ノイズキャンセリング(アクティブノイズキャンセリング/ノイキャン/ANC)は、外出時などの周囲の騒音を軽減してくれ、音楽に没入させてくれる素晴らしい機能です。
完全ワイヤレスイヤホン(TWS)を選ぶ際にノイズキャンセリング性能を重視する方はとても多く、ノイズキャンセリングは重要な位置付けの機能となっています。
完全ワイヤレスイヤホンを80個以上持っている本サイトの管理人もその1人で、外出時にはSONY WF-1000XM4などノイズキャンセリング搭載モデルを使うことが多いです。
ただ、ノイズキャンセリングを搭載している完全ワイヤレスイヤホンといっても効果はさまざまであるため、しっかりと周囲の音を軽減してくれるモデルを選ぶことがとても重要です。
本記事では、完全ワイヤレスイヤホンレビュワーの管理人がノイズキャンセリング性能が強力で音質やその他の機能も含めて自信を持っておすすめできるモデルを9つ厳選しましたのでご紹介します。
本記事の内容は管理人が運営しているYouTubeチャンネルでも詳細にご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。
ノイズキャンセリング性能で選ぶ完全ワイヤレスイヤホンランキング
ノイズキャンセリング性能で選ぶ完全ワイヤレスイヤホンランキング
※価格は2022年7月17日現在の情報
※他より優れている箇所は青文字、劣っている箇所は赤文字で掲載
第1位 SONY WF-1000XM4

SONY WF-1000XM4は、2021年6月に発売されたSONYのフラッグシップモデルで音質はもちろん、ノイズキャンセリングや外音取り込みの性能や操作性など全機能がほぼ完璧の素晴らしいイヤホンです。
特にノイズキャンセリングはとても優秀で、人混みでの騒音や家電製品の音は全てカットしてくれますし、電車に乗っている時も線路の連結部を走行している音が少し聞こえる程度まで軽減してくれます。
また、LDACに対応しているため、ハイレゾ音源が再生可能であり、解像感のとても高い音質の良さも合わさるとどんなシーンでも音楽の世界に没入させてくれることができます。

イヤホン本体の形状は他のイヤホンにはない形でタッチセンサーがとても大きく、金属の風切り音軽減にも用いられるマイクがとても特徴的です。
操作性はタッチセンサーが大きいことに加え、感度が高くレスポンスもとても早いのでタッチセンサー式とは思えない快適な操作性を実現しています。

WF-1000XM4が唯一欠点になりえるとしたらサイズが大きめであるが故の装着感です。
耳全体に覆い被さるようになり、耳が小さすぎる方だと違和感になるかもしれませんが、しっかりと装着されるため、日常生活を送る上で外れてしまうという心配はありません。
SONY WF-1000XM4は、価格は27,555円ととても高価ですが、音質・機能性・デザインなどほぼ完璧でイヤホン選びで失敗したくないという方にはもってこいのイヤホンとなっています。
関連記事 【SONY WF-1000XM4レビュー】2021年最高イヤホンが爆誕!全てにおいて進化したSONYのフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホンをレビュー!!
第2位 SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3(MTW3)

SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3(MTW3)は、大人気だったMOMENTUM True Wireless 2(MTW2)の後継機でフラッグシップモデルの完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。
SENNHEISER MTW3の一番の大きな特徴としてはノイズキャンセリング用とDAC(Digital Analog Converter)用のプロセッサを1基ずつ搭載されているという点です。
これにより、96kHz/24bitのハイレゾ音質を再生することが可能でありながらノイズキャンセリング性能もしっかり担保されています。

SENNHEISER MTW3はタッチセンサーが大きく、感度やレスポンスも良いため、操作ミスもなく快適に操作することが可能です。
また、表の通り、必要な操作(再生/一時停止、曲送り/曲戻し、音量の上げ/下げ、ノイズキャンセリングや外音取り込みの切り替え)をイヤホン本体の操作で行うことができることも良いポイントです。

SENNHEISER MTW3は、フラッグシップモデルの中ではかなりコンパクトですので装着したところを見ても耳にかなり余裕があり、耳を圧迫していないことが分かります。
アダプターが小さいようにも見えますので耳への引っかかりが少ないと感じる場合は交換することで改善できます。
ノズルが長いため、耳の奥の方でフィットして安定感があり、テレワークなどで長時間使用していても痛いということはなくとても快適です。
2022年最新の完成度の高いフラッグシップモデルが欲しい方には買って後悔しないモデルに仕上がっています。
関連記事 SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3は最高なイヤホンの1つ!2022年最強にふさわしい完全ワイヤレスイヤホンを徹底レビュー!
第3位 1MORE EVO

1MORE EVOは、中国のオーディオメーカー1MOREから発売されているノイズキャンセリング入りフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。
フラッグシップモデルだけあって高級感やノイズキャンセリング性能がとても高く、ハイレゾ対応コーデックであるLDACでの音楽再生も可能でとてもコスパが高いイヤホンとなっています。
とても強力なノイズキャンセリングが搭載されており、周囲の騒音をしっかりと軽減してくれ、2万円以上のイヤホンにも引けを取らない性能となっています。
ハイブリッドドライバーを搭載していることもあってとても解像感が高く、いわゆるドンシャリ系と呼ばれる低音域と高音域が強調されています。
多くの方が良い音だと感じられる音質をしていてロックやJpopを始め、様々な楽曲に合うため、とても快適です。

1MORE EVOは、スペックがとても高い完全ワイヤレスイヤホンですが、コンパクトな筐体で耳に十分余裕があり、圧迫されて耳が痛いなどは全くなく、運動時でも十分使用可能です。
また、本体表面がセラミックで作られているため、光沢があってかっこいい見た目になっています。
1MORE EVOは、1万円台でとにかくノイズキャンセリング性能が強いモデルが欲しいという方にはとてもおすすめのモデルに仕上がっていますのでぜひチェックしてみてください。
関連記事 1MORE EVO徹底レビュー!ノイキャン性能がとても高くハイレゾにも対応している完全ワイヤレスイヤホン!!
第4位 Technics EAH-AZ60

Technics EAH-AZ60は、2021年10月にパナソニックのHi-FiオーディオブランドであるTechnics(テクニクス)から発売された完成度の高いイヤホンです。
第1位でご紹介したSONY WF-1000XM4と同じようにLDACコーデックに対応しているため、ハイレゾ音源を再生することも可能です。
音質はキレがあり楽器の一音一音が跳ねるようなキラキラした音で解像感や分離感もとても高く、低音のアタック感もしっかりあるため、聴いていてとても気持ちが良く、音楽に没頭できます。
また、ノイズキャンセリングや外音取り込み、そして通話品質も素晴らしく、SONY WF-1000XM4にはない、マルチポイント接続にも対応しています。

イヤホン本体は若干大きめの筐体となっていますが、表面は金属のような加工で光の加減で模様も変化し、とてもかっこよく、高級感もあります。
イヤホン表面全体がタッチセンサーになっていてセンサーサイズも大きめ、センサー感度も高いのでタッチミスが少ないのも大きなポイントです。
気になる点があるとすればイヤホン操作後に操作音が鳴るのですが、その操作音がほんの少し遅れて出力されるため、最初は違和感があるかもしれませんが慣れれば気にならない程度です。

EAH-AZ60の装着感は、カナル型らしくかなり耳の奥でしっかりとフィットする作りとなっており、遮音性もとても高いです。
イヤホン本体は大きいため、写真を見ると窮屈に見えるかもしれませんが、成人男性にしては耳が小さめの管理人でも耳が痛いといったことはありませんでした。
Technics EAH-AZ60は、SONY WF-1000XM4と比較しても遜色なく、通話品質や装着感、通話品質はSONYにも優るほどの完成度でとても良いイヤホンです。
関連記事 【Technics EAH-AZ60レビュー】パナソニックのHi-Fiオーディオブランドのとても高い完成度の全部入り完全ワイヤレスイヤホンを徹底レビュー!!
第5位 SONY LinkBuds S

SONY LinkBuds Sは、リアルとオンラインを繋ぐをコンセプトにセンシング技術を用いて新しい音楽体験を可能にする完全ワイヤレスイヤホン(TWS)です。
2022年2月に発売されたLinkBudsと同様に常時接続というコンセプトもそのままに外音取り込み性能にも注力しつつ、SONY製品らしい強力なノイズキャンセリングも搭載しています。
SONY LinkBuds Sは、5mmという完全ワイヤレスイヤホンの中でも小さいドライバーを搭載していますが、しっかりとSONYサウンドが再現されています。
一般的にドライバーサイズが大きければ大きいほど迫力のある音が出せますが、LinkBuds Sは耳の奥でフィットする形状もあるせいか、しっかりと迫力のある音を感じることができます。
解像感もとても高く、SONYサウンドらしくどこかの音域を強調せずに柔らかい音質となっているため、聴き疲れが少なく長時間の使用も快適です。

LinkBuds Sのタッチ感度は良く、タッチセンサーが大きいのでタッチミスもありません。
また、操作時のレスポンスは他に比べても十分早く、快適に操作することが可能です。

SONY LinkBuds Sは、コンパクトさがウリの1つですので装着すると耳にかなり余裕があり、耳の小さい方でも装着することが可能です。
装着感は、耳のかなり奥でフィットして安定感があり、とても快適で運動時でも十分使用可能です。
一方でカナル型特有の閉塞感が苦手という方にはあまり合わないかもしれません。
関連記事 SONY LinkBuds S
第6位 Jabra Elite 7 Pro

Jabra Elite 7 ProのイヤホンケースはElite 7 Activeと同じく平べったくなっていて机などに置く際にかなり安定感があります。
Elite 7 Proは、Elite 7 Activeとスペックがかなり似ているものの、マルチセンサーボイスと呼ばれる、周囲の雑音が大きい場合に骨伝導マイクに自動で切り替わりクリアな通話音声を届ける機能が搭載されていることに優位性があります。
そのため、ビジネスなどで通話性能に特にこだわりたいという方にとってはElite 7 Proがおすすめです。
関連記事 【Jabra Elite 7 Pro vs Elite 7 Active比較】2021年のハイエンドモデル2機種の違いは?どちらがおすすめか徹底解説!!
音質はJabra製品らしくどこかの音域を強調したようなものではなく、聴き疲れのないバランスが取れたものとなっています。
ノイズキャンセリングや外音取り込み性能もElite 7 Activeと同等でハイレベルなものに仕上がっています。

Elite 7 Proのイヤホン本体は、Jabraの完全ワイヤレスイヤホンの中で最小となっており、とてもコンパクトです。
また、イヤホン表面全体が物理ボタンになっているため、操作ミスや誤操作もありません。

Elite 7 Proは、先ほどもご紹介した通り、Jabraの完全ワイヤレスイヤホンで最小ですので装着するとかなり耳に余裕があることが分かります。
そのため、女性などの耳の小さい方にも余裕で付けることができるというのは大きなメリットです。
フィット感は、Elite 7 Activeに比べると落ちるものの、それでも運動時に使用しても問題ないほどでIP57という水洗いも可能な防水防塵性能も備わっています。
Elite 7 Proは、2021年発売モデルの中で一番高価なモデルとなりますので最新のハイエンドモデルをお求めの方はこちらがおすすめです。
関連記事 【Jabra Elite 7 Proレビュー】2021年版Jabraのハイエンド完全ワイヤレスイヤホンを徹底レビュー!!
第6位タイ Jabra Elite 7 Active

Jabra Elite 7 Activeは、2021年11月に発売されたコンパクトでフィット感バツグン、機能性の高さがウリのイヤホンです。
従来の最小モデルであってElite Active 75tよりも約16%コンパクトになり、シェークグリップテクノロジーにより、究極のフィット感を追求したモデルとなっています。
音質はフラットめでバランスが良く、派手さはないものの綺麗さが気持ちよく、スマホアプリでイコライザー調整することによって様々なジャンルの楽曲に合わせることができます。
また、ノイズキャンセリングや外音取り込み、通話品質など搭載されている全ての機能がハイレベルに仕上がっています。

Elite 7 Activeは、見た目はタッチセンサー式のように見えますが、物理ボタンによってイヤホンの操作を行います。
物理ボタンはとても軽く押せるため、耳への負担になったり操作ミスにならず、操作したいときだけしっかり操作可能です。

究極まで装着感を高めた、シェークグリップテクノロジーによってとても自然でストレスがかかることもなく、長時間着けていても痛くなるようなこともなく、運動時も邪魔になりません。
Jabra Elite 7 Activeは、このコンパクトさながら全ての機能がしっかり使えて音質も良く、価格も2万円台前半とコスパの高いイヤホンに仕上がっています。
Elite 7シリーズには、Elite 7 Proという通話性能を高めたモデルも展開されていて周囲に騒音がある場所での通話はこちらがおすすめですが、コスパが高いElite 7 Activeが2位となっています。
関連記事 【Jabra Elite 7 Activeレビュー】究極のフィット感を追求したノイキャン入り2021年モデル完全ワイヤレスイヤホンを徹底レビュー!
第8位 SENNHEISER CX Plus True Wireless

SENNHEISER CX Plus True Wirelessは、イヤホンやヘッドホンなどのオーディオ機器やマイクなどを製造しているドイツの名門ゼンハイザー社のノイズキャンセリング入り完全ワイヤレスイヤホンです。
CX Plus True Wirelessは、今回のランキングで最も安い1万円台で購入できるイヤホンとなっています。
発売以来売れ続けている上位モデルのMOMENTUM True Wireless 2と同等のドライバーが搭載されていて解像感がとても高く、音場の広さも素晴らしく2万円以上の完全ワイヤレスイヤホンにも匹敵します。
また、通話品質やノイズキャンセリングや外音取り込みもとてもハイクオリティでほぼ死角のないモデルとなっています。

外観は、以前発売されていたCX400BTとほぼ同じですが、少し小型化されていて耳が小さめの方でも装着しやすいのもとても良いポイントです。

SENNHEISER CX Plus True Wirelessの装着感は、耳にスッと入り込みフィットしてかなり快適です。
耳の奥で自然にフィットするため、長時間使用していても耳が痛くなることはありませんでした。
このクオリティが1万円台で手に入るのであればめちゃくちゃお買い得と言える完全ワイヤレスイヤホンに仕上がっています。
関連記事 【SENNHEISER CX Plus True Wirelessレビュー】上位モデルと同等ドライバーを搭載したノイキャン搭載ゼンハイザーの新作完全ワイヤレスイヤホンを徹底レビュー!!
第9位 Anker soundcore Liberty 3 Pro

Anker soundcore Liberty 3 Proは、soundcoreのフラッグシップモデルでノイズキャンセリング・外音取り込み、ワイヤレス充電やマルチポイント、ハイレゾ対応などとても高いスペックを誇っています。
soundcoreの完全ワイヤレスイヤホンにしては高価ですが、外観は高級感もあり、素晴らしいスペックは2万円以上のハイエンドモデルよりも優れています。
また、ダイナミックドライバー1基とバランスドアーマーチュアドライバー1基を搭載しており、低音のアタック感もあり、中高音域の解像感も高く、バランスの良い音質に仕上がっています。

イヤホン本体は、楕円形のような特殊な形をしていてパッと見ただけでLiberty 3 Proだと分かり、パールのような色味と質感が高級感を醸し出します。
本体での操作は、タッチセンサーにより行いますが、感度も良く、スマホアプリで細かくカスタマイズできるため、快適に操作することが可能です。

Liberty 3 Proは、サイズが大きめのため、装着すると耳を覆うように見えます。
ただ、イヤーウイングがしっかりと耳に引っかかって固定されるため、装着感は軽めで見た目ほど重たいということも、運動などによって耳から外れてしまうということもありません。
Liberty 3 Proは、2万円以上のハイエンドモデルにも負けないスペックの高さがあり、それぞれがハイクオリティなイヤホンとなっています。
機能性やカスタマイズ性では、2万円未満では群を抜いていますのでスペックや機能性重視の方はこちらをおすすめします。
ノイキャンによる静寂の中で音楽を楽しみたい、風切り音も軽減したい方にはSONY WF-1000XM4がおすすめ!!

本記事では6つの完全ワイヤレスイヤホンをご紹介しましたが、それでもやはり迷ってしまうという方におすすめなのはやはり第1位のSONY WF-1000XM4です。
高価ではあるものの、電車の走行音などとても騒音が大きいところでもほとんどをカットしてくれますし、風切り音防止モードをオンにすればしっかりと防止してくれます。
また、音質や外音取り込み、機能性、完成度などどれを取っても素晴らしく、2021年のTWS総合ランキングでは堂々の1位となっているほどです。
そのため、ノイズキャンセリングだけではなく、最高の完全ワイヤレスイヤホンをお求めの方には間違いなくおすすめできます。
ぜひ参考にしてください。
本記事の内容は管理人が運営しているYouTubeチャンネルでも詳細にご紹介していますのでこちらもぜひご覧ください。