Elevoc Clearは、-90dBと言われるAI通話ノイズキャンセリング機能を搭載しており、周囲が騒がしい場所でもクリアな音声を相手に届けることができる完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。
外出先での通話でヘッドセットのような大掛かりはものは装着できず、通話にノイズが入って会話がうまく成立しなかったという方にはもってこいです。
また、通話時だけはなく、ノイキャンや外音取り込みも搭載しており機能性も十分なモデルとなっています。
本記事では、2021年に35個以上の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしてきた管理人が通話品質トップクラスのTWSであるElevoc Clearを徹底レビューします。
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Elevoc Clearのスペック・価格
Elevoc Clearのスペック・価格一覧
ノイズキャンセリング | 対応 |
---|---|
外音取り込み | 対応 |
ワイヤレス充電 | 未対応 |
片耳のイヤホンのみで使用 | 対応(モノラル再生) |
マルチポイント接続 | 未対応 |
Bluetoothバージョン | バージョン5.0 |
対応コーデック | SBC / AAC |
ドライバー | 10mmダイナミックドライバー |
充電時間 | 約2時間 |
バッテリー持続時間 | ノイキャンON時:最大5時間(イヤホンケース併用で最大25時間) ノイキャンOFF時:最大6時間(イヤホンケース併用で最大30時間) |
サイズ | イヤホンケース:縦49.1 x 横64.7 x 厚み25.8 mm イヤホン本体:縦16.2 x 横25.7 x 厚み18.5 x スティック20.9 mm |
カラー | ブラック |
重量 | ケース+イヤホン:約56.0g、イヤホン両耳:約10.3g |
イヤホン防水規格 | IP54 |
充電ポート | USB-C |
保証期間 | 12ヶ月 |
その他 | Makuakeで応援購入するとVOCPLUSアプリ使い放題になる特典 最大-90dBの雑音をカットする通話性能 脱着センサーによる音楽の再生/一時停止 |
価格(Makuake/税込み) | 10,800円〜 |
定価予定(税込み) | 14,500円 |
Elevoc Clearは、Makuakeで応援購入すると1万円超でノイキャン・外音取り込みに対応していて機能性が高いイヤホンとなっています。
このイヤホンの一番の特徴は通話時の騒音をカットし、クリアに届けることが可能なVocplusという機能でなんと-90dBの騒音除去性能があります。
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Elevoc Clearレビュー
外観はシックなデザインでケースはとてもマット、本体はプラスチック感がある
Elevoc Clearのイヤホンケースはシックなデザインで質感はかなりマットですので手が滑ってしまうということもありません。
イヤホンケース裏面には目立たない程度のElevoc Clearの印刷があります。
イヤホンケース下面には、USB-Cポートがあり、こちらから充電することになります。
また、インジケータ、リセットボタンも搭載されています。
イヤホンケースを開けるとこのようにイヤホンが収納されています。
イヤホンケースのマグネットはそこそこの強さでイヤホン本体のマグネットは弱めですのであまり強く振らないように注意が必要です。
イヤホン本体はスティック型となっていて質感はプラスチック感があります。
スティックは20.9mmほどあって長めであるものの、細めですので目立ちづらいです。
また、イヤホン本体の操作はロゴ部分に搭載されているタッチセンサーで行います。
イヤホン本体を側面から見ると丸みを帯びていて厚みが約18.5mmと分厚めなイヤホンとなっています。
イヤホン本体裏面には脱着センサーが搭載されていますのでイヤホン脱着時に音楽の自動再生/一時停止となります。
ノズル先端の形状は通常の円形となっていますのでサードパーティ製のイヤーピースに付け替えることも可能です。
Elevoc Clearと6.44インチのスマホ、500円玉とサイズを比較するととてもコンパクトであることが分かります。
Makuakeでのクラウドファウンディングプロジェクトでは本革ケースカバーも一緒に注文することができます。
イヤホンケースを収納すると若干余裕がある収納具合となっています。
付属品はイヤーピース x 7、USB-Cケーブル、説明書類が同梱されている
Elevoc Clearには、イヤーピース x 7、USB-A to USB-Cケーブル、マニュアル類が同梱されています。
マニュアルは、日本語では6ページに渡って記載されていて海外製品によくありがちな日本語がおかしいということもなく、見やすいです。
イヤーピースは、サイズの違いだけでなく、傘が深いものと浅いものの2パターンが同梱されていてあなたの耳に合わせて選ぶことができます。
装着感は軽めで運動時も十分使用可能
Elevoc Clearの装着感は軽めで耳が痛くなるなどのストレスになることはありませんでした。
頭の部分(耳に収まる黒い部分)は他のイヤホンに比べると若干大きめで成人男性にしては耳が小さめな管理人でぴったりくらいでしたのでさらに耳が小さい女性だと窮屈に感じるかもしれません。
また、頭を大きく振っても外れることはなく運動にも十分耐えられます。
装着したところを前から見るとスティックは顔に沿うようではなく、少し離れるように見えます。
そのため、マスクの紐やネックレスなどのアクセサリーがスティックに引っかからないように注意する必要があります。
通話品質は自宅の外で工事をしていても騒音が全く入らないほど優秀
Elevoc Clearのzoomでの通話音声を録音したものがこちらです。
↓エアコンの音のみの部屋での通話音声↓
↓隣の土地で工事を行なっているときの通話音声↓
最初のエアコンの音のみがしている部屋での通話音声は低音もしっかり捉えていてとてもとてもクリアです。
また、2つ目の隣の土地で工事の騒音がある場合は、最初のものに比べると音質自体は落ちているのを感じるものの、工事車両の音や金属を打ち付けている音は全く聞こえません。
この通話音声は完全ワイヤレスイヤホンの中ではトップクラスに優秀で外出時など周囲が騒がしい場所での通話も快適に行うことが可能です。
音質は標準的でどこかの音域が強調されているなどはない
Elevoc Clearは10mmと大口径のダイナミックドライバーが搭載されています。
大口径のダイナミックドライバー搭載のイヤホンは低音がより強くなる傾向ですが、Elevoc Clearはどちらかといえば低音は控えめでどこかの音域が強調されているということはありません。
そのため、シンガーソングライターの楽曲などローテンポなものが合わせやすいと感じます。
解像感や音場の広さなどは標準的で飛び抜けてここが素晴らしいというものはありませんでした。
やはりElevoc Clearは音楽鑑賞向けというより通話に重点を置いていると感じました。
操作感は十分快適に操作でき、脱着センサーOFF時は操作が効かないのが良い
Elevoc Clearのイヤホン本体での操作はタッチセンサーで行います。
Elevoc Clearの操作コマンド一覧
‘ 操作 ‘ | 操作コマンド |
---|---|
音楽の再生/一時停止 | 右もしくは左を1回タップ |
曲送り | 右もしくは左を2回タップ |
曲戻し | 右もしくは左を3回タップ |
モード切替え | 右もしくは左を2秒間長押し (設定によりANC、外音取り込み、オフが順切り替わります) |
電話を受ける | 右もしくは左を1回タップ |
着信拒否 | 右もしくは左を2回タップ |
通話中のキャンセル | 右もしくは左を2回タップ |
電話を切る | 右もしくは左を2回タップ |
音量の上げ下げを行うことはできませんが、タッチセンサーの感度は良好でタッチしたときの操作音は小さめで音楽の邪魔になりません。
また、脱着センサーがオフの場合、タッチしても操作は効きませんのでイヤホン装着時などに誤操作が起きないのはとても良いポイントです。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は十分な強さで音楽に没入できる
Elevoc Clearのノイキャンは、しっかりと周囲の騒音を軽減してくれる性能をしています。
音楽を聴きながら(音量50〜70%程度)ノイキャンをオンにした時の具体的な騒音の聞こえ方はこのような感じです。
- 自宅内の家電製品の音:全く聞こえない
- 商店街などの雑踏の音:ほぼ聞こえない
- 電車内でのアナウンス:一応何を言っているか分かる
- 電車の走行音:うっすらと走行音は聞こえるが音楽の邪魔にはならない
2万円以上するようなハイエンドモデルには劣るものの、1万円台前半という価格帯としてはかなりレベルの高いノイキャン性能をしており、十分音楽に没入できる実力を持っています。
外音取り込みは音楽を聴きながらの会話も可能だが、少し心許ない
Elevoc Clearの外音取り込みは右もしくは左イヤホンのタッチセンサーを2秒間長押しでオンにすることができます。
外音取り込みの効果はしっかりと実感でき、音楽を聴きながらでも電車やバス乗車時のアナウンスはしっかりと確認することができます。
また、コンビニやスーパーでの店員さんとの会話は音楽を聴きながらでも可能ですが、聞きそびれそうになり若干心許ないため、会話をする際は音楽を一時停止にすることをおすすめします。
Elevoc Clearの気になったところ
イヤホンケースを傾けるとフタが閉じてしまう
Elevoc Clearはイヤホンケースのフタを開けた状態で傾けるとフタが閉じてしまいます。
そのため、イヤホンを取り出す際などは上蓋に触れないようにしたり、指で押さえるようにしておくなど注意が必要です。
左耳のみイヤホンケースから取り出した場合、接続できない
Elevoc Clearは、左のイヤホンのみをイヤホンケースから取り出した場合、スマホと接続することはできません。
左のイヤホンのみで音楽を聴くためには一度左右のイヤホンを取り出してスマホと接続後、右のイヤホンをケースに収納することが必要です。
イヤホン本体のみの操作で音量調節ができない
Elevoc Clearのイヤホン本体のみでの操作は、音楽の再生/一時停止、曲送り/曲戻し、モード切り替えは可能ですが、音量調節を行うことができません。
また、Elevoc clearはスマホアプリで操作コマンドのカスタマイズを行うこともできないため、音量調節はスマホ側で行うことになります。
Elevoc Clearの総合評価は☆3.5
Elevoc Clearは、-90dBという謳い文句に負けない素晴らしい通話品質で音楽鑑賞時の音質はそこそこでいいからテレワーク時や外出先でよく通話をするという方にはもってこいのTWSです。
ただ、音質や音楽鑑賞時のノイキャン性能・外音取り込み性能はそこそこ、カスタマイズ性能もないことから総合評価は☆3.5となりました。
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Elevoc Clearは通話メインでイヤホンを使用し、音楽鑑賞の優先度は低い方におすすめ!
Elevoc Clearの良いところ・気になったところをまとめます。
- 騒音が大きい場所でもクリアな通話音声
- 軽めで運動にも耐えられる装着感
- 脱着センサーOFF時に誤操作がないなどの操作感
- ケースを傾けるとフタが閉じてしまう
- 左耳のみ取り出した場合、接続できない
- イヤホン本体のみの操作で音量調節ができない
Elevoc Clearの特徴はなんといってもその通話音質です。
管理人は40個ほどの完全ワイヤレスイヤホンを所持していますが、その中でも周囲の騒音を除去し、自分が発した声だけを届けてくれるイヤホンはありませんでした。
そのため、テレワークや外出先など様々な場所で通話するので通話品質を重視したいという方にはとてもおすすめできるイヤホンです。
ただ、音楽鑑賞時の音質はそこそこですので通話品質とともに音楽鑑賞時の音質やか機能性、カスタマイズ性を重視したいという方には向いていないと言えます。
そんな方には多少価格は上がってしまいますが、Jabra Elite 7 ActiveやElite 7 Proがおすすめです。
参考にしてだくさい。
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