ag COTSUBUは、日本のオーディオブランドであるag(エージー)から発売された手頃な価格と使いやすさを求める方向けであるRシリーズの完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。
COTSUBUのモデル名はTWS09Rとなっており、イヤホン・ヘッドホン専門店のe☆イヤホンで2020年に売れたTWS数量ランキング1位となるほどの人気だったTWS03Rの後継モデルです。
本記事では、前作から小型化・軽量化され、音質もパワーアップして更にコスパが上がったag COTSUBUのスペック・価格をご紹介するとともに徹底レビューします。
ag COTSUBUの2週間使用後レビューをYouTubeでも行っていますのでこちらもぜひご覧ください。
ag COTSUBUのスペック・価格
ag COTSUBUのスペック・価格一覧
ノイズキャンセリング | 未対応 |
---|---|
外音取り込み | 未対応 |
ワイヤレス充電 | 未対応 |
片耳のイヤホンのみで使用 | 対応 |
Bluetoothバージョン | バージョン5.2 |
対応コーデック | SBC / AAC / aptX |
ドライバーサイズ | 未公開 |
充電時間 | イヤホン本体:約1.5時間 イヤホンケース:約2時間 |
バッテリー持続時間 | イヤホン単体:最大5時間 ケース込み:最大20時間 |
サイズ | イヤホンケース:約56.3 x 約40.4 x 約24.6mm イヤホン本体:約20.7 x 約14.6 x 約13.3mm |
カラー | ブラック、ブラウン、ストーン、スカイ、 スノウ、クリーム、サクラ |
重量 | ケース+イヤホン:約40.2g、イヤホン両耳:約7.3g |
イヤホン防水規格 | IPX4 |
充電ポート | USB-C |
保証期間 | 1年間 |
その他 | 指紋が目立ちにくい粉雪塗装 |
価格(Amazon/税込み) | 6,480円(2021年7月現在) |
定価(税込み) | 6,480円 |
発売月 | 2021年7月16日 |
ag COTSUBUは、ノイキャンや外音取り込みといったトレンドの機能や他のイヤホンにはないようあ独自機能はありません。
しかし、とにかくコンパクトで軽量であり、音楽を快適に聴くためのきめ細かい工夫がされています。
ag COTSUBUレビュー
外観はとても可愛らしくコンパクトで胸ポケットにも入るサイズ
ag COTSUBUのイヤホンケースはマットめながら、少しざらつきがあり、ag特有の粉雪塗装となっているものの粉雪のつぶつぶ感はこれまでのモデルより少なめとなっています。
6.44インチのスマホであるOPPO Reno3 Aと比べるとCOTSUBUのサイズはとても小さいことが分かります。
このコンパクトさがウリで胸ポケットにでも入れることができるサイズ感となっています。
イヤホンケース下面にあるUSB-Cポートから充電することが可能です。
前作のTWS03RやTWS04Kは、間違えて右のイヤホンを左に収納してしまったり、その逆もありましたが、COTSUBUは左右でイヤホンの形が違うため、そのような心配はありません。
ag COTSUBUはイヤホン本体もとてもコンパクトです。
管理人は成人男性としては手が小さい方ですが、人差し指よりも小さいことが分かります。
COTSUBUはノズルがカーブを描いていること、長さが約9.4mmあることで自然に耳にフィットします。
ノズルの先端の形状は通常の丸型となっているため、小さめのイヤーピースであれば他社製のものも付けることが可能です。
外観やサイズはYouTubeでも詳細にご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。
付属品はfinal TYPE E イヤーチップ x 3 / USB-Cケーブル / マニュアルが同梱
ag COTSUBUの付属品は、finalの完全ワイヤレスイヤホン用イヤーチップであるTYPE Eが3種類(SS / S / M)、USB-Cケーブル、マニュアルとなっています。
COTSUBUにはLサイズ以上のイヤーチップが付属していないため、耳の大きい方は別途購入する必要があります。
マニュアルは13ページに渡り、日本語でしっかりと記載されていますので初めて完全ワイヤレスイヤホンを使う方でも安心です。
装着感は耳の形状に沿うようにしっかりとフィットしとても軽い
ag COTSUBUのノズルは緩くカーブを描いてるため、装着した際に耳の形状にしっかりと沿うようにフィットし、装着感がとても良いです。
また、COTSUBUは縦向きに装着することも可能ですので向きを調整することであなたの耳の形に快適なフィットする位置を見つけることができます。
重さも片耳約3.5g(イヤーチップを入れると約3.7g)であるため、イヤホンではなく、ただ耳栓をしているだけのような軽さがとても心地よいです。
装着して前から見ても耳からはみ出ることもなく、まるでイヤホンをしていないかのようにすっきりしていてファッションの邪魔になりづらいこともとても良いポイントです。
音質はagらしくどの音域もとても綺麗で解像感高め、低音の迫力もしっかりある
ag COTSUBUの音質は、とても評判の良いオーディオブランドであるfinal完全監修で、agらしい高音から低音まで綺麗に再現してくれてキレがあるものとなっています。
それぞれの楽器の音やボーカルのビブラートや息遣いもしっかりと再現してくれるため、聴いていて気持ちが良いです。
また、COTSUBUは前作のTWS03Rよりもコンパクトになっているにも関わらず、低音の迫力は増していて更に多くの人が満足できるものに仕上がっています。
COTSUBUは、専用アプリには対応していないため、自分で音質の調整をすることはできませんが、元々のチューニングが自然で素晴らしいので手軽に高音質を体感したい方にはとてもオススメです。
操作時の感度は高いもののサイズが小さいので誤タッチの可能性がある
ag COTSUBUは、イヤホン本体での操作をタッチセンサーで行います。
ag COTSUBUの操作コマンド一覧
‘ 操作 ‘ | 操作コマンド |
---|---|
音楽の再生/一時停止 | 右または左を1回タップ |
曲送り | 右を長押し |
曲戻し | 左を長押し |
音声アシスト起動/解除 (Siri/Googleアシスタント) | 音楽停止時に右もしくは左を2回タップ |
音量アップ | 左を2回タップ |
音量ダウン | 右を2回タップ |
電話を受ける/切る | 右もしくは左を1回タップ |
着信拒否 | 右もしくは左を2回タップ |
電源オフ | 右もしくは左を3秒間長押し (片方で電源オフすると両耳の電源がオフになる) |
電源オン | 電源オンしたい側を1回タップ |
COTSUBUのタッチセンサーの感度は良く、しっかり反応してくれます。
しかし、イヤホン本体がとても小さいのでイヤホンをケースから取り出して持っている時に不意にセンサーにタッチしてしまい、誤って操作してしまうということがありました。
そのため、イヤホンを持つ際はノズルを持つなどして誤ってタッチしないように注意することをオススメします。
通話品質は多少機械音っぽさはあるものの、社内ミーティング程度なら十分使える品質
ag COTSUBUの音声をzoomで録音した音声がこちらです。
多少機械音っぽさを感じますので取引先などとのオンライン会議では少し心もとない感じはありますが、顔見知りや社内ミーティングなどであれば十分使える品質になっています。
また、前作のTWS03Rの際にあったzoomが繋がったときの左耳のノイズというものは全くありませんでした。
ag COTSUBUの気になったところ
ここからはag COTSUBUの気になったところについてもご紹介します。
イヤホンケース裏の表記がとても目立つ
イヤホンケース裏面には、PSEマークや技適マークなどの表記がありますが、この表記がとても目立ちます。
せっかくコンパクトで可愛いケースですのでもう少し目立たないようになっていればよかったですね。
ヒンジ部の金属がとても目立つ
イヤホンケースのヒンジ部は金属でできているため、プラスチック製に比べて耐久性が高く作られています。
ただ、金属がそのまま剥き出しになっていて目立ってしまっています。
傾けただけでイヤホンケースが閉じてしまう
COTSUBUのイヤホンケースは開けた状態で傾けるとパタッと簡単に閉じてしまいます。
そのため、イヤホンを取り出す際などは上蓋に触れないようにしたり、指で押さえるようにしておかないと不意に閉じてしまいます。
逆にケースを閉じた状態の時は、上部を下に向けて強く振ったりしても上蓋が開いてしまうような心配はありません。
ag COTSUBUの総合評価は☆4.5
ag COTSUBUは、とてもコンパクトで軽量ながら十分な音質を誇る、とてもコスパの高い完全ワイヤレスイヤホンです。
ノイキャンや外音取り込み、ワイヤレス充電などは付いていないものの、搭載している機能はどれも完成度が高い点が評価でき、総合評価は☆4.5となりました。
前作のag TWS03Rとの違いは?買い替えるべき?新しく買う場合は?
冒頭からお伝えしているようにag COTSUBUは、ag TWS03Rの後継モデルです。
既にTWS03Rをお持ちの方がCOTSUBUに買い替えるべきなのでしょうか。
どちらも所有し、利用した管理人としては特に不満が無ければ買い替える必要はないという結論になりました。
COTSUBUは、スペックが向上し、コンパクト化され、音質も上がってはいるものの、TWS03Rも十分コンパクトで音質も良いため、買い替えるほどまでの進化とは言えないと感じました。
一方、これから新しくイヤホンを購入する方の場合は、間違いなくCOTSUBUがオススメです。
COTSUBUは、TWS03Rよりも500円高い価格設定ですが、500円以上の価値は間違いなくあると感じています。
但し、TWS03Rは、ふるさと納税の対象となっており、この制度を活用することで実質2,000円で購入可能ですのでふるさと納税を活用できる方はTWS03Rのほうがオススメです。
本サイトでは、ag COTSUBUとTWS03Rの比較をこちらの記事でしっかり行っていますのでこちらもぜひご覧ください。
ag COTSUBUは軽くて小さくて音質もこだわりたい方にオススメの高コスパ完全ワイヤレスイヤホン!
最後にag COTSUBUの主な良いところ・気になるところをまとめます。
- 高音~低音まで綺麗でキレのある高音質
- 低価格ながらaptXにも対応
- 女性にもぴったりのコンパクトさ
- 耳栓のように軽くフィットする装着感
- 豊富なカラーバリエーション
- イヤホンケース裏の表記がとても目立つ
- ヒンジ部の金属がとても目立つ
- 傾けただけでイヤホンケースが閉じてしまう
ag COTSUBUはコンパクト・軽量・低価格ながら高音~低音まで綺麗でキレのある素晴らしい音質を体感できるとてもコスパの高い完全ワイヤレスイヤホンです。
スマホアプリなどには未対応のため、カスタマイズはできないものの、とにかく手軽に音楽を楽しむことができます。
とにかくコンパクトでカラーバリエーションも豊富なので女性にもぴったりなイヤホンですのでぜひチェックしてみてください。
コメント