Jabra Elite 7 Activeは、デンマークのオーディオブランドであるJabraが2021年に発売したワークアウトでも使いやすい完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。
Elite 7 Activeは、従来の最小モデルであってElite Active 75tよりも約16%コンパクトになり、シェークグリップテクノロジーにより、究極のフィット感を追求したモデルです。
同時期に発売されたElite 7 Proに搭載されているMultiSensor Voiceと呼ばれる通話強化機能は未搭載であるものの、とても高い完成度のTWSとなっています。
そこで本記事では、2021年に30個以上の完全ワイヤレスイヤホンをレビューしてきた経験からJabra Elite 7 Activeを徹底レビューします。
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- シンプルでコンパクトになった外観・デザイン
- トップクラスにフィットする装着感
- 十分強力なANC
- コンビニでの会話も可能な外音取り込み
- 豊富なカスタマイズ性
- アップデートでマルチポイントに対応
- イヤホンケースが開けづらい
- aptX以上の高品質コーデックに未対応
Jabra Elite 7のファーストインプレッションレビューを管理人が運営しているYouTubeチャンネルでも詳細にご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。
Jabra Elite 7 Activeのスペック・価格
Jabra Elite 7 Activeのスペック・価格一覧
ノイズキャンセリング | 対応 |
---|---|
外音取り込み | 対応 |
ワイヤレス充電 | 対応 |
片耳のイヤホンのみで使用 | 対応(モノラル再生) |
マルチポイント接続 | 対応 ※2022年1月27日のアップデートで対応 |
Bluetoothバージョン | バージョン5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC |
ドライバーサイズ | 6mm |
充電時間 | 約150分 5分間の充電で60分再生可能 |
バッテリー持続時間 | 最大8時間(イヤホンケース併用:約30時間) |
サイズ | ケース:約39.8 x 約69.0 x 約25.2mm イヤホン本体:横21.0 x 縦16.9 x 厚み15.9 mm |
カラー | ブラック、ネイビー、ミント |
重量 | ケース+イヤホン:約55.5g、イヤホン両耳:約10.9g |
イヤホン防水規格 | IP57 |
充電ポート | USB-C |
保証期間 | 1年間(アプリからの登録で水と埃による故障を2年間に延長可能) |
その他 | 専用アプリによるファームウェアアップデート、 イコライザー設定、タッチ操作のカスタマイズなどに対応 シェークグリップによる究極のフィット感 |
価格(Amazon/税込み) | 21,800円(2022年10月現在) |
定価(税込み) | 23,980円 |
発売月 | 2021年11月 |
Jabra Elite 7 Activeは、片耳で使用したときにモノラルで音楽を楽しめるため、散歩やテレワーク時など片耳で使用したいというニーズにも応えられます。
また、イヤホン防塵防水規格がIP57と水洗いも可能ですので運動後に清潔さを保つことも可能となっていることが大きな特徴です。
更に販売価格(2021年11月現在)は21,800円と同時期発売のElite 7 Pro(24,800円)よりも安価なところも素晴らしいポイントです。
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Jabra Elite 7 Activeレビュー
外観はシンプルだが高級感があり、本体はかなりコンパクト
Jabra Elite 7 Activeのイヤホンケースは平べったくなっていて机などに置く際にかなり安定感があり、質感はマット寄りで高級感も十分あります。
イヤホンケース前面にインジケーター(ランプ)とUSB-Cポートが搭載されている珍しい作りとなっています。
デザイン性はいまいちかもしれませんが、インジケーターと同じ向きにUSB-Cポートが付いているほうが実用的だと感じます。
ワイヤレス充電器の上にイヤホンケースを置くことで簡単に充電することが可能です。
イヤホンケースを開けるとイヤホンが軽く収まっているように見え、傾けると外れてしまいそうに見えますが、マグネットが強力で外れてしまうということはありません。
マグネットは強力ですが、簡単にイヤホンを取り出すことができるため、ストレスになるようなことはありません。
6.44インチのスマホと比べてみるとこのようなサイズ感となっていてイヤホン本体はかなりコンパクトであることが分かります。
イヤホン本体はこのようにかなりシンプルなデザインとなっていて見た目はタッチセンサー式に見えますが、押し込めるようになっている物理ボタン式のイヤホンになっています。
表面はシリコンのような質感で触り心地がとても良いです。
イヤホン本体側面から見るとノズルが軽くカーブを描いています。
また、マイク部分はランニング等の風切り音防止のため、メッシュ構造になっています。
イヤホン本体裏面を見るとかなり丸みを帯びている作りとなっています。
ノズル先端は通常の円形ですのでサードパーティ製のイヤーピースに交換することも可能です。
付属品はイヤーピース x 3、USB-Cケーブル、使用上の注意が同梱
Jabra Elite 7 Activeには、イヤーピース(S / M / L)、USB-A to USB-Cケーブル、使用上の注意書類が付属しています。
取扱い説明書は、スマホアプリのSound+もしくはJabra公式webサイトで細かく確認することが可能です。
装着感は吸い付くようなフィット感でトップクラスの快適さが最高
Jabra Elite 7 Activeは、究極まで装着感を高めた、シェークグリップテクノロジーによってとても自然でストレスがかかることもなく、長時間着けていても痛くなるようなこともありません。
耳の奥の方でしっかりフィットするものの、嫌な感じは全くせず、とても快適です。
管理人は成人男性にしては右耳が若干小さめですが、上の写真の通り、かなり余裕があるため、耳が小さめな方でも余裕を持って着けることが可能です。
これほど機能満載のイヤホンだと耳からはみ出てしまうものがほとんどですが、Elite 7 Activeは装着したところを前から見てもこのようにほとんど耳からはみ出ていません。
そのため、手などが不意に当たってしまうこともほとんどありませんし、外からの見た目がとても良く、運動時の邪魔になりにくいことがとても良いポイントです。
アプリのカスタマイズ性は高く、痒い所に手が届く設定が可能
Jabra Elite 7 Activeは、これまでのJabra製品と同様、Sound+アプリに対応していて様々なカスタマイズを行うことができます。
Jabra Sound+アプリでできること
- ソフトウェアアップデート(音声ガイダンス言語の追加など)
- パーソナライズされた音質やノイキャンへのカスタマイズ
- ANC/外音取り込みの強弱設定
- サウンドスケープの再生/停止
- サウンドモード切替などのイヤホン操作
- イコライザー設定
- イヤホンボタン操作設定の割り当て変更
- イヤホンのフィッティングチェック
- GPSを用いたイヤホン探索(Find My Jabra)機能
- イヤホンを外した時の音楽一時停止設定
- 脱着センサーの一括機能ON/OFF
- 外音取り込み時の動作(音楽継続 or ミュート)設定
- 通話時設定(ミュート時の通知音、側音、通話イコライザー)
- サウンドモード、スリープモード設定
- 音声アシスタントの選択
- イヤホン、ケースの充電残量確認
- イヤホン本体の名称の設定
- 水と埃による障害に対する2年保証の登録
- オンラインユーザーマニュアルの閲覧
これまでのJabra製品と大きく機能は変わりませんが、かなり細かい設定を行うことができ、各々のメーカーの独自機能でない限り、できないカスタマイズはないというほど豊富です。
ただ、設定可能な項目は多いものの、直感的に操作できるインターフェースであり、簡単に操作することが可能です。
また、パッケージには取扱説明書は含まれていませんが、アプリから詳細なマニュアルを閲覧することができますのでインストールしておくことをおすすめします。
音質はJabraらしい綺麗でバランスが良く、様々なジャンルの音楽に合う
Jabra Elite 7 Activeの音質は高音域から低音域までバランスが良く、耳に負担が掛かりにくい綺麗な音質となっています。
そのため、バラードから激しいロックまで様々なジャンルの楽曲に合わせることが可能です。
2021年に発売した3モデルの中で一番安価なElite 3は低音強めのチューニングとなっていましたが、Elite 7 ActiveはElite 75tやElite 85tと同様、バランスの良いチューニングとなっています。
解像感や音場の広さなどはSONY WF-1000XM4やTechnics EAH-AZ60に比べると劣りますが、耳疲れしないため、長時間音楽を聴いていてもストレスを感じにくく、ながら聴きにも最適です。
また、アプリでイコライザー設定も可能でプリセットが6種類に加え、カスタムイコライザーで自由に設定することが可能です。
管理人のおすすめプリセットは「スムーズ」でイコライザーがよく分からないという方は参考にしてくださいね。
操作感は物理ボタン式で簡単に押すことができるため、操作ミスなく快適
Jabra Elite 7 Activeのイヤホン本体での操作は物理ボタンにより行います。
物理ボタンはとても軽く押せるため、耳への負担にもならず、誤操作にならず、操作したいときだけしっかり操作可能です。
Jabra Elite 7 Activeのデフォルトの操作コマンド一覧
‘ 操作 ‘ | 操作コマンド |
---|---|
音楽の再生/一時停止 | 右を1回タップ |
曲送り | 右を2回タップ |
曲戻し | 右を3回タップ |
音量ダウン | 左を長押し |
音量アップ | 右を長押し |
音声アシスト起動/解除 (Siri/Googleアシスタント) | 左を2回タップ |
モード切替え | 左を1回タップ (設定によりANC、外音取り込み(アンビエント)、オフが順切り替わります) |
電話を受ける | 右を1回タップ |
着信拒否 | 左を2回タップ |
通話中のミュート | 右もしくは左を1回タップ |
電話を切る | 左を1回タップ |
Elite 7 Activeは、操作コマンドが豊富で必要な操作を全てイヤホン本体で行うことができることが大きなポイントです。
また、Sound+アプリにて音量上げ下げ以外のコマンドは使いやすいように自由にカスタマイズすることができます。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は十分強力で音楽に没入できる
Jabra Elite 7 Activeのアクティブノイズキャンセリング(ANC)は十分強力で音楽に没入させてくれます。
音楽を聴きながら(音量50〜70%程度)ノイキャンをオン(強さ最大)にした時の具体的な騒音の聞こえ方はこのような感じです。
- 自宅内の家電製品の音:全く聞こえない
- 商店街などの雑踏の音:ほぼ聞こえない
- 電車内でのアナウンス:一応何を言っているか分かる
- 電車の走行音:うっすらと走行音は聞こえるが音楽の邪魔にはならない
Elite 7 Activeはイヤホンの外側から音を取り込んで騒音を軽減するフィードフォワード方式のANCのみが搭載されていて一般的には効果は低いとされています。
しかし、Sound+アプリのANCのパーソナライズ機能によってあなたの耳に合わせてくれ、高い効果を発揮してくれます。
外音取り込み(HearThrough)はとてもクリアで会話も十分可能
Jabra Elite 7 Activeの外音取り込み(HearThrough)はとても自然でクリアな音質で音楽を聴きながらでもコンビニやスーパーでの会話も可能です。
Jabraは、補聴器を作っている企業が同じグループ会社にいるため、その知見が生かされていています。
また、外音取り込みもノイキャンと同様、Sound+アプリにより5段階で強弱を設定可能です。
通話品質は重要なビジネスシーンでも快適な音質
Jabra Elite 7 Activeのzoomでの通話音声を録音したものがこちらです。
Jabraの完全ワイヤレスイヤホンは元々通話品質が優秀なことで有名でしたが、Elite 7 Activeも例に漏れず、素晴らしい音声となっています。
低音もしっかりと収録されていて商談などの重要なビジネスシーンでも周りがうるさい環境でなければクリアな音声を相手に届けることが可能です。
同時期に発売されたElite 7 Proと比べると周りの騒音があるとそれも拾ってしまうという印象があり、通話性能はElite 7 Proのほうが優れていると言えます。
Jabra Elite 7 Activeの気になったところ
マルチポイント接続に対応していない → 2022年1月27日のアップデートで対応
Jabra Elite 7 Activeは、2021年11月23日現在、Elite 75tやElite 85tに搭載されていたマルチポイント接続には未対応となっています。
ただ、まだ具体的な対応スケジュールは分かりませんが、マルチポイント接続には今後のファームウェアアップデートで対応されるということです。
2022年1月27日に提供されたver.2.0.0のファームウェアにてマルチポイント接続に対応し、さらに完成度が上がりました。
イヤホンケースが若干開けづらい
Jabra Elite 7 Activeのイヤホンケースは正面から見ると下部が薄く、指を下から添えると上部に引っかかってしまい、若干ケースが開けづらい作りとなっています。
aptX以上の高品質コーデックに対応していない
Jabra Elite 7 Activeの対応コーデックはSBC/AACとなっており、LDACやaptX adaptiveといったハイレゾ対応コーデックやaptXにも未対応となっています。
ただ、iPhoneは最新のiPhone 13シリーズでもSBC/AACしか利用できませんのでaptX以上の高品質コーデックに対応していなくても全く問題ありません。
Jabra Elite 7 Activeの総合評価は☆4.5
Jabra Elite 7 Activeは、こまでのElite 85tやElite 75tなどに比べ、装着感がとても高く、通話品質もとても良く、かなり完成度の高いモデルと言えます。
また、2022年1月27日のアップデートでマルチポイント接続に対応したことで総合評価は☆4.5となりました。
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Jabra Elite 7 Activeは通話品質よりもコスパやフィット感にこだわりたい方にとてもおすすめのTWS!!
最後にJabra Elite 7 Activeの良いところ・気になるところをまとめます。
- シンプルでコンパクトになった外観・デザイン
- トップクラスにフィットする装着感
- 十分強力なANC
- コンビニでの会話も可能な外音取り込み
- 豊富なカスタマイズ性
- アップデートでマルチポイントに対応
- イヤホンケースが開けづらい
- aptX以上の高品質コーデックに未対応
Jabra Elite 7 Activeは、さすがのJabraクオリティで搭載しているどの機能もとても完成度が高く、ストレス無く快適に使用することができます。
特に装着感がトップクラスで運動や長時間のオンライン会議でもイヤホンが煩わしいということもなく、大活躍してくれます。
もちろん、音質もJabraらしい綺麗でバランスが良く、どんなジャンルの楽曲にでも合うため、日常生活にしっかり入り込んでくれるモデルに仕上がっています。
また、Elite 7 Proに比べると3,000円ほど安く、周りに騒音がある場面で通話をすることがない方にはこちらのElite 7 Activeのほうをおすすめします。
ぜひ参考にしてくださいね。
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Jabra Elite 7 Activeのファーストインプレッションレビューを管理人が運営しているYouTubeチャンネルでも詳細にご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。
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