン防水規格 | IP55(粉塵や雨に降られても保護される) |
充電ポート | USB-C |
保証期間 | 防塵防水に対して2年間保証(アプリから登録が必要) |
その他 | 専用アプリによるイコライザ設定、アップデートなどに対応 イヤホンを外した際の音楽の自動一時停止 マルチポイント接続(2台) |
価格(Amazon/税込み) | 14,527円(ワイヤレス充電対応モデル) 13,164円~(ワイヤレス充電未対応モデル) |
定価 | 21,780円(ワイヤレス充電対応モデル) 17,380円(ワイヤレス充電未対応モデル) |
※価格は2021年4月2日現在のものです。最新の価格は各販売サイト、店舗をご確認ください。
Jabra Elite 75tには、ワイヤレス充電に対応したモデルと対応していないモデルの2種類が発売されています。
発売当初は、ワイヤレス充電の対応/未対応によって4,000円もの価格差がありましたが、2021年4月では1,000円強となっており、ワイヤレス充電対応モデルにも手が届きやすくなっています。
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Jabra Elite 75tレビュー
では、Jabra Elite 75tのレビューをしていきます。
外箱や梱包から高級感があり、きめ細かな気遣いがされている
Jabra Elite 75tは、外箱 / 中箱 / 内箱の3重に収納されており、かなり高級感があります。
中箱にはこのようにイヤホンに傷がつかないようにクッションが貼ってあり、ハイスペックモデルらしい気遣いがされています。
外観・デザインは高級感もあり、かなりかっこいい
Jabra Elite 75tは、イヤホン本体、ケースも高級感がありかなりかっこいいです。
ケースの内部も高級感があります。開け閉めも軽すぎず硬すぎずほどよい力で行うことができます。
もちろん閉まっているときに振ったりしても勝手に開いてしまうようなことはありません。
イヤホンを収納したまま下に向けたり、振ったりしてもイヤホンが落ちることのない強力なマグネットでくっついています。
ケースの電池残量は、ランプの緑、オレンジ、赤の3段階で確認可能です。
Jabra Elite 75tには、ワイヤレス充電対応モデルと未対応モデルがあり、ワイヤレス充電対応モデルを購入すればこのようにワイヤレス充電を行うだけで簡単に充電が可能です。
付属品はイヤーチップ x 3 / USB-Cケーブル / 注意事項と一般的
付属品は、USB-A to Cのケーブル(30cm)、イヤーチップ(Jabraでの呼び方はイヤージェル)が2種類(イヤホン付属のものを含めて3種類)、注意事項の小冊子となっています。
利用マニュアルは冊子としては付属していませんが、Jabra Sound+アプリ内に詳細な説明がされています。
サイズは少し大きめだが、しっかりと耳にフィットし激しく動いても外れる心配はない
Jabra Elite 75tを装着して横から見たところですが、管理人の耳は成人男性にしてはそこまで大きくないものの、しっかりと耳の中に収まるサイズとなっています。
フィット感はかなり良いものになっていて遮音性があるのでノイズキャンセリング機能を使わなくてもある程度の騒音をカットしてくれます。
正面から見ても多少出ていますが、どこかに引っかかってしまうほどではありません。
もちろん、頭を振ったり、運動をしても外れてしまうような心配も全く必要ありません。
Jabra製品専用アプリSound+で様々なカスタマイズ可能
ここまでにも少し触れましたが、Jabra製品専用アプリであるSound+を利用することでJabra Elite 75tは最高のイヤホンに進化します。
Sound+アプリではこれらのことを行うことができます。
- ソフトウェアアップデート(ANC追加や音声ガイダンス言語の追加など)
- パーソナライズされた音質へのカスタマイズ
- パーソナライズされたアクティブノイズキャンセリング(ANC)設定
- サウンドモード切替などのイヤホン操作
- イコライザー設定
- イヤホンボタン操作設定の割り当て変更
- GPSを用いたイヤホン探索機能
- イヤホンを外した時の音楽一時停止設定
- 外音取り込み時の動作(音楽継続 or ミュート)設定
- 通話時設定(ミュート時の通知音、側音、通話イコライザー)
- サウンドモード、スリープモード設定
- イヤホン、ケースの充電残量確認
- 水と埃による障害に対する2年保証の登録
アプリを入れないとアップデートによるノイズキャンセリング機能の追加などもできませんのでJabra Elite 75tを購入したら必ずSound+アプリのインストールをしてください。
音質はデフォルトでも十分良いが、イコライザーで自分好みに変更可能
Jabra Elite 75tの音質は綺麗で上品な音を出してくれるという印象です。
低音が強かったり高音が強いなどはなくどの音域もまんべんなくバランスがとても良いです。
デフォルト状態では弾き語りやシンガーソングライターの方の楽曲が合うと感じました。
ただ、このバランスの良さが逆に味気ないと感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、Jabra専用アプリのSound+でイコライザーの調節を行うことができ、プライセットとしてデフォルト(ニュートラル)を含め6種類があり(画像右)、その他に自分でイコライザーの調節(画像左)も可能です。
イコライザーの調節でかなり音が変わりますので自分好みの音を柔軟に作ることができるのがJabra Elite 75tの大きな魅力です。
自分でイコライザーの調節は難しいという方におすすめのプリセットは「スムーズ」です。
このプリセットは、デフォルトの音のバランスを壊さずにより深みのある音に仕上げてくれますのでぜひお試しください。
ボタンで簡単にANC / 外音取り込みを切り替えられ、操作ミスもない
Jabra Elite 75tの操作はタッチセンサーではなく、イヤホン中央部のボタンを押し込むことで行います。
Jabra Elite 75tのデフォルトの操作コマンド一覧
‘ 操作 ‘ | 操作コマンド |
---|---|
音楽の再生/一時停止 | 右ボタンを1回押す |
曲送り | 左を2回押す |
曲戻し | 左を3回押す |
音量アップ | 右を長押し |
音量ダウン | 左を長押し |
音声アシスト起動/解除 (Siri/Googleありスタント) | 右を2回押す |
モード切替え | 左を1回押す (ノイズキャンセリング→外音取り込み(HearThrough)→ノーマル→ノイズキャンセリングの順に切り替わります) |
電話を受ける/切る | 右を1回押す |
着信拒否/保留 | 右を2回押す |
マイクのミュート/解除 | 左を1回押す |
側音のON/OFF | 左を2回押す |
ペアリング | 右および左を3秒間長押し |
Jabra Elite 75tには多くの操作コマンドがあり、スマホ等で操作をしなくてもイヤホンでほぼ全ての操作を行うことができます。
上記表の操作はデフォルトのものでSound+アプリで割当を変更することも可能です。
モードを左イヤホンを1回押すだけでノイズキャンセリングと外音取り込み(HearThrough)を交互に切り替えられ、ノーマルを経由しないように変更できることはとても便利です。
ボタンを押し込む際にイヤホンが耳の奥に入って違和感だったり、痛かったりしないか気になりましたが、全くそんなこともなく、絶妙な力加減で操作ができますので操作ミスもなく快適です。
ノイズキャンセリング(ANC)はとても強く音楽に没入できる
Jabra Elite 75tのノイズキャンセリング(ANC)はとても強力で音楽に没入できます。
筆者のマンションはたまたま真横の土地でマンション建設工事をしていてとてもうるさいのですが、ANCをオンにし、音楽をかけていると十分作業に集中できるほど雑音を除去してくれます。
ただ、この後でご紹介をする外音取り込み機能(HearThrough)は強弱の調整を行うことができますが、ANCの強弱は調整することはできません。
2021年に新規購入しても初期状態ではANCは利用できませんのでSound+経由でソフトウェアアップデートを行う必要があります。
アップデート方法は簡単でスマホとイヤホンをペアリングし、Sound+アプリを起動するとアップデートダイアログが表示されますので説明通りに進めていくだけで完了します。
後はアプリの指示に従ってANCをパーソナライズすることであなたの聴覚特性にあったANCを実現することができます。
外音取り込み(HearThrough)は自然でコンビニやスーパーなどでの会話も十分可能
Jabra Elite 75tは、外音取り込み(HearThrough)はとても自然で強力なので音楽を聴きながらでもコンビニやスーパーなどでの会話も快適に行うことができます。
デフォルトでも十分会話を行うこともできますが、Jabra Sound+を使うと外音取り込みの強弱の設定6段階で行うことが可能です。
強弱を設定できるだけで十分強力な外音取り込み機能ですが、会話を行う場合に音楽がかかっていると相手の声を聞き逃してしまうのがどうしても心配という方もいらっしゃると思います。
そんな方のためにJabra Elite 75tには外音取り込み機能をオンにしたときに一緒に音楽をミュートにできる機能が搭載されています。(音楽をミュートにするだけで音楽再生は進んでいます)
マイク・通話品質はとても良い
Jabra Elite 75tは、AirPodsに代表されるようなスティック型(うどん型)のイヤホンではありません。
しかし、Jabra Elite 75tは、4つのマイクが搭載されており、マイク部分(メッシュ部)すこし口元側に寄っているせいもあり、通話品質はとても良いです。
実際にJabra Elite 75tのマイクを使ってオンライン会議でお馴染みのzoomを使って収録した音声はこちらです。
少しだけ機械っぽさは感じられますが、音声はクリアでかなり快適にオンライン会議も行えると思います。
マルチポイント接続はもちろん機能するがシームレスな切り替えとまではいかない
Jabra Elite 75tは、2台のデバイスに同時に接続し、接続解除・接続をしなくてもどちらからも音楽を流せるマルチポイント接続機能を持っています。
AppleのAirPodsやAirPods Proにも同じような機能がありますが、Appleデバイス間のみのマルチポイント接続になっているという制限があります。
対してJabra Elite 75tのマルチポイント接続はAndroidとAppleデバイスやAndroidとWindowsなどどんなデバイスでも接続可能というメリットがあります。
ただ、2台同時接続しているときに音楽を流せるのは最初の1台(先取り)となっており、切り替える際は音楽を流しているを止めてから2台目の音楽を流す必要があるという制限があります。
Jabra Elite 75tの気になったところ
高音質コーデックのaptXに対応していない
Jabra Elite 75tが対応しているオーディオコーデックはSBCとAACとなっており、高音質コーデックであるaptXには対応していません。
しかし、最近の完全ワイヤレスイヤホンの上位モデルでもaptXに対応していないものも多く、Jabra Elite 75tが特別劣っているというわけではありません。
Jabra Elite 85t、Apple AirPods Pro、Bose QuietComfort Earbuds、JBL Club Pro+ TWSなど
また、aptXはイヤホン側だけでなく、音楽などの送信側(スマホやPCなど)も対応している必要がありますが、最新のiPhone 12でもaptXは未対応ですのでiPhone用としては全く問題ありません。
最新モデルではない
冒頭でもご紹介した通り、Jabra Elite 75tは2019年11月に発売されたモデルでJabra Eliteシリーズは、その後、Elite Active 75t、Elite 85tが発売されています。
最新モデルにこだわりがある方にはElite 75tは向きませんが、これまでもご紹介した通り、十分な性能のイヤホンですので最新モデルにこだわりがなければとても良いイヤホンです。
最新モデルにこだわらなければコスパ最高の高品質な完全ワイヤレスイヤホン
Jabra Elite 75tは、2019年発売ながら音質、機能面でも2021年現在の最新イヤホンに引けを取らないまだまだ現役の完全ワイヤレスイヤホンです。
特に2020年10月に無料アップデートで機能が追加されたノイズキャンセリングは後付けとは思えないほどの実力があります。
それなのに価格は1万円台前半まで下がってきており、最新モデルのElite 85tとの価格差が12,000円ほどあることを考えるとコスパ最高でとてもおすすめできます。
2021年現在の同価格帯の完全ワイヤレスイヤホンの中では頭一つ抜けている完全ワイヤレスイヤホンであるJabra Elite 75tをぜひ一度検討してみてくださいね。
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本サイトではElite 75tと同価格帯で2022年の新作モデルである新作であるJabra Elite 4 Activeのレビューはこちらです。
2021年モデルのハイエンドモデルであるJabra Elite 7 Proのレビュー記事はこちらです。
Elite 75tシリーズには防塵防水性能を強化したElite Active 75tが販売されています。
こちらの記事でスペックや価格を比較し、Elite 75tを購入した理由をご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。
同価格帯の最新イヤホンであるPaMu Quiet Miniとの比較記事はこちらです。
同じJabraの最新イヤホンであるElite 85tとの比較記事はこちら。
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