最近はスマホやタブレットのみしか持たずパソコン(PC)はいらないという方もいると思います。
しかし、やはりなんだかんだ言っても学生であればレポートを書いたり、社会人であれば仕事するのにまだまだPCは必須でしょう。
そんなとき、みなさんはPCを買うときってどのような基準で選んでいますか?
ネットのランキング?それともお店の店員さんのおすすめ?
それもいいのですが、割高になってしまう可能性もありますので自分で選べれるようにしておくと使いづらかったりコスパの悪いPCを間違って買ってしまうなんてことも無くなります。
今回は、そんなPC選びのポイントをシェアします。
PC選びのポイント
1. OSはWindowsかMac?
OS(オペレーティングシステム)は、2大勢力であるWindowsとMacがあります。
OSはPCの根幹に関わる部分でどちらを選ぶかで使い勝手も使えるアプリも異なります。(スマホで言えばAndroidかiPhoneに搭載されているiOSかといった違いです)
Chrome OSやUbunutuなどもありますが、あまり周りで使っている人が少ないOSを選ぶと周りに質問したりできないため、実質的にはWindowsかMacから選ぶことになるでしょう。
私はWindowsとMacのどちらかを選ぶとしたらWindowsを選びます。
Macは、PC本体も一緒に購入することになるため、完成度も高いですし、ファンも多いのでとても良いものなのですが、少し割高です。
また、以前はMacはクリエイティブなことを行うのに最適だったのですが、現在はWindowsでも十分行うことができます。(知り合いの映像クリエイタからが言っていたので間違いありません)
ただし、iPhoneやiPadアプリ制作を行う方だけはMacを選ぶ必要があります。
このOSの違いや選び方の詳細はこちらの「Mac OS?それともWindows?パソコン選びに必ず必要な2大OSの違いや選び方をシェア!」の記事に記載していますのでこちらもぜひご覧ください。
2. OSは32bit(ビット)版か64bit版?
OSには32bit版と64bit版があります。
こちらは64bit版一択です。
現在はほとんどが64bit版ですが、間違えて32bit版を選ぶことのないようにしましょう。
3. デスクトップPCかノートPC?
通常、デスクトップPCのほうが安い傾向にあります。
ノートPCは、小さい筐体にいろいろな機能を詰め込む必要があるので金額が高めです。
デスクトップPCでも小さいものになればなるほどノートPC同様に値段は高くなっていきます。
そのため、普段持ち運ぶ必要が無く、スペースがあるのであればデスクトップPCを選ぶことをおすすめします。
また、デスクトップPCを選ぶ場合、ディスプレイと一体型のものがありますが、そちらも割高な上、修理に出すことなどを考えると分離型のほうが良いでしょう。
4. CPU
CPUは、よく人間の脳に例えられます。
CPUの性能が良い = 頭が良い = 処理能力が高いため、おのずとPCの速度が上がります。
PCに一番よく使われているCPUはインテルのCore iシリーズですので今回はこのCore iシリーズの見方についてご説明します。
Core iシリーズは、このようなプロセッサ名がついています。
Core i5-8700k(第9世代までの表記)
Core i5-10210U(第10世代以降の表記)
このiの後ろに付いている数字(i3,i5,i7,i9があります)が大きければ大きいほど高性能CPUとなります。
その後ろの4桁(5桁)の数字ですが、これにも意味があります。
4桁(5桁)の先頭(先頭2桁)の数字、は世代を表しています。
今回だと最初に書いたものが第8世代、次に書いたものが第10世代のCPUということですね。
そのため数字の大きいほうが新しいCPU(=基本的に高性能)ということになります。
その下3桁の数字は基本的には大きな数字のほうが高性能なCPUということになります。
最後のアルファベットやクロック数、コア数にも大きな意味はありますが、今回は初心者向けということで割愛します。
2020年4月現在、最新のCPUは第10世代ですが、少なくとも第8世代以上のCore i5もしくはCore i7のCPUにすると良い(できれば第9世代以上のCore iシリーズだとなお良い)でしょう。
ただ、当然ですが世代が上がれば上がるほどPCの値段も上がりますのでそこは予算との兼ね合いになってきます。
5. メモリ(RAM)
メモリは一時的な記憶領域であり、アプリを立ち上げるとメモリが消費されます。
そのため、たくさんのアプリを立ち上げる必要がある人や動画編集ソフトなどの重たいアプリを使用する人はたくさんのメモリが必要になります。
メモリもPCの処理スピードに直結するため、しっかりチェックしておきましょう。
メモリの選び方は簡単で単純に数値が大きいものが高性能です。
現在、売られているものは、2GB(ギガバイト)、4GB、8GB、16GB、32GBが一般的で超高性能なPCでは128GBまでのものまで登場しています。
容量が大きくなればなるほど高価になるため、性能と値段のどちらを取るかということになりますが、現在であれば8GB以上のものを買えばほぼ困ることはないでしょう。
映像編集などの高負荷な作業をする人は、16GB、32GBも視野に入れるといいですね。
少し前までは4GB以下のPCも一般的でしたが、現在では少し非力さを感じてしまいます。
ただ、メモリは購入後に増設できる機種も多いため、最初は少なめにしておいて購入金額を下げておき、もう少しスピードが欲しいということであれば後でメモリを増設するという手もあります。
6. ストレージ
ストレージは、恒久的な記憶領域でOfficeファイルだったり、写真や動画などを保存しておくために必要になります。(この他にOSのデータなども保存されています)
容量が多ければ多いほどたくさんの写真や動画が保存できるため容量が多いにこしたことはありません。(こちらも容量に比例して値段が上がります)
また、ストレージの種類は、HDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)の2種類があり、SSDのほうが読み書き速度が速く、壊れにくいという特徴があります。
そのため、SSDで大容量のものを買えば一番良いですが、HDDよりもSSDのものが高価となります。
デスクトップPCと一部のノートPCでは、OSなどのシステムファイルをSSDに入れ、その他の動画などをHDDに入れるようにハイブリッド型の構成をしているものがあり、価格と容量のいいとこ取りをしているものもあります。
このストレージ容量は、少なくとも512GB、1TB以上あればよっぽど困ることは無いですが、もっと安価に購入したい場合、256GBも視野に入れると良いです。
7. ディスプレイ
ノートPCの場合は、PCを購入する際にディスプレイサイズも考慮する必要がありますね。
ノートPCの場合、11インチ、13インチ、15インチのものが一般的です。
外出先に持ち運ぶのであれば11インチ~13インチまでが良いと思います。
家の中でしか持ち運ばないのであれば15インチが使いやすいでしょう。
また、解像度にも注意する必要があります。
解像度は、フルHD(1920 x 1080ピクセル)より値が大きいものであれば問題ありません。
4K(3840×2160ピクセル)がこれからは主流になってくると思いますが、2018年現在、4K液晶を選ぶと値段が高くなってしまいますので注意が必要です。
デスクトップPCの場合は別途ディスプレイを購入する必要が出てきますが、21インチ以上のものだと使いやすいと思います。
8. 重量
ノートPCを外出先に持ち出すのであれば軽いにこしたことはありませんね。
実際に実物を持って確かめてもらうのが一番いいのですが、ネットで購入を検討している場合は、2kg以下(できれば1.5kg以下)を目安にすると良いでしょう。
9. GPU
GPUはグラフィック表示を行うものです。
最近ではディープラーニングといったAIの根幹となる技術の演算にも使用されます。
動画編集やゲームをがっつりやる方は必須ですが、通常利用ではGPUが乗っていればいいかなといった程度で問題ないでしょう。
10. 外部接続端子
外部接続端子はその名の通り、USBメモリやマウス、キーボードを繋げたり、外部ディスプレイに接続する用のポートだったりします。
USB 3.0以上(Aタイプ)が最低1基以上、およびHDMIポートが付いていると良いでしょう。
更にUSB Type-Cポートが1基以上付いているとなお良いです。
2020年版おすすめスペック!
いろいろポイントを教えてもらったが結局よく分からないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、私のおすすめスペックのPCをご紹介しておきます。
・OS : Windows 10 Home 64bit
・デスクトップ/ノート : ノートPC
・CPU : 第8世代Core i5(Core i5-8XXX)
・メモリ : 8GB
・ストレージ : 512GB SSD
・ディスプレイサイズ : 13インチ
・重量 : なるべく軽いもの
・GPU : 無し
・外部接続端子 : USB 3.0が1基以上、HDMIポート付属
この構成の想定利用者は、主な用途はネットや事務作業でスマホの写真や動画が多くなったらPCに保存しておきたいといった方です。(ただし、大量に動画は保存できる容量ではありません)
そして頻繁ではなくとも必要時に持ち運ぶことができ、室内使いも可能というものを選びました。
具体的な製品でいうとこちらになります。
値段は99,800円と10万円を切る価格でとてもコスパが良く、先ほどご紹介したスペックよりも良いスペックのものが見つかりました。
まとめ
10個のポイントというと多く感じるかもしれませんが、OS、デスクトップPC/ノートPC、GPUはあまり悩むところはないことを考えるとそんなに多くありません。
あとは予算と相談してなるべく良いスペックのPCを買えば良いです。
それでもいまいちよく分からない方は先に書いたおすすめスペックを参考にしていただけると嬉しいです。
PCは安い買い物ではないので買った後に後悔することのないようにしたいですね。
良いPCを買ってストレスの無いPCライフを送りましょう。
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